Facebook広告の審査とは?審査落ちしやすい広告の特徴や審査落ちした場合の対処法を解説

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Facebook広告はテキストや画像・動画などを設定すれば誰でも簡単に配信することができます。しかし、どんな広告でも配信できるわけではなく配信されるには、ご自身で設定した広告がFacebook独自の審査基準に通過する必要があります。

今回は、Facebook広告の審査のプロセスや審査に落ちやすい広告の特徴、審査落ちした際の対処法をご紹介していきます。

審査落ちを繰り返すと広告アカウントが停止される場合もあるので、ぜひこの記事を読んで審査を通過するために必要な知識をつけてもらえると嬉しいです。

この記事の執筆者

田中雄太

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アダムテクノロジーズ執行役員
SEOコンサルタント

株式会社アダムテクノロジーズ 執行役員。
ユーザーニーズと最も近いSEO対策で、あらゆるビジネスを加速させ、より良い社会の実現を目指す。
入社から5年間で100社以上のSEO対策に従事し、様々なジャンル・キーワードでの上位表示を実現。顧客目線での目標達成にコミットしたSEOコンサルティングが強み。

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Facebookの審査はユーザー保護のために設けられている

Facebookに掲載されている広告は、全てFacebookの広告審査を通過しているため、一定の安全性とクオリティーが保たれているのが特徴です。

広告審査があることにより悪質な広告はあらかじめ排除されるため、ユーザーが不快な気持ちになることを未然に防いでいるのです。このことが広告への信頼性や、Facebookのプラットフォームの質を高めています。

広告審査で見られるポイント

審査されるポイントは次の通りです。

  • 広告文
  • 広告に使用する画像
  • ターゲット設定
  • 広告の配置
  • 広告のランディングページ

審査にかかる時間

Facebook広告は申請してから基本的に24時間以内に審査されます。(ただし、24時間以上かかる場合もある)

審査に落ちた場合はクリエイティブを修正し、再度審査を通す必要があるため、掲載開始希望日から逆算し余裕を持って審査を通すと良いでしょう。

審査落ちしやすい広告クリエイティブの特徴

どのような広告が審査落ちしやすいのでしょうか。

ここからは審査落ちしやすい広告の特徴を広告文と広告素材と分けてご説明していきます。

審査落ちしやすい広告文

審査落ちしやすい広告素材は次の4つです。

  1. 提供される商品やサービスを明示していない
  2. 個人の属性や特徴に触れるようなテキストを使っている
  3. 不適切な文法や汚い言葉を使用している
  4. 虚偽や誇張表現を使っている

それぞれの項目について詳しくご説明します。

1、提供される商品やサービスを明示していない

Facebook広告ではどんな会社・商品・サービス・ブランドを広告で宣伝しているのかを明示する必要があります。

明記していない場合は以下の対策を行なっておくとよいでしょう。

  • コンテンツへの直接アクセス、ゲームのダウンロード、購読サービスである場合は、その旨を明記する
  • リンク先のランディングページでも、十分な商品情報がわかるよう表記する

2、個人の属性や特徴に触れるような広告文を使っている

Facebook広告では、個人の属性や特徴を断定したり明示する表現を使うことができません。

例として以下のようなものに触れる広告文は禁止されています。

  • 氏名
  • 人種
  • 年齢
  • 民族
  • 宗教
  • 性同一性
  • 性的指向
  • 身体的および精神的障害
  • 健康状態
  • 経済的状況
  • 犯罪歴
  • 労働組合への所属

3、不適切な文法や汚い言葉を使用している

不適切な表現や、文法や句読法の誤りが含まれていると審査落ちの対象になります。また記号、数字、文字は正しく使用する必要があります。

絵文字を使いたい場合もありますが、ポリシー上は絵文字もNG表現にあたるので注意が必要です。

  • 氏名
  • 記号
  • 数字
  • 文字

4、虚偽や誇張表現を使っている

事実と異なる表現はNGです。

例えば、有料であるコンテンツを無料で利用できるかのように表現したり、製品やサービスの効果を誇大宣伝しユーザーに誤解を招いたり、情報や結果を捏造して提示してはいけません。

審査落ちしやすい広告素材

審査落ちしやすい広告文をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

ここからは審査落ちしやすい広告素材についてご紹介します。

審査落ちしやすい広告素材の特徴は次の4つです。

  1. 肌の露出度が高く、性描写を暗示する
  2. 体の一部や問題点を強調している素材
  3. 存在しない機能があると誤解を招くような画像
  4. Facebookのブランドガイドラインに反している素材

それぞれの項目について詳細を説明していきます。

1、肌の露出度が高く、性描写を暗示する

  • 性行為の暗示
  • ヌードの暗示
  • 肌や胸の谷間の過度な露出
  • 性的に挑発的なポーズ
  • 腹部、臀部、胸部など、体の個別の部位に焦点を当てる(本来は性的な意味合いがない場合も該当します)
  • 性的な事柄を暗示する表現

2、体の一部や問題点を強調している素材

広告を見た人が否定的な自己イメージを抱く可能性があるため、以下のような素材の使用は禁止されています。

  • 体の問題点を強調したり、一部をアップで見せている
  • 特定の体を理想の例または好ましくない例として描写している
  • 体重計やメジャー(ダイエットの広告に使用する場合は要注意)
  • 健康状態、脱毛、医療処置、歯科処置、肌の手入れ、ダイエットに関連した「使用前/使用後」画像

