これだけ知っていれば大丈夫!【Facebook広告カスタムオーディエンス】

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カスタムオーディエンスはFacebook広告のターゲティングの一つです。

効果の高いターゲティングであるため、活用してみたいという方も多いのではないでしょうか。

この記事では今すぐにカスタムオーディエンスを設定できるよう、カスタムオーディエンスのメリット・デメリット、種類や設定方法まで詳しくご説明します。

この記事の執筆者

田中雄太

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アダムテクノロジーズ執行役員
SEOコンサルタント

株式会社アダムテクノロジーズ 執行役員。
ユーザーニーズと最も近いSEO対策で、あらゆるビジネスを加速させ、より良い社会の実現を目指す。
入社から5年間で100社以上のSEO対策に従事し、様々なジャンル・キーワードでの上位表示を実現。顧客目線での目標達成にコミットしたSEOコンサルティングが強み。

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カスタムオーディエンスとは?

カスタムオーディエンスとは、Webサイトへの訪問、資料ダウンロード、来店など自社との接点のあるユーザーの中からFacebook(Instagram)利用者を見つけ出し、広告を配信できる機能です。

一例をあげると、あなたがアパレルブランドのECサイトを運営していて、そこでの購入者リストをFacebookにアップロードすると、一度商品を購入した方がFacebook(Instagram)を利用していれば、そのユーザーを抽出し広告を配信できるようになるという事です。

そこで抽出されたユーザーは、一度商品を購入してくれているので、クーポンやセール情報をFacebookやInstagram上で配信すれば高いパフォーマンスが見込めそうですよね。

カスタムオーディエンスの仕組み

カスタムオーディエンスを作成するためには、広告マネージャ上で顧客リストをアップロードします。(顧客リストの雛形は広告マネージャからダウンロードすることができます)

顧客リストをアップロードするとリスト内の情報はハッシュ化(暗号化)され、Facebookに送信されます。Facebookはこのハッシュ化された情報を使用してFacebookが所有している情報と照らし合わせます。

次に、オーディエンス構築のためにマッチングするFacebookプロフィールを見つけて、これらのマッチングからカスタムオーディエンスを作成します。

カスタムオーディエンスの作成後は、ハッシュ化した情報はFacebookから削除されますので、情報漏洩などの心配はありません。

カスタムオーディエンスを利用するメリットは大きく3つあります。

1、広告のターゲットを意図した形で絞ることができる

カスタムオーディエンスを利用することで、ターゲットとなるユーザーを絞ることができます。

例えば、資料請求をした顧客に広告を配信したい。Webサイトに訪れたことがあるユーザーに広告を配信したいなどの絞り込みができます。

そのため、商品の購入に至っていないが自社に興味関心があるユーザーに対し配信ができるため、CPAやCTRなどのパフォーマンスの向上を期待することもできるでしょう。

2、既存顧客のリピート率向上が狙える

メールアドレス・電話番号などの情報さえあれば、既存顧客に対して広告を配信することも可能です。

メールマガジンなどはメールを開いてもらわないとみてもらえませんが、FacebookやInstagram上での広告配信は投稿の合間に差し込まれるため、自然に目に入るような形で広告を見せることができます。

3、類似オーディエンスにもアプローチできる

カスタムオーディエンスは、類似オーディエンスを作成することもできます。類似オーディエンスとは、広告媒体において特徴が似ているユーザーを指します。

例えば、Webサイトを訪れているユーザーやコンバージョンにつながっているユーザーなどを活用して、これらのユーザーと同じような動きをした類似ユーザーに対しても広告の配信が可能です。

そのため、自社サービスに興味関心があったり、既存顧客に似ている特徴をもつ新規ユーザーに対し、広告を配信できるのです。

■カスタムオーディエンスのデメリット

有効な手段であるカスタムオーディエンスですが、デメリットも2つあります。

1、広告配信のリーチ数が少なくなる可能性がある

カスタムオーディエンスを利用すれば、自社の商品・サービスに興味があるユーザーに配信の対象を絞ることはできますが、絞る分リーチ数が少なくなる可能性があります。

また、リスト数によってはすぐにリストの枯渇が生じてしまいます。

このような場合は、類似オーディエンスを活用することでターゲットを広げることができます。

2、顧客データの作成に工数がかかる

カスタムオーディエンスは、自社が所有する顧客データを使用するため、広告代理店などに作業を外注するのが困難です。

そのため、自分たちで顧客情報をリスト化して設定することになるのですが、顧客情報を日頃から整理していない場合は、工数がかかってしまう点が大きなデメリットとなります。

