【新しいFacebook収益化オプションとは?】広告運用者がやっておくべきこと
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Web上で集客をするならば、オウンドメディアの構築や集客方法について理解を深める必要があります。オウンドメディアを構築できると、広告費を削減して効率よく集客することが可能になるためです。
しかし、オウンドメディアを構築したほうが良いとは聞いたことがあるものの、具体的な運用方法がわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、オウンドメディアの構築における重要ポイントを4つ解説します。さらに、効果的な集客方法やSEO対策のポイントまで解説しますので、ぜひ参考にしてください。
株式会社アダムテクノロジーズ 執行役員。
ユーザーニーズと最も近いSEO対策で、あらゆるビジネスを加速させ、より良い社会の実現を目指す。
入社から5年間で100社以上のSEO対策に従事し、様々なジャンル・キーワードでの上位表示を実現。顧客目線での目標達成にコミットしたSEOコンサルティングが強み。
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オウンドメディアとは、自社が運営するWebサイトのことです。オウンドメディアを運用する主な目的としては、自社商品やサービスの販売、認知拡大やブランディングなどが挙げられます。
オウンドメディアは、立ち上げに関しての労力は必要になるものの、一度検索エンジンとユーザーに評価されるメディアを作ることができれば、安定したアクセス源として役立ちます。
近年では、法人の運営するオウンドメディアなどがSEOにおいて優遇される傾向があるため、集客や収益などの様々な目的でオウンドメディアを立ち上げる法人が増えています。
オウンドメディアでは、「購買意欲が高いユーザーの集客ができる」「潜在顧客への教育ができる」「社員の採用にも繋がる」の3つが挙げられます。
オウンドメディアではない「自社のホームページ」の場合は、会社経営における理念や、お問い合わせのためのページのみが公開されているケースが多いです。
一方のオウンドメディアでは、オウンドメディアに集客することで、オウンドメディアから自社のホームページに「送客」することができます。
結果、集客のための広告費用などを削減できることに加えて、オウンドメディア単体でも収益を上げることが可能であるため、事業において様々な点においてリスクヘッジすることも可能です。
オウンドメディアを適切に運用できれば、以下4つのメリットを享受できます。
それぞれを順番に解説します。
オウンドメディアを運営することで、自社のブランディング効果を高めることができます。SEOで上位表示ができると、自然と多くのユーザーの目に自社商品が触れることになります。結果、自社商品の認知度がUPすると同時に、知名度によるブランディングが可能となります。
SEOで上位表示ができると、特定の見込み客に対して継続的にアプローチすることが可能です。また、一度上位表示させることができ、適切にリライトをするなどして一次情報を発信し続けることで、順位の下落も防ぐこともできます。
つまり、無料で多くのユーザーにアプローチができるため、集客や売上のために投下していた広告費を削減することが可能です。さらに、削減した広告費をオウンドメディアの運用に投資することで、より良質なコンテンツを作成できる好循環を生めるでしょう。
オウンドメディアを活用すれば、顧客リストも獲得できます。ブログを訪問したユーザーに、何らかのケースでお問い合わせをしてもらうことで、メールアドレスもしくは電話番号などのリストが手に入ります。
そういったユーザーに、その場ですぐに商品を購入してもらうことはできなくても、リストを獲得することで、こちらからユーザーに対して常にアプローチができる状態になります。
オウンドメディアの記事が上位表示されれば、自社商品の認知を拡大させることも可能です。アクセス数が増えることで、自社商品やサービスが多くのユーザーの目に触れるためです。
また、オウンドメディアの中で商品や商品に対するメリットを訴求することで、購買意欲が低い読者を見込み客へと育てることも可能になります。
結論、オウンドメディアを通して収益を上げることは可能です。しかし、収益を上げられるキーワードが選定できていることと、ユーザーの検索意図を満たしたコンテンツを作成できることが前提条件となります。
上記を比較すると、前者よりも後者の方が自社商品・サービスを購入する割合は多くなります。従って、収益性の高いオウンドメディアを運用したいと考えている場合は、できるだけユーザーの購買意欲が高いキーワードでコンテンツを作成することが重要です。
オウンドメディアで集客する方法は主に3つあります。
では、それぞれの集客方法を見ていきましょう。
