【目的別に解説】おすすめの無料&有料のSEOツール16選
SEO対策
検索エンジンからの集客を狙う施策として、コンテンツマーケティングとSEOは同様の意味として捉えられていることも多いです。しかし、厳密には双方の意味は異なるものであり、打つべき施策にも明確な違いがあります。
そこで本記事では、コンテンツマーケティングとSEOの違いについて解説をします。また、コンテンツマーケティングにおけるSEO施策や、SEOに最適化したコンテンツマーケティングを始める手順を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
株式会社アダムテクノロジーズ 執行役員。
ユーザーニーズと最も近いSEO対策で、あらゆるビジネスを加速させ、より良い社会の実現を目指す。
入社から5年間で100社以上のSEO対策に従事し、様々なジャンル・キーワードでの上位表示を実現。顧客目線での目標達成にコミットしたSEOコンサルティングが強み。
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先述したように、コンテンツマーケティングとSEOは似て非なるものです。ここでは、コンテンツマーケティングとSEOの違いをご紹介します。
コンテンツマーケティングとは、ターゲットとなる顧客が求めるコンテンツを発信し、最終的に顧客をファン化させるためのマーケティング手法のことです。コンテンツマーケティングは、基本的にユーザーの悩みを解決するコンテンツを作成します。そのため、何もWEBページで発信するコンテンツのみがコンテンツマーケティングというわけではありません。
具体的には、TwitterやInstagramなどのSNS、YouTubeなどの動画コンテンツ、メルマガなどもコンテンツマーケティングに含まれます。悩みを解決するコンテンツを発信し、見込み客をファン化させるもののすべてがコンテンツマーケティングだと捉えれば良いでしょう。
SEOとは「検索エンジン最適化」のことであり、言葉のとおり、コンテンツを検索エンジンに最適化させて集客する手法のことです。ユーザーが検索するキーワードに対してコンテンツを発信し、自然検索結果で上位表示を目指すのがSEOの基本的な流れになります。
コンテンツマーケティングとの主な違いとしては、SEOは主にWEBページを検索エンジンに最適化させる点です。自然検索結果からの流入を目的とするため、TwitterやInstagramなどのSNSはSEOには含まれません。
したがって、ユーザーが検索するキーワードに対してコンテンツを用意し、それらを検索エンジンに適切に評価してもらうのがSEOの概要です。
コンテンツマーケティングとSEOと似た言葉に、コンテンツSEOがあります。コンテンツSEOとは、ユーザーが抱える悩みや疑問をコンテンツとして発信し、自社が目的とする問い合わせや売上アップに繋げるSEO施策(手法)の1つです。
SEO対策では、上記のコンテンツSEOが全体的な施策の中でも大きな割合を占めます。そのため、今後SEO対策を行うのであれば、ひとまずコンテンツSEOに取り組むという認識で問題ありません。
昔から現代においても、企業にとってコンテンツマーケティングは非常に重要です。なぜなら、コンテンツマーケティングでは「潜在層」を獲得しやすいためです。潜在層とは、現段階では自社のサービスや商品に魅力を感じていないものの、実は商品やサービスを求めている層のことを指します。また、潜在層はコンテンツを通して商品やサービスの有用性を理解し、結果的に問い合わせなどのコンバージョンをしてくれる層でもあります。
コンテンツマーケティングは、上記の潜在層に効率良くアプローチできる施策です。また、一度発信されたコンテンツはWEB上に残り続けるため、中長期的に安定した集客へと繋げてくれる資産となり、自社の売上アップや永続的な成長を助ける基盤となります。
コンテンツマーケティングと一口に言っても、膨大な量の施策が存在します。そこでここでは、コンテンツマーケティングに取り組むのであれば、まず実行するべきSEO施策をご紹介します。
それぞれ順番に見ていきましょう。