3、存在しない機能があると誤解を招くような画像

広告に存在しない機能を描写した画像を含めてはいけません。

以下が該当する可能性のある表現になります。

・画像をクリックで再生する動画のように見せるもの 例:再生ボタンのように見える横向き三角ボタンや一時停止ボタンのように見える画像 ・Facebookの特徴や機能をマネした広告 例:Facebookの新着お知らせバッジ、友達のオンラインステータス表示のように見える緑の丸など ・チェックボックス、ラジオボタンなど画像上で答えを選択できると錯覚させる画像 例:「はい」/「いいえ」、「送信」/「キャンセル」など

4、Facebookのブランドガイドラインに反している素材

FacebookやInstagramのブランドを提携、後援、支持をほのめかすような方法で利用することは禁止されています。

下記は禁止行為の一部の例になります。

  • 広告内でFacebookやInstagramの機能を模倣したり、Facebookのアイコン、画像、商標、著作物などを使用する
  • 「Facebook」を小文字始まりで「facebook」と表記する
  • 古いFacebookのロゴを使用する
  • FacebookまたはInstagramブランドの一部を社名、マーク、その他一般名詞と組み合わせたり、デザインの中にFacebookまたはInstagramを最も特徴的な要素として表示する

Facebook広告における禁止事項

広告で使われているテキストや素材以外にも禁止事項が定められており、

代表的なものは以下の4つになります。

  1. 製品そのものが違法である
  2. Facebook広告で禁止されている製品を宣伝する
  3. 第三者の権利を侵害している
  4. ランディングページが正常に機能していない

それぞれの項目について詳細を説明していきます。

1、製品そのものが違法である

いわずもがなではありますが、違法ドラッグや麻薬など、法律で製造販売が禁止されているものを広告で宣伝することはNGです。

2、Facebook広告で禁止されている製品の宣伝

製品そのものに違法性はないものの、Facebook広告では取り扱いを禁じている製品があります。下記が該当する製品になります。

  • タバコ
  • 処方薬
  • 一部のサプリメント(Facebookが独自で判断)
  • 成人向けの製品(アダルトグッズなど)
  • 武器
  • 弾薬
  • 爆発物

3、第三者の権利を侵害している

自社とは関係のない企業のロゴマークを使用するなど、第三者の著作権や商標を侵害する要素を入れることは禁止されています。権利を侵害するようなコンテンツは避けてください。

4、ランディングページが正常に機能していない

下記のようなランディングページは正常に機能していないとみなされます。

  • エラーページや作成途中のサイト
  • PDFファイルやJPEGファイルからなるランディングページ
  • 広告で宣伝されている商品やサービスと一致しないランディングページ
  • 利用者のコンピューターに自動でファイルをダウンロードするランディングページ
  • ページのコンテンツにアクセスするために、追加のプログラムやソフトウェアをダウンロードする必要のあるランディングページ
  • IPアドレスによるアクセス地域制限がかかっており特定の地域以外からはアクセスできないランディングページ

広告審査に落ちたときは

Facebook広告は審査に落ちた場合は、再審査を申請することができます。

再審査を申請する前に、なぜ審査に落ちたのかが説明されたメールが届きまので、まずはその内容を確認します。

審査に落ちた理由を確認した上で広告の内容を編集し再審査を申請するか、もしくは審査が間違っていると思われる場合は異議を申し立てることもできます。

審査落ちを繰り返すリスク

Facebook広告の審査に落ち続けるとどのようなリスクがあるのでしょうか。

審査に落ち続けると、Facebookの広告アカウントが停止になるペナルティを受ける可能性があります。

広告アカウント停止

広告アカウントが停止される要因はいくつかありますが、ケースとして多いのはFacebookの広告ポリシー違反です。

アカウントが停止してしまったら、Facebookサポートに問い合わせてアカウントを復活させるか、新しくアカウントを作り直しましょう。

Facebook広告の審査に落ちないための対策

Facebook広告は審査落ちの頻度が高いほど、広告アカウントの停止のリスクが高まると言われています。

審査を通す前に審査落ちしないよう、次の2つは必ず確認しましょう。

1、Facebookポリシーを確認する

今回は代表的な広告ポリシーをご紹介させていただきましたが、他にも数多くあります。

公式ホームページにはどういったものが禁止コンテンツや制限コンテンツに該当するかが細かくリストアップされているため、実際に広告審査を出す前には必ず目を通し、確認しておくことが大切です。

2、ターゲット設定を正しく設定する

Facebook広告には、配信可能な年齢を制限している商材がありますので、商材によっては注意が必要です。

例えば、日本国内ではアルコール類の広告の配信は20歳以上であれば可能ですが、20歳以下にも配信するターゲット設定は認められていません。

まとめ

今回はFacebook広告において審査落ちしやすい広告の特徴や審査落ちのリスクについて解説しました。

Facebookは広告ポリシーを基準として広告を審査し、Facebookのプラットフォームの秩序を守っています。広告運用者の方は、Facebookの意向を理解しユーザーにとって不利益にならないような広告の作成を目指していく必要があります。

広告審査に落ちると広告を掲載できなかったり、アカウントが停止されるリスクがあるので、広告ポリシーを確認し審査に落ちない広告の作成に努めましょう。

この記事を書いた株式会社PLATEでは、Facebook広告専門でアカウントの設定から運用までを承っております。

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