まずは、Web上での集客を狙うコンテンツSEOです。コンテンツSEOとは、ユーザーファーストで読者のためになる記事を制作することを指します。
Googleは、かねてよりユーザーファーストで制作されたコンテンツを上位表示させる傾向にあるため、読者が本当に求めている情報は何か・一次情報として発信できるものはないかなど、常にユーザー目線で運用を続けることが重要です。
読者満足度の高いコンテンツを作成することで、検索エンジンであるGoogleから「ユーザーファースト」であるとの高い評価を受けられます。
2つ目は、ペイド検索です。ペイド検索とは、あるキーワードで検索した際に、関連した広告をページ上部に表示する運用手法のことを指します。
ペイド検索の主な例としては、自社が狙うキーワードを設定し、検索結果の上位に表示されるリスティング広告などが挙げられます。先行投資が必要ではあるものの、購買意欲の高い見込み顧客を集客できるため、CVに繋がりやすいメリットがあります。
ペイドメディアとは3つ目は、SNSや口コミでオウンドメディアに集客する方法です。TwitterやInstagramなどのSNSのフォロワーを増やし、発信力をつけることで、オウンドメディアへの集客経路を広げることができます。
Twitterなどはバズが起きやすいため、爆発的なアクセス増加を狙うことも可能です。また、SNSアカウントを育てることで、SNS上での自社の認知を拡大させられるメリットや、SNS経由での「被リンク」を獲得できる可能性も高まります。
「WordPress」は世界一位のシェアを誇るCMSです。WordPressのシェアが高い理由としては以下の通りです。
SEOに強いというポイントですが、Google社の開発部門責任者であるMatt Cutts(マット・カッツ)氏は、WordCamp San Francisco 2009に登壇した際に次のように述べています。
WordPress is a great choice.
WordPress automatically solves a ton of SEO issues.
WordPress takes care of 80-90% of (the mechanics of) Search Engine Optimization.
引用:「WordCamp San Francisco 2009」
かんたんに翻訳すると「WordPressを利用するということは素晴らしい選択。数々のSEOの諸問題を自動的に解決してくれ、80~90%のSEOポイントをカバーしています。」
Googleからのお墨付きというわけではありませんが、公の場にてGoogleが話していることはメリットとなるでしょう。
また、SEOに関するプラグインが豊富で、コーディングしないと実装できないような専門的な部分もプラグインを導入することで対策できるのもおすすめポイントです。
世界で最も利用されているCMSですので、インターネット上にWordPressに関する様々な情報が公開されているのも強みの一つでしょう。
オススメはWordPressですが、SEOに強いとされるCMSは他にもあります。予算や環境にあわせてオウンドメディア作成に適したCMSを選びましょう。
Soy
ライセンス料を支払ってサーバーにインストールするCMS
aishipR
CREAM
Web上で利用できるCMS。
Jimdo
Wix
オウンドメディアのSEO対策で重要なことは、「キーワード選定」と「ページ表示スピード」の2つが挙げられます。
ここでは、それぞれのSEO対策について解説します。
ページスピードとは、ユーザーが記事のURLをクリックしてから、何秒後に記事が表示されるのかを表す指標です。Googleはページの表示スピードをSEO対策の中でも重要視しており、遅いページは離脱率も上がってしまうため、できる限り高速で表示させられることに越したことはありません。
ページスピードを計測するには、ページスピードインサイトが有用です。
URLを入力するだけで、PCとモバイル両方の速度を計測してくれます。加えて、それぞれのページスピードによる改善点も指摘してくれるため、それらを改善するだけで、ページスピードは段違いに速くなります。
無料で使用できるツールであるため、まずは自社のオウンドメディアのページスピードから計測してみましょう。
SEOで上位表示を狙うならば、キーワード選定はとても重要です。適切なキーワード選定ができていないと、記事を作成しても競合サイトに埋もれてしまう可能性が高くなります。
従って、闇雲にキーワードを狙うことや、競合を分析しないことは望ましくありません。まずは、狙うキーワードをいくつもピックアップし、競合サイトにも負けない見込みがあるキーワードから優先して着手していきましょう。
オウンドメディアメディア立ち上げ時のSEO対策で大切なのは、「被リンク対策」「権威性・信頼性」「読者満足度の高いコンテンツ」の3つになります。