SEO領域でコンテンツマーケティングを行う場合、検索エンジン最適化という言葉が存在するとおり、検索エンジンのロボットが分かりやすいWEBサイトやコンテンツである必要があります。そのために取り組むべきことが、クローラビリティの改善です。
前提として、クローラーとは検索エンジン(Google)のロボットのことで、コンテンツの内容を判断し、情報を検索エンジンのデータベースに持ち帰る機能を持っています。そのため、クローラーが判断しづらいコンテンツでは、どれだけ作り込んだコンテンツであっても上位表示を獲得することは難しいです。
クローラビリティを改善するには、WEBサイト全体のどのページからであっても、すべてのページに2クリック以内で到達できるサイト構造にしましょう。また、関連性の高いコンテンツは内部リンクを繋ぎ、リンクを通してクローラーがコンテンツを回遊しやすい作りにしてあげることが大切です。
コンテンツマーケティングは、いわばユーザーの問題を解決するコンテンツです。そのためには、ユーザーが検索するキーワードから、検索意図を読み解く必要があります。この際に重要となるのが、顕在ニーズと、潜在ニーズの両方を読み解くことです。
顕在ニーズは、すでにユーザーが自身が気付いている顕在化した悩みのことであり、潜在ニーズは先述で触れたとおりです。潜在ニーズまで解決できるSEOコンテンツであることで、ユーザーは心の底から役に立つコンテンツだったと感じ、結果的に問い合わせなどの行動を起こします。
したがって、SEOコンテンツを作成する際は、必ず上述した2つの検索意図を満たす内容にすることを心がけましょう。
検索エンジンは、コンテンツのタグからも内容を判断します。特に、検索エンジンが重要視しているタグは下記の3つです。
それぞれのタグの詳細をご説明します。
titleタグは、Googleが最も重要視しているタグと言っても過言ではありません。コンテンツ全体に書かれている内容を簡潔に表すのがtitleタグであり、検索エンジンもtitleタグからコンテンツの概要を理解します。
また、titleタグは検索結果にも表示されるタイトルであるため、クリック率にも大きく影響してきます。まずは、コンテンツで狙うキーワードを含めながら、32文字前後で設定することを心がけましょう。
descriptionタグは、俗に言う「メタディスクリプション」として表示されるタグのことです。titleタグと同様に検索結果に表示され、クリック率にも大きく関わってきます。descriptionタグは、ユーザーが検索したキーワードが含まれていると、検索結果でキーワードが太字で表示される仕組みになっています。
そのため、descriptionタグには、ユーザーが検索するキーワードを含めることを念頭に置きましょう。
hタグは、コンテンツの見出しとして使用されるタグのことです。コンテンツ全体の概要を検索エンジンに伝えるタグでもあるため、まずはhタグにもキーワードを含めることを意識しましょう。
また、h2の次にh4は使用してはいけないなど、基本的なルールを守ることも当然重要です。
最後に、コンテンツマーケティングでは、コンテンツを継続的に改善することも重要です。SEOは、公開してすぐに検索上位を獲得できるものではなく、得られたデータに対して適切な改善を図ることで上位を獲得できます。
そのため、公開してからコンテンツを放置している状態では、コンテンツマーケティングで得たい成果を出すことはできません。PV数、クリック率、滞在時間、直帰率などの指標を細かく分析しながら、継続的にコンテンツの質を改善することが大切です。
ここまで、コンテンツマーケティングにおけるSEO施策を解説してきました。ここからは、SEOに最適化したコンテンツマーケティングを始める手順をご紹介します。
それぞれ順番に見ていきましょう。
まずは、自社のペルソナを設定しましょう。ペルソナとは、男性や女性などの性別、30代などの年齢といった大枠のみならず、「35歳男性、年収500万円、役職は係長、趣味は釣り」など、詳細な人物像を設定することです。ペルソナを明確にすることで発信内容も明確になり、誰に発信すれば良いかの基準を持つことができます。
次に、ペルソナが抱えている具体的な悩みも確認しましょう。仮に、自社が美容室を経営しているのであれば、髪質を改善したい悩みがあるのか、カットのみができれば良いのか、トリートメントのコツを知りたいと思っているのかなどの悩みを洗い出します。
