KPIとKGIの違いとは?代表的な指標と設定する際のポイントを解説

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ビジネスを推進するにあたって「KPIとKGIを設定しよう」という言葉をよく耳にするかもしれません。

しかし、KPIとKGIは何を表す指標であるか、なぜ設定しなければならないのか分からない方も多いでしょう。

そこで本記事では、KPIとKGIの概要を解説するとともに、代表的なKPIとKGIをご紹介します。

また、KPIとKGIを設定する際のポイントや注意点を解説しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事の執筆者

田中雄太

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アダムテクノロジーズ執行役員
SEOコンサルタント

株式会社アダムテクノロジーズ 執行役員。
ユーザーニーズと最も近いSEO対策で、あらゆるビジネスを加速させ、より良い社会の実現を目指す。
入社から5年間で100社以上のSEO対策に従事し、様々なジャンル・キーワードでの上位表示を実現。顧客目線での目標達成にコミットしたSEOコンサルティングが強み。

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KPIとKGIの違いとは?

はじめに、KPIとKGIが何を表す指標であるかを見ていきましょう。同時に、それぞれの違いを解説します。

KPIとは

KPIとは「Key Performance Indicator」の略語であり、後述するKGIを達成するためのプロセスにおいて、それぞれ必要な指標を定量的に判断するもののことです。

目標を達成するための「中間目標」であると捉えれば問題ありません。

KPIを設定することにより、ビジネスを進める中で進捗に問題がないか、ゴールに対して適切に数字が伸びているかを客観的に判断できるようになります。

KGIとは

KGIとは「Key Goal Indicator」の略語であり、ビジネスの最終目標(数字)のことです。

つまり、KPIは中間目標、KGIは最終的に達成するべき目標という違いがあります。そのため、まずはKGIから設定し、それらを達成するために必要なKPIを定めるという流れで進めていきます。

KFSとは

ここまで、KPIとKGIの違いを解説してきましたが、多くの企業はこれら2つの指標を設定しているでしょう。

加えて、中にはKFS(Key Factor for Success)を設定する企業も存在します。

KFSは、事業全体の成功要因となる指標のことであり、企業によってはKPIと同義で捉えられることも少なくありません。

成功するための「要因」であるため、中間的な意味合いが含まれることから、KGIを達成する1つの指標としてKFSを設定するケースもあるということです。

OKRとは

OKR(Objectives and Key Results)とは、高頻度でプロセスを評価したり、再評価したりする指標のことです。

OKRを設定する目的は、明確な優先順位を持って事業の改善を進め、一定のペースで事業を成長させることにあります。

GoogleやFacebook(Meta)など、世界的にも有名な企業が導入していることで知られています。

社員数の多い企業であれば、OKRを設定することで事業改善が早く進み、早期に売上を伸ばせることに繋がります。

代表的なKPIとKGI

ここまで、KPIとKGIについて解説をしてきました。

どのようなKPIとKGIを設定するべきかは、企業によって大きく異なります。

ここでは参考として、代表的に設定されることの多いKPIとKGIをご紹介します。

  • Webサイトの表示回数
  • SNSのインプレッション数
  • 継続率(LTV)
  • 成約率(CVR)

それぞれ順番に見ていきましょう。

Webサイトの表示回数

Webサイトの表示回数は、KPIとして設定されることが多い指標です。

検索結果に、自社のサイトが何回表示されたかを表す指標であり、Googleサーチコンソールから確認できます。

表示回数を最大化できれば、のちの成約率や閲覧数が最大化することに繋がるため、導線の入り口としてKPIに設定されていることが多いです。

SNSのインプレッション数

SNSのインプレッション数は、Webサイトの表示回数と同じく、SNS上で自分の投稿が何回表示されたかを表す指標です。

SNSのフォロワー数が伸びる原理は「インプレッション数×CVR(フォローボタンを押された回数)」で表すことができるため、フォロワー数を伸ばす重要な指標となります。

SNSのインプレッション数は、フォロワー数を増やしたい多くの企業がKPIとして設定しています。

継続率(LTV)

継続率(LTV)は、1人の顧客が平均何ヶ月程度継続するのか、どの程度の売上になるのかを表す指標のことです。

KPIとして設定する企業もいれば、KGIとして設定する企業も存在します。

LTVが伸びれば伸びるほど、1顧客あたりの売上が増えることになるため、より多くの広告費を投下したり、事業の安定性を保てたりすることに繋がります。

成約率(CVR)

成約率(CVR)は、何人のユーザーが成約に至るかを表す指標のことです。

100人のユーザーが訪問し、3件の成約が取れれば、CVRは3%になります。CVRが1%変わるだけで売上は大きく伸びるため、最も重要なKPI(KGI)として設定する企業も少なくありません。

KPIとKGIを設定する際のポイント

最後に、KPIとKGIを設定する際に重要となるポイントを3つ解説します。

  • 定量的な数値を設定する
  • KPIはKGIを基に設定する
  • 必ず改善できる指標を設定する

それぞれ順番に見ていきましょう。

定量的な数値を設定する

KPIとKGIは、定量的な数値を設定することが大切です。

たとえば「WebサイトのUXを最大化する」という指標だと、具体的にどの指標を追えば良いのかをメンバー間で共有できません。

したがって、UXを最大化するという部分を追いたい場合は「ページスピードを95点以上にする」など、定量的な数値を設定するようにしましょう。

KPIはKGIを基に設定する

次に、KPIはKGIを基に設定することも重要です。

これは、KGIを達成するためにKPIが存在するためです。

たとえば、KGIとして、Webサイト経由の問い合わせから3,000万円の売上を達成するという目標を設定したとします。

この場合のKPIは、自社の商品単価から逆算して、月間で◯件の問い合わせを獲得する、CVRを◯%改善するなど、こちらも定量的な数値を設定するようにしましょう。

必ず改善できる指標を設定する

最後に、KPIとKGIは必ず改善できる指標を設定するようにしましょう。

KPIとKGIを設定したとしても、事業を進める中で、必ず改善しなければならない瞬間が多々生まれます。

そのようなときに、施策とセットで考えられる指標を設定していなければ改善の余地がありません

施策と目標をセットで考えたうえで、KPIとKGIを設定することが大切です。

まとめ

本記事では、KPIとKGIについて解説をしてきました。

KGIは最終目標のことであり、KPIは最終目標を達成するための中間目標のことです。

KPIとKGIにどのような指標を設定するのかは企業によって異なるものの、Webサイトの表示回数やSNSのインプレッション数、継続率(LTV)などを設定するケースが多いです。

事業を効率良く伸ばし、メンバー間で目標の共有ができるようにするためにも、自社に合わせたKPIとKGIを設定してみてはいかがでしょうか。

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