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SEO対策
CMSは、エンジニア等のプログラミングに対する知見がない方でも、簡単にホームページを更新できるシステムのことです。2021年12月時点で、最も広く知られているCMSはWordPressでしょう。しかし、CMSとWordPressの違いが分からなかったり、どのような種類があるのか気になったりする方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、CMSとWordPressの違いを解説するとともに、WordPressを利用するメリットを解説します。また、WordPressが狙われてしまうサイバー攻撃や、集客を行う具体的な方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
株式会社アダムテクノロジーズ 執行役員。
ユーザーニーズと最も近いSEO対策で、あらゆるビジネスを加速させ、より良い社会の実現を目指す。
入社から5年間で100社以上のSEO対策に従事し、様々なジャンル・キーワードでの上位表示を実現。顧客目線での目標達成にコミットしたSEOコンサルティングが強み。
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まずは、CMSとWordPressの違いを解説します。CMSとは、日本語で「コンテンツマーケティングシステム」の略語で、WEBサイト(ホームページ)を構成する要素を管理するシステムのことです。視覚的に操作したり、必要機能が可視化されたりしているため、WEBサイトに対する知見がない方でも改善しやすいことがメリットになります。
一方のWordPressは、CMSの中の1つです。オープンソースで提供されており、商用利用可能かつ、完全無料で利用できます。そのため、WordPressはCMSの中の1つという位置付けです。
つまり、CMSはWordPress以外にも、様々なものが存在します。どのCMSを利用するべきかはビジネスや自社の状況によって異なるものの、迷っているのであれば、まずはWordPressから利用してみると良いでしょう。
上述したように、CMSにはいくつかの種類があります。
ここでは、上記3つのCMSの種類について解説します。
オープンソースCMSとは、WEBサイトを構成するソースが無料で公開されているCMSのことです。ソースが公開されているため、誰でも編集や手を加えることができます。また、商用利用も可能であるため、企業のホームページやサービス紹介としてのWEBサイトも構築可能です。CMSの中でも、オープンソースが世界で最も利用されているCMSになります。
パッケージCMSとは、自社のサーバーに独自のライセンスを購入し、インストールするタイプのCMSです。各ベンダーごとに独自のライセンスを発行しており、アップデートのサポートや導入支援をしてくれるため、初心者の方でも利用しやすいメリットがあります。
また、CMSによっては予め必要な機能が搭載されていたり、導入においては法人や企業を想定していたりするケースが多いため、基本的には法人向けのCMSとなります。
クラウドCMSは、インターネット環境とブラウザの2つがあれば利用できるCMSのことです。ベンダーが提供しているCMSのサーバーにデータを保管する仕組みであるため、CMS自体をインストールする必要もありません。
ただし、クラウド型のCMSにはベンダー保証が付いていないケースも多く、緊急時には自社で対応する必要があります。そのため、自社に知見のある人材がいない場合は、導入をするべきではないと言えるでしょう。
また、公開されているプラグインやソースに動作保証もないため、セキュリティ面で不安が残ることにも注意が必要です。
CMSの中でも、世界中で最も利用されているのはWordPressです。知見のない方でも運用や更新をしやすいことから、利用するCMSに迷っている場合はWordPressをおすすめします。
ただし、WordPressの利用には多くのメリットがあるものの、デメリットがないわけではありません。そこでここでは、WordPressを利用するメリットとデメリットをご紹介します。
WordPressを利用する最大のメリットは、初心者の方でも構築できることです。どこにどのような機能があり、構築する要素として必要な情報が可視化できるため、多くのケースではエンジニアの専門的な知識は必要ありません。
WordPress以外のCMSでは、エンジニアとしての専門知識が必要になるケースが多いです。たとえば、レイアウトの変更や画像の変更といった作業でも、都度ソースコードを書かなければいけないなどが挙げられます。その点、WordPressは初心者の方でも扱えるため、画期的なCMSだと言えるでしょう。
WordPressの使い方に迷ってしまった場合は、インターネットで検索することで、情報が豊富に出てくるメリットがあります。また、コピペOKで専門的なソースコードを公開しているサイトも多いため、上手く活用することで、初心者の方でもデザイン性抜群のWEBサイトを構築できるでしょう。
完全無料であることも、WordPressを利用するメリットの1つです。パッケージ型CMSの場合、買い切りで10万円程度の費用が発生したり、ライセンス利用料として月額費用が発生したりします。
売上がないビジネスの初期段階では、上記のようなランニングコストもできる限り削りたいものです。そのため、完全無料で利用できるWordPressは、経営観点から見ても利用するメリットが大きいと言えるでしょう。
WordPressにはテーマと呼ばれる、WEBサイトを構築する際のテンプレートが豊富に用意されています。無料と有料のものが存在し、価格は0円〜高くても30,000円程度です。有料テーマのほうがSEO的にも強いものが多く、デザインも無料と比較してより整っています。
