【すぐわかる】Facebook広告についた批判・誹謗中傷コメントへの対処法
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Facebookは実名制を基本とし、ビジネスなどのフォーマルなシーンで利用されることが多いため詳細な個人情報を持つことが大きな特徴です。
登録者の個人情報の豊富さがターゲティング精度の高さを可能にしているFacebook広告ですが、その緻密さゆえにできることが多く、どんなターゲティングをしたら良いか迷う方も多いのではないでしょうか?
この記事では、主に次のことについて詳しく解説しています。
効果的な広告運用をする上ではターゲティングの理解が欠かせません。しっかり理解し、広告運用に活かしていただけるようご紹介していきます。
株式会社アダムテクノロジーズ 執行役員。
ユーザーニーズと最も近いSEO対策で、あらゆるビジネスを加速させ、より良い社会の実現を目指す。
入社から5年間で100社以上のSEO対策に従事し、様々なジャンル・キーワードでの上位表示を実現。顧客目線での目標達成にコミットしたSEOコンサルティングが強み。
目次
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まずはじめに、Facebook 広告のターゲティング精度が高い理由について説明します。
中でもGoogleやYahoo! といったプラットホームやTwitterなどのSNS広告と異なる点を3つご紹介していきます。
実名登録制で、基本的なプロフィール情報(年齢、性別、住んでいる地域など)だけでなく、勤務先・出身校や趣味、ライフイベント(卒業・転職・結婚など)を登録することができます。
それだけでなく、興味のあるコンテンツ(いいねやシェアをしたもの)やその人がチェックインした場所までも情報としてもっています。
これらのことから、詳細な個人情報を保有しているため他のSNSよりも的確なターゲティングを可能としています。
まだ使ったことのないサービスやアプリを使うときに「Facebook でログインをする」の選択が出てきた経験はないでしょうか?
これまでのブラウザごとの Cookie でトラッキングする方法だと、使用しているデバイス(スマートフォンやパソコン、タブレット)やブラウザ(Google Chrome、Internet Explorer、FireFoxなど)ごとにCookieが保存されます。
そのため、例えばパソコンでアクセスした後でスマートフォンで同じサイトにアクセスすると、パソコンでアクセスしていた情報は引き継がれなくなってしまいます。
しかし、Facebookでログインを使用していると、全てFacebookのIDで情報をもつようになるので、パソコンでアクセスした後にスマートフォンでアクセスしても一個人あたりの情報がデバイスごとに分散することなく、ストックすることができます。
ユーザーの興味関心を横断的に収集することができるため、広告配信時のターゲティング精度を非常に高めることができるのです。
Facebook広告では次の3つのステップごとにユーザーに違ったアプローチをすることができます。
ひとつずつ説明していきます。
認知:新しいビジネスやブランド、商品、サービスをまずは知ってほしい場合に使います。
直接のコンバージョンに繋がらなくても、ユーザーを次のステップである検討やコンバージョンに引き上げる可能性を高めることができます。
検討:購入候補の1つとして、商品やサービスをより詳しく理解しもらいたい場合に使います。
認知されたサービスの購入を検討してもらうためにサイトへの誘導や動画の視聴、アプリのダウンロードなどを促し魅力を伝えることができます。
コンバージョン(購入):直接のコンバージョンを狙う際(ウェブサイトでの購入やサービスへの会員登録)や実店舗への来店を促す目的で使用します。
Facebook広告のターゲティングの種類には大きく3つあります。
※オーディエンスとは、Facebookが保有するユーザーのデータに基づき、広告効果のありそうな「人」を指定し、その「人」に対して配信する手法です。
他のターゲティング方法でコンテンツターゲットというものがあります。
これはキーワードを登録し、そのキーワードと関連性の高い内容が記載されているサイトなどに広告を配信するような「広告枠」を指定する手法とは別になります。
コアオーディエンスとは、Facebookが保有するユーザーの位置情報や利用者データ(年齢、性別など)、興味関心、つながりでターゲティングを指定できます。
◉利用者データ
・性別(すべて、男性、女性)
・年齢(13~65歳で1歳刻みで調整可能。
65歳以上は一括り。
13歳以下の指定は不可)
・デバイス(モバイル、ディスクトップ)
・プラットフォーム(Facebook、Instagram、Audience Network、Messenger)
◉位置情報
・郵便番号
・都市
・地域
・国
上記の粒度でターゲティングが可能。
特定の住所を設定すると、半径1~80キロの範囲でエリアを指定できます。
市区町村で指定すると、半径17~80キロの範囲でエリアを指定できます。
◉詳細なターゲット設定
・興味関心(買い物・ファッション、健康 など)
・利用者層(学歴、世帯年収、ライフイベント、子供の有無、交際ステータス、仕事など)
・行動(購入行動、よく旅行する人、中小企業オーナーなど)
興味関心は、ユーザーの「いいね!」したページや投稿した記事などのデータを用いてFacebookが独自でカテゴライズしています。
また、学歴や仕事、交際ステータスはユーザーが登録している情報が活用されています。
◉つながり
・ユーザーが広告主のFacebookページやアプリ
・Facebookイベント
上記でユーザーがどのようなアクションをしたかに基づいて、ターゲティングに含めたり除外したりすることが可能です。
