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SEO対策
SEO対策をする上で、「関連キーワードを網羅したほうが良い」と聞いたことがあるのではないでしょうか。しかし、関連キーワードがわからない・サジェストキーワードとの違いがわからないといった方も多いかと思います。
そこで本記事では、関連キーワードの概要や、関連キーワード・サジェストキーワードの調べ方を解説します。 さらに、それぞれのキーワードを調べる上で役立つ無料ツールもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
株式会社アダムテクノロジーズ 執行役員。
ユーザーニーズと最も近いSEO対策で、あらゆるビジネスを加速させ、より良い社会の実現を目指す。
入社から5年間で100社以上のSEO対策に従事し、様々なジャンル・キーワードでの上位表示を実現。顧客目線での目標達成にコミットしたSEOコンサルティングが強み。
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関連キーワードとは、Googleでキーワード検索をした際、検索結果のページ下部に表示されるキーワードのことです。 具体的には「〇〇に関連する検索キーワード」といった形で、主に10個表示されるケースが多いです。
関連キーワードの特徴が上記であることに対して、サジェストワードは特徴が異なります。サジェストとは「提案」という意味で、ユーザーが検索窓にキーワードを打ち込む際、文字候補として表示される言葉のことを指します。
つまり、関連キーワードは検索した後、サジェストキーワードは検索する前と理解すると覚えやすいかと思います。これら2つの特徴の異なるキーワードを対策することで、SEOにおいて有利になると言われています。
関連キーワードとよく勘違いされがちなのが「サジェストキーワード」です。 サジェストキーワードは、検索するときに候補して表示されるキーワードのことです。 関連キーワードとの違いは、サジェストキーワードは過去に自分が検索したキーワードや時期や流行、トレンド、時事の影響を受けます。
サジェストキーワードは、ユーザーが過去に検索したことがある言葉や他のユーザーが合わせて検索しているキーワードなどがアルゴリズムによって自動で表示されます。
「共起語」も関連KWと勘違いされやすいものの1つです。
「共起語」は特定のキーワードとの関連性が強く、コンテンツ内で合わせて使われることが多い単語・言葉のことです。 共起語には検索エンジンに対して、「そのコンテンツがどのような内容か」を伝える役割があります。
例えば・・・
「水 保存」という検索キーワードに対しては、「温度」や「場所」、「期間」などの共起語があります。
しかし「水 新鮮」という検索キーワードに対しては、「地名」や「値段」などの共起語が考えられるでしょう。
検索エンジンのクローラーは、Webサイトを巡回して必要な情報を収集し、検索順位に反映させています。
人間でないため、文章の深い意味や感情を読み取れるように、共起語を分析してテキスト全体を理解しようとしていようです。
メインとなるキーワードの共起語がコンテンツ内に含まれていると、コンテンツの内容を理解した上で専門性や網羅性が高いか低いかを判断します。
共起語とは?重要な理由や使用するメリット・検索順位への影響関連キーワードの1つにLSI(Latenet Semantic Indexing)キーワードがあります。
LSIキーワードは再検索ワードとも呼ばれており、そのコンテンツページを閲覧したユーザーが、その後に再度検索して言葉のこといいます。
LSIキーワードはコンテンツ内のに顕在的なニーズを満たした後に検索されるため、潜在的なニーズが表れている特徴があります。 コンテンツを読んだ上で生まれた新たな疑問や、分からなかったことが検索されます。
その他にも以下のような特徴があります。
LSI(Latenet Semantic Indexing)キーワードもキーワード選定、およびコンテンツ作成、リライトにおいて重要といえるでしょう。
LSIを調べるには検索結果の下部にある「他のキーワード」を調査し、さらにその先の「他のキーワード」を確認することでLSIキーワードを調べることができます。
ここからは、関連キーワードとサジェストキーワードの調べ方を、画像を用いて具体的にご紹介します。
関連キーワードは、検索したいキーワードで検索した後、検索結果のページ下部を見ることで調べられます。例えば、下記の画像は「静岡 レストラン」で検索した際の検索結果です。