また、WordPressにはプラグインと呼ばれる、WEBサイトに様々な機能を追加できるソフトウェアが存在します。こちらも無料と有料のものが存在しますが、大抵の場合は無料のプラグインで十分です。プラグインを利用することで、簡単にお問合せフォームを作成できたり、Googleにサイトマップを送信できたりします。
さらに、WEBサイトに外部のウイルスが侵入することを防ぐプラグインや、ハッキングを防げるプラグインも存在するのでセキュリティ的にも大抵の場合は安心です。
まとめると、デザインやSEO、セキュリティを総合的な観点から考えると、WordPressには非常に多くのメリットがあると言えます。
多くのメリットがあるWordPressですが、バージョンアップやアップデートを行う必要があるデメリットも存在します。外部の制作会社に制作を任せる場合、保守費用を支払うことでアップデートをしてもらえますが、月々3万円程度の費用が必要です。
WordPressのバージョンアップやアップデートを行わなければ、セキュリティの脆弱性が高まり、ハッキングされる恐れが出てきます。また、検索順位の下落に間接的に影響するため、今まで取れていたお問い合わせの数が減ることにも繋がります。
したがって、自社で対応できるエンジニアがいる場合は自社対応、いない場合は外部の制作会社に保守費用を支払う形で依頼するのが無難です。
上述した内容と少々重複しますが、WordPressはセキュリティに気を遣うデメリットもあります。大抵の場合はプラグインとサーバー側で対策を行えますが、レベルの高いハッカーの標的になったら勝ち目はありません。前提として、WordPressは世界で最も利用されているCMSであるため、そもそも標的になりやすいことが特徴です。
仮にハッキングされてしまった場合、顧客データの流出や、WEBサイトの内容を改ざんされる恐れがあります。そのため、WordPress内で対応できるセキュリティの強化に努めることはもちろん、不安が残る場合は外部の専門業者に依頼することも検討しましょう。
上記でも触れたように、WordPressは広く利用されているため、ハッキングやサイバー攻撃の標的となりやすいです。ここでは、事前に知識として身につけておくべきサイバー攻撃の種類をご紹介します。
それぞれ順番にご説明します。
ゼロデイ攻撃とは、対策する日を1日目として、それより前に行われるサイバー攻撃のことです。基本的には、CMSやシステム、サーバーで新たな脆弱性が見つかった際に行われます。脆弱性が見つかった瞬間に標的となるため、問題の解決策が分かっていない状態で攻撃され、非常に危険です。WordPressの中でも、特に多いサイバー攻撃になります。
コンテンツインジェクションとは、主にWordPressのプラグインの穴を突いて仕掛けられるサイバー攻撃のことです。WEBサイトの情報の改ざんや、顧客情報流出の原因となる攻撃になります。
対策方法としては、長らく更新されていないプラグインは使用しないことです。必ず、定期的にアップデートされているかを事前に確認しましょう。
ソーシャルハックは、WordPress以外のメディア(SNS等)で共通のログインパスワードを使用している場合に仕掛けられるサイバー攻撃です。主に、WordPressのPHPにログインされた後に情報を改ざんされます。対策方法としては、共通したログインパスワードを使用せず、なおかつパスワード自体も長くすることです。
また、WordPressのプラグインには不正ログインを防ぐものもあるため、必要に応じて積極的に活用しましょう。
ここまで、WordPressを利用するメリットやデメリット、サイバー攻撃の概要を解説してきました。WordPressは上手く活用すれば、集客の起点にもなる優秀なCMSです。そこでここからは、WordPressで集客を行う3つの方法を解説します。
それぞれ順番に見ていきましょう。
まずは、専門性の高いWEBサイトを構築しましょう。Googleは、専門性と権威性、信頼性からなる「E-A-T」と呼ばれる3つの指標を重要視しており、その指標の評価を高める手助けとなるのがWEBサイトの専門性です。
自社にしか打ち出せない独自の情報を掲載することはもちろん、誰がその情報を発信しているのかという著者情報も掲載することが望ましいです。
併せて、記事コンテンツで定期的に発信することも重要になります。見込み客が解決したい悩みに対して記事コンテンツを投下し、そこからの集客を図ります。結果的に記事コンテンツがGoogleに評価されることで検索順位が高まり、お問い合わせへと繋がっていくのが全体の流れです。
昨今は同業他社のホームページ等も増えているため、ただ公開しているだけでは集客に繋がりません。適切にSEO対策を講じ、より集客できる施策を打つことが大切です。
集客に繋がる1つの要素として、ページスピードが挙げられます。ページスピードとは、ユーザーがコンテンツをクリックしてから表示されるまでにかかる速度のことです。本記事を読んでいる方の中にも、クリックしてもなかなかページが表示されず、すぐに離脱してしまった経験があるのではないでしょうか。
このようにページスピードが遅いと、本来獲得できたであろう集客の低下に繋がり、お問い合わせ数が最大化されません。取りこぼしの数を最小限に抑えるためにも、ページスピードの改善は優先して取り組むべき対策です。
たとえば、画像を圧縮した上でホームページに入稿するのは知見のない方でもできるので、今すぐにでも取り組むことを推奨します。
本記事では、WordPressやCMSの概要、WordPressを利用するメリット、デメリットなどを解説してきました。CMSの中でも、WordPressは世界中で利用されているものであり、知見のない方でも専門的なWEBサイトを構築できることから、CMSに迷っている場合はWordPressの利用をおすすめします。
また、単に公開しただけでは集客に繋がらないため、併せてSEO対策やページスピードの改善に努めることも大切です。そのためにも、自社が提供できる価値や専門性を、改めて見直すことから始めてみてはいかがでしょうか。