いずれも、SEO対策においては欠かせない要素であるため、ここではそれぞれの概要を見ていきましょう。
まず、オウンドメディアでは被リンク対策をしましょう。他のサイトで自社サイトの記事が掲載されると、ドメインパワーの値が大きくなります。ドメインパワーとは、Webサイトのネット上での評価のことを指します。
被リンクの多いWebサイトは、総じてドメインパワーが高くなる傾向にあります。また、ドメインパワーが高いWebサイトほど検索エンジンに優遇されるケースも多く見られるため、被リンクは上位表示のためには必要不可欠です。
被リンクを獲得するためには、競合が出していない一次情報や、自社にしか出せない独自のコンテンツを盛り込むことが重要です。
あくまで、競合サイトから見て「参考になるサイト」として運用することが前提であるため、自社の強みを洗い出すことから始めてみてはいかがでしょうか。
オウンドメディアでSEOを意識したコンテンツを作る際、権威性と信頼性を意識する必要があります。
高品質コンテンツガイドラインでも解説されているように、Googleは、EATと呼ばれる「権威性・信頼性・専門性」の3つの指標を重要視しています。
これら3つの指標を満たしたWebサイトを上位表示させると公言しているため、SEO対策においても最も重要視するべき項目と言っても過言ではないでしょう。
読者満足度の高いコンテンツとは、「読者の検索意図を満たしたコンテンツ」のことを指します。キーワードから読み取れる「表面的な検索意図」のみならず、読者自身も気づいていない「潜在的な検索意図」を同時に満たすことが重要 です。
たとえば、「SEO対策 費用」というキーワードで読者が検索している場合、表面的な意図は「SEO対策にかかる費用を知りたい」が挙げられます。
しかし、SEO対策における費用をあまりかけたくない・できる限り安価に運用したいという意図が汲み取れるため、同時に「安価なSEO対策ツール」を紹介してあげることで、潜在的なニーズを満たすことができます。
このように、読者満足度の高いコンテンツでは、読者自身も気づいていない悩みを解決してあげることが重要であると理解しておきましょう。
上記4点についてそれぞれ解説します。
オウンドメディアを成功させるためには「中長期的に取り組む必要がある」と理解することが大切です。どうしても、SEOで上位表示されるまでには、3ヶ月〜半年ほどの時間を要してしまうためです。
また、中長期的に継続する過程で、リライトなどの「コンテンツ内容の見直し」をすることも必要になります。公開したときから何も変更を加えなければ、時間が経つごとに情報は古くなってしまうため、結果ユーザーの満足度を下げることに繋がってしまうためです。
まずは、オウンドメディア構築は中長期的な取り組みが必要であることを理解し、その取り組みの過程でリライトなどの改善も加えるようにしましょう。
オウンドメディアを成功させるためには、適切なKPIとゴールの設定が必要です。KPIとは、目標達成のためのプロセスで必要な「定量数値」です。たとえば、100万円の売り上げのために月間◯万PVが必要などの数値となります。
KPiと同時に、ゴールの設定も重要です。適切なゴールを設計することで、逆算してKPIの数値も正しく算出することが可能になります。
正しいゴールとKPIを設定したら、目標達成のためのPDCAを回しましょう。仮説・実践・検証・改善を加えることで、徐々にSEOで評価されるコンテンツへと改善することが可能です。
近年、Googleのアルゴリズムは、3ヶ月〜半年ほどの短期間でアップデートが繰り返されています。同時に、SEO対策において求められる施策やコンテンツ内容も変化するため、SEOのトレンド情報を常にキャッチアップすることも重要です。
オウンドメディアを成功させるためには、ユーザーのためになるコンテンツを常に作成し続けることが重要です。良質な記事を作ろうと意気込むことは大切ですが、自社視点になりすぎると視野が狭くなってしまい、読者目線での記事作成が難しくなる場合もあります。
自社商品を紹介したい場合でも、必ず「ユーザーが求めているものは何か」を常に意識することを心がけ、自己満足なコンテンツになってしまわないように注意しましょう。
オウンドメディアを成功させることができれば、広告削減・ブランド力向上・自社商品やホームページへの集客が可能になります。
オウンドメディアの構築は中長期的な取り組みであることを理解し、常にユーザーファーストでのコンテンツ作成を心がけ、PDCAによる改善を繰り返していくことが重要です。
しかし、オウンドメディアにおけるSEO対策の概要については理解できたものの、自社の知見のみで運用していくのは難しいと感じている担当者様は多いのではないでしょうか。
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