関連キーワードは「静岡 レストラン」で検索したユーザーが、その後に検索していることが多いキーワードが表示されます。これらのキーワードを覚えておき、記事内の見出しや本文等で網羅することで、ユーザーニーズを満たすSEO対策に繋がります。なお、関連キーワードは、キーワードによっては表示されないケースがあることも理解しておきましょう。
サジェストキーワードは、調べたいキーワードを検索窓に打ち込むことで調べられます。「静岡 レストラン」を検索窓に打ち込むと、Googleがキーワードを提案してきますので、それがサジェストキーワードということになります。
サジェストキーワードは多くのキーワードが検索していることが予想できるため、記事内で網羅することでユーザーニーズを満たすことに繋がり、SEOにおいて有利になります。
ここまでを読んできた方の中で、関連キーワードとサジェストキーワードが表示される仕組みを知りたい方は多いのではないでしょうか。事実として、表示される裏側を知ることで、より明確な対策が打てるようになります。
ここでは、それぞれのキーワードが表示される仕組みを解説していきます。
関連キーワードは、Googleのアルゴリズムによって自動的に表示されています。Googleにインデックスされている情報を参考に、関連サイトで取り上げられている情報・ユーザーが検索したクエリに基づき、自動的にキーワードが抽出されます。
従って、関連キーワードは常に検索されているボリュームが多い情報が表示されていることに加えて、アルゴリズムによって表示されるキーワードが変更されるという特徴があります。Googleのアルゴリズムが変更になったタイミングや、世間のトレンドが発生したタイミングで、よりキーワードの動向を追う必要があると言えるでしょう。
サジェストキーワードは、検索するユーザーが過去に検索した情報や閲覧したWebサイト・言葉や文字列を基に、Googleのアルゴリズムによって自動的に表示される仕組みです。また、検索しているユーザーの居住地域なども、アルゴリズムの1つの要素に取り上げられています。
つまり、関連キーワードは多くのユーザーの関心関心があるキーワードを表示していることに対して、サジェストキーワードは個々人のユーザーが興味関心のあるキーワードを表示しているという違いがあります。
ここからは、関連キーワードを調べられるおすすめのツールを4つ解説していきます。
それぞれのキーワードの特徴を順番にご説明します。
ラッコキーワードは、会員登録等を一切せずに関連キーワードを調べられるツールです。Googleサジェスト・教えて!goo・Yahoo!知恵袋の関連キーワードを一括抽出し、一覧で教えてくれます。
上記は「SEO」で検索した際の結果ですが、左上の「SEO」という欄に表示されているキーワードが、ユーザーが多く検索しているキーワード一覧です。
つまり、SEO対策では左上のキーワードを優先的に制作していく必要があるということです。
50音順で結果を表示してくれるため、非常に見やすさと使いやすさを兼ね備えた便利なツールとなっています。
ラッコキーワード
Uber Suggestは、関連キーワードのみならず、狙うキーワードの難易度・強豪の強さがわかるSEOツールです。
Googleアカウントでツールを使用できますが、無料プランでは一部機能に制限がかかります。
上記の画像のように、サジェストキーワード・関連キーワード等を指定できます。
上記画像は「SEO」というキーワードを狙って制作されたコンテンツの一例です。なお、上記画像のページが上位表示されているわけではないことを理解しておきましょう。
Uber Suggestでは、特定のキーワードのみならず、競合サイトのURLを入力すればアクセス数・被リンク数なども調べられるため、参考情報を抜き出したい際に有効活用してみましょう。
Uber SuggestGoogleキーワードプランナーは、Webサイトの運営者が広告を出稿する際に使用するツールです。もちろん、関連キーワードも調査することができる他、下記のような用途にも使用できます。
Googleアカウントを作成し、ログインをすると、下記のような画面が表示されます。
関連キーワードを調べる際は、「検索ボリュームと予測のデータを確認する」を選びましょう。
なお、調べる際は先ほどご紹介した「ラッコキーワード」を使用するのが便利です。ラッコキーワードでキーワードを入力し、下記画像の右上にある「全キーワードコピー」をクリックしましょう。
サジェストキーワードがコピーできたら、キーワードプランナーに戻り、「検索ボリュームと予測のデータを確認する」にペーストし、検索します。
上記画像のように表示されるため、「過去の指標」という部分をクリックしましょう。