カスタムオーディエンスの4つの種類

カスタムオーディエンスには4つの種類があり、ひとつずつご説明していきます。

1、ウェブサイトカスタムオーディエンス

ウェブサイトカスタムオーディエンスは、Facebookピクセルを利用して、過去1日~180日間に自社Webサイトにアクセスした人すべてをターゲットに設定できます。

Facebookの利用者とあなたのWebサイトにアクセスした利用者とを照合し、その中でFacebookやInstagramを利用しているユーザーに対し広告を配信することができます。

2、モバイルアプリカスタムオーディエンス

モバイルアプリカスタムオーディエンスは、すでにアプリをダウンロードしたユーザーに向けて、アプリ内でアクションをする可能性が高いユーザーをターゲットにするターゲット方法です。

前提条件として、アプリの登録と Facebook または外部計測ツール SDK の設定をおこない、アプリイベントを計測可能な状態にしておく必要があります。

3、カスタマーリストに基づくカスタムオーディエンス

自社で取得した顧客情報をCSVファイルもしくはTXTファイルでアップロードして、ファイルの中にあるユーザー情報をターゲティングの対象にします。

カスタマーリストからカスタムオーディエンスを作成するには、既存の顧客に関する情報をFacebookに提供する必要があります。Facebookに提供すると、提供した顧客情報をFacebookプロフィールと照合します。

カスタマーリストの情報は「識別情報」(メールアドレス、電話番号、住所など)であり、Facebookはこの識別情報を使用して、あなたが広告でリーチしたいと考えているオーディエンスをFacebookプロフィールから見つけ出します。

4、エンゲージメントカスタムオーディエンス

エンゲージメントカスタムオーディエンスとは、Facebookのアプリやサービスにおいてのアクションを条件にしたオーディエンスです。

動画の再生やFacebookページをフォローするなど何らかのアクションをした人をターゲットにできます。また、類似オーディエンスのソースとしても使用可能です。

カスタムオーディエンスの設定方法

カスタムオーディエンスの中で最も多く使われている、カスタマーリストの作成方法の手順について説明します。

■顧客リストの準備

まずは、Facebook上にアップロードするカスタムオーディエンスで使うデータリストを準備します。

最低限下記のデータを用意して下さい。

自社で持っている顧客データ:メールアドレスまたは電話番号のリスト

このリストはCSVファイルまたはTXTファイルで作成します。

テンプレートは、Facebookヘルプの「ファイルテンプレート」からダウンロード可能ですので、テンプレートを活用すると良いでしょう。

Facebookヘルプページ:https://www.facebook.com/business/help/170456843145568?id=2469097953376494

■カスタマーリスト作成手順

  1. ①Facebookビジネスホームから「オーディエンス」をクリック キャプチャ
  2. ②「カスタムオーディエンス」を選択 キャプチャ
  3. ③「カスタマーリスト」をクリック キャプチャ
  4. ④「次へ」をクリック
    リストのテンプレートをダウンロードをクリックするとカスタマーリストのテンプレートをダウンロードすることができます。

    キャプチャ
  5. ⑤事前に準備したカスタマーリストファイルをアップロードし、「次へ」をクリック キャプチャ
  6. ⑥「アップロードし作成」をクリック キャプチャ
  7. ⑦この画面が出ればアップロード完了です。すぐにキャンペーンで使用可能です。 キャプチャ

まとめ

今回はFacebook広告のカスタムオーディエンスについてご説明しました。

Facebook広告が他の媒体よりも優れている点として、顧客リストを用いたターゲティングの精度が挙げられます。

Facebook広告を運用するのであれば、この記事を読んでカスタムオーディエンスを使いこなしていただき、あなたのビジネスの売上加速に繋げていただければ幸いです。

この記事を書いた株式会社PLATEでは、Facebook広告専門でアカウントの設定から運用までを承っております。

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