詳細なターゲット設定については複数を選択したり、両方に一致するユーザーといった掛け合わせでの配信が可能です。
掛け合わせ設定パターンには次の3つがあります。
◉OR
AもしくはBのいずれかの条件に一致する人をターゲット設定する
例:化粧品もしくはファンデーションに興味のあるユーザー
◉AND
AとBの両方の条件に一致する人をターゲット設定する
例:化粧品とファンデーション両方に興味のあるユーザー
◉除外設定
Aに興味はあるがBに興味がある場合は除外
例:化粧品に興味があるけど、ファンデーションに関心のあるユーザーは除く
主な用途としてFacebook利用者の中から既存の顧客を見つけ出したい場合に使用します。
既存の顧客データ、サイト訪問者(リターゲティング)、モバイルアプリの利用状況などを活用して、あなたのビジネスをすでに知っている利用者のオーディエンスを作成することができます。
作成できるカスタムオーディエンスは次の5つになります。
◉ウェブサイトトラフィック
ウェブサイトへ流入したユーザーや、特定のページに訪れたユーザーのリストを作成しターゲティングすることができます。
さらに、ウェブサイトや特定のページに訪れた際の滞在時間別で上位5%〜25%まで指定することもできます。
サイトやページに流入してから過去1〜180日までセグメントを切ることも可能です。
◉カスタマーファイル
既存顧客の次の情報を活用しこれらのデータとFacebookユーザーとを照合させオーディエンスを作成します。
◉アプリアクティビティ
アプリやゲームを利用したユーザーのなかで特定のアクションをしたユーザーのリストを作成することができます。
主な用途としては、アプリインストールユーザーへのリテンション率の向上施策やアプリ利用ユーザーのリスト作成になります。
◉オフラインアクティビティ
Facebookには実店舗への訪問や電話などのオフラインチャネルで生じたアクションをコンバージョントラッキングする機能があります。
これを設定すると、店舗や電話、その他のオフラインで何らかのやりとりをしたユーザーのリストを作成しターゲティングすることができます。
基本的にコンバージョンユーザーをリスト化するオーディエンスとなるため、リストのボリュームが出にくいといった特徴もあります。
◉Facebookのソースを使用
FacebookページやInstagramで動画を視聴したユーザー、Facebookページの投稿や広告にアクションしたユーザーのリストを作成できます。
そのため、自社への興味関心度合いが高いであろうユーザーをリスト化しターゲティングすることが可能になります。
類似オーディエンスとは、ソースとなるオーディエンスを指定し、そのソースオーディエンスに含まれるユーザーに共通する特徴を多くもつユーザーをターゲティングできる機能です。
ソースオーディエンスを既存の優良顧客にすれば、有料顧客と特徴が似た利用者にリーチが広がるため、高い広告効果が見込めるターゲティング方法になります。
ソースオーディエンスとの類似度は1~10%の間で指定可能です。
この%の考え方ですが、1%ならすべてのユーザーのうち類似度の高い上位1%となります。
100万人がターゲットなのであれば、その中の上位1万人だけがターゲットになります。
パーセンテージが小さいほど類似度が高く、大きいほど類似度は低くなりますが、リーチできるユーザーが多くなります。
ここからは類似オーディエンスの作成手順をご説明します。
1、ビジネスツールのオーディエンスをクリック
2、オーディエンスを作成の中の類似オーディエンスをクリック
3、類似オーディエンスを作成する条件を設定
次の流れで設定をしてください。
類似オーディエンスを作成するソースを選択→ターゲット地域を選択→ オーディエンスサイズを選択 (まずは1%から始めることを推奨)
最後に右下のオーディエンスを作成をクリックすれば完了です。
Facebook広告において安定的に費用対効果を高く維持するには、類似オーディエンスをいかに有効に使っていくかが鍵になります。
自社のサービスにとって最適なターゲットはどんなユーザーなのかを明確にし、そのオーディエンスに類似したターゲットを狙う仕組みを作り出すことが大切です。
そのためには、現在自社で持っているユーザーのデータを整理し、Facebook広告に使用できるソースオーディエンスを豊かにすることが必要です。
始めたばかりの頃は使用できるデータが少ないのは仕方がないので、本日ご紹介したリスト作成方法があることを踏まえて自社の顧客データを整理していくと良いでしょう。
また、コストパフォーマンスを考えすぎた結果、ターゲティングを細かくしすぎると失敗する場合があります。
失敗の例として多いのは、ターゲティングを絞りすぎてしまい、ほとんど広告が配信されなかったり、ターゲティングを細かく分けすぎてデータが溜まる速度が鈍化し、Facebookのシステム側での最適化がかかりにくくなりCPAが上がってしまうなどが発生します。
そのため、最初は広めにターゲティングをして、徐々に絞り込んでいく方がおすすめです。
Facebook広告のターゲティングの種類と注意点についてご紹介させていただきました。
ターゲティングの手法は大きく3つあり、全てFacebookの強みであるユーザー情報を活用した「人」に対するターゲティングでした。
大まかにでもFacebook広告でできるターゲティング方法を知ることによって、あなたのサービスではどのターゲティングを使えば最も広告効果が高まるか仮説が立てられると思います。
ぜひ、この記事をきっかけにマーケティングの視点から自社にとっての有効なターゲティングを一度考えていただけると嬉しいです。
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