上記画像のように、それぞれの関連キーワードの検索ボリュームを調べられます。基本的に上位表示されやすいと言われている、0〜100、100〜1000のキーワードに絞って対策していくことをおすすめします。
GoogleキーワードプランナーKOUHO.jpは、キーワード候補を探すためのSEOツールです。Googleサジェストの他にも、Bing・Amazon・楽天などのサジェストを調べることが可能です。
基本的に、上記までに紹介した4つのツールを駆使することで、関連キーワード・サジェストキーワードは網羅できるはずです。Webサイトを立ち上げた初期の頃は、それぞれのツールの無料プランで問題ありませんが、より正確な対策をしたいと考えているのであれば、有料プランへの移行も検討してみてはいかがでしょうか。
KOUHO.jpSEO対策をする上では、関連キーワード・サジェストキーワードを網羅することが重要だと言われています。その理由としては、より明確にユーザーニーズを満たすことができるからです。
例えば、1ページ内でユーザーニーズを満たしているWebサイトと、数ページに渡って調べなければいけないWebサイトがあった場合、ユーザーはどちらを好むでしょうか。1ページの文字数が多くなりすぎてしまうと、ユーザーが離脱してしまうという懸念点もありますが、基本的にユーザーが好むのは1ページ完結のWebサイトです。
つまり、1ページでユーザーニーズを満たすコンテンツを作るために、関連キーワードとサジェストキーワードを網羅することが重要だということです。ユーザーに好まれるWebサイトは、Googleや検索エンジンにも好まれるため、結果的にSEOにおいて良い影響をもたらします。
関連キーワードとサジェストキーワードは、Googleのアルゴリズムによって表示されると解説しました。しかし、場合によっては表示される検索候補が不適切な場面も出てくるかもしれません。最も考えられるのは「企業名」で検索された場合です。企業名に関連するキーワードが表示されていては、不利益を被ることもあるかもしれません。
明らかに検索候補がふさわしくない場合や、名誉毀損だと捉えられる場合は、それぞれの検索エンジンに「削除申請」をすることで、検索候補を削除してもらうことができます。ここでは、検索エンジン別の削除方法を解説します。
Googleには、オートコンプリートポリシーと呼ばれるものが存在します。基本的に、こちらのオートコンプリートポリシーに反するもの・名誉毀損に該当するものに対しては削除申請が可能です。
ただ、削除申請をしても受理されない場合があり、申請回数を重ねるごとに削除基準が高まるとも言われているため、申請には注意が必要です。
Google削除申請ページYahoo!にはオートコンプリートポリシーのようなページは存在しませんが、Google同様に削除申請が可能です。具体的には、虚偽の情報・法律上に問題がある情報が表示されている場合です。
上記に該当するのであれば、下記のページから削除申請をしてみましょう。
Yahoo!JAPANヘルプセンターBingの場合は、関連キーワード・サジェストキーワードに対して、明確な削除申請手段を設けていません。Bingヘルプでは、「Bing ではユーザーが関連情報に確実にアクセスできるように、特定の条件と環境のセットを満たす検索結果のみを削除します。」と記載されています。
従って、Bingは上記2つの検索エンジンと比較して、検索候補を削除することは難しいのではと考えられます。ただ、運営に削除の申請をすること自体は可能です。
Bingに関する問題をご報告のページから、削除してほしい検索候補などを申請することで、対応してもらえる可能性はあるかもしれません。
2020年11月時点で、サジェストキーワードを削除することはできないとされています。こちらはGoogleが公式に明言しており、ユーザーに迅速に検索結果を返すために、必要不可欠な機能であるとのことです。
Googleは、サジェストキーワードが必要ない場合は「検索候補をクリックしないという選択をしてください」とのことで、こちらが唯一の解決手段ということになります。
また、サジェストキーワードはユーザー個人の検索候補でもあるため、一概にアルゴリズムで解決することは難しいとも考えられます。
関連キーワードとサジェストキーワードについて解説をしてきました。関連キーワードは、Googleの検索結果の最下部に表示されるキーワードのことで、サジェストキーワードは、ユーザーの検索候補に表示されるキーワードを指します。
それぞれのキーワードを適切に網羅することで、よりユーザーニーズを満たした濃いコンテンツを制作できるようになります。
まずは、本記事でご紹介した複数のツールを使い分け、対策するキーワードや関連キーワードを洗い出してみてはいかがでしょうか。