ペルソナと悩みが明確になれば、誰にどのようなコンテンツを発信すれば良いのかが明確になり、今後の施策や戦略を立てやすくなります。
次に、上記で設定したペルソナが検索するキーワードを選定しましょう。コンテンツマーケティングは、基本的にユーザーが検索する悩みに対してコンテンツを作成し、集客する施策です。
たとえば、美容室でユーザーが「髪質を改善したい」という悩みがあるのであれば、狙うキーワードは「髪質改善 方法」「髪質 悪い」などが挙げられます。このように、ペルソナが抱えている悩みを解決できるキーワードを網羅的に選定しましょう。
キーワードを選定できたら、次は実際にコンテンツを作成する流れです。コンテンツを作成する目的はシンプルで、ユーザーの問題解決になります。ユーザーの顕在ニーズと潜在ニーズを洗い出し、それらを解決するコンテンツを作成しましょう。
また、コンテンツマーケティングに取り組む本質的な目標は、自社へのお問い合わせ数を増やすことです。その上で、実際にユーザーがお問い合わせをするかどうかの指標の1つとして大切なことは、他社にはない独自の情報が掲載されているかどうかです。
競合記事に書かれている内容を参考にしただけのコンテンツでは、ユーザーがお問い合わせをしたいという動機は生まれません。そのため、ユーザーの悩みを解決するとともに、自社が打ち出せる一次情報も含めるように工夫しましょう。
最後に、カスタマージャーニーも作成しましょう。カスタマージャーニーとは、ユーザーが商品やサービスを認知し、最終的に商品やサービスを購入するまでのストーリーのことです。カスタマージャーニーを決めておくことで、コンテンツに応じて新たに生まれる悩みも洗い出すことができ、内部リンクを適切に繋いだり、必要な資料をホワイトペーパーとして設置したりすることも可能です。
一連のユーザー行動を明確に認識し、適所に応じて必要な情報を提供しましょう。
ここまで、コンテンツマーケティングやSEOに関する内容を解説しました。コンテンツマーケティングに取り組む上では、絶対にやってはいけないことが3つあります。
ここでは、上記のやってはいけないことを順番に解説します。
まずは、目的なしにコンテンツを量産することは、コンテンツマーケティングにおいて得策とは言えません。近年のGoogleは、質の低いコンテンツが1本でも存在するWEBサイトを評価しない傾向にあります。
また、そもそも全体の記事数が100本のWEBサイトよりも、500本のWEBサイトのほうが評価されるわけでもありません。コンテンツマーケティングに取り組む上で重要なことは、1本1本のコンテンツが誰かの悩みを解決する内容であることです。
そのため、質の低いコンテンツを10本作るのであれば、1本の高品質なコンテンツを作成することを念頭に置きましょう。
難易度の高いキーワードとは、検索ボリュームが10,000件を超えている場合や、競合が強すぎるキーワードのことを指します。いずれはこれらのキーワードでも上位表示を目指す必要があるものの、初期段階では上位表示の難易度が圧倒的に高く、おすすめはできません。
まず狙うべきキーワードとしては、検索ボリュームが10件〜100件程度のものになります。キーワード選定を行う際の1つの参考として考えておきましょう。
ブラックハットSEOとは、Googleガイドラインの抜け目を狙い、検索上位を獲得することだけを目的とした施策のことです。たとえば、コピーコンテンツを作成したり、質の低い大量の被リンクを獲得したりすることが挙げられます。ガイドラインの内容を違反する取り組みであるため、ペナルティを受けるリスクが格段に上がります。
また、法人の事業者としてブラックハットSEOに取り組んでしまうと、会社全体の信頼性が落ちることは言うまでもありません。したがって、ブラックハットSEOには絶対に取り組まないようにしましょう。
本記事では、コンテンツマーケティングとSEOの違いや、SEOを意識したコンテンツマーケティングの始め方について解説をしました。コンテンツマーケティングは、潜在層を獲得できる有用な施策であり、集客力や売上をアップしたいなどの悩みを持つ方は今すぐにでも取り組むべきものになります。
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