薬機法と薬事法の違いとは【対象範囲と禁止事項を解説】
薬機法
SEOは日々アルゴリズムの変動やトレンドが移り変わるため、最新情報を取得するのが難しいと感じる方も多いかもしれません。また、SEOのトレンドを掴めないがあまり、成功に直結しない施策を打ってしまっている方も多いでしょう。
本記事では、2022年以降のSEO対策を成功させるために、特に重要度の高い2021年に起きたSEOニュースをまとめて解説します。アルゴリズムアップデートにより、今後評価されやすいWEBサイトの傾向も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
株式会社アダムテクノロジーズ 執行役員。
ユーザーニーズと最も近いSEO対策で、あらゆるビジネスを加速させ、より良い社会の実現を目指す。
入社から5年間で100社以上のSEO対策に従事し、様々なジャンル・キーワードでの上位表示を実現。顧客目線での目標達成にコミットしたSEOコンサルティングが強み。
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2021年は、近年のSEO業界と比較しても、より変革の大きい一年だったかと思います。Googleのアリゴリズムアップデートの頻度も多く、今後のSEO対策の評価基準として、新たな項目が加わった一年でもありました。
本記事では、SEO業界に現在進行形で携わっている方はもちろん、これからSEO対策を始めたいと考えている方にも2021年のSEOニュースを分かりやすく解説しますので、現状の自社のWEBサイトで改善するべき項目が見つかった場合は、すぐにでも取り組んでみてください。
2021年に起きたSEOニュースで最も大きなトピックは、ページエクスペリエンスアップデートです。ページエクスペリエンスアップデートは、2021年6月に発表されたアップデートであり、ユーザー体験に対する指標の見直しが図られました。
ここでは、ページエクスペリエンスアップデートの概要を解説します。
元々、Googleはページエクスペリエンスに関して、「モバイルフレンドリー」「セーフブラウジング」「HTTPS(SSL化)」「煩わしいインタースティシャルの非表示」の4つをランキングシグナルとして挙げていました。前提として、ページエクスペリエンスとは、ページがユーザーにとってどれだけ使いやすいかを表す指標のことです。
そこで、ページエクスペリエンスアップデート以降は、上記4つに加えて「コアウェブバイタル」を指標に追加することを発表しました。コアウェブバイタルとは、下記3つの指標のことを指します。
上記3つがランキングシグナルに加わったことで、WEBサイトの運営者は、よりユーザーにストレスを与えないデザインやサイト運営が重要になったと言えます。
ページエクスペリエンスアップデートは、2021年6月に開始され、8月に終了しました。ただし、これらはモバイル版でのみ適用されたことが特徴です。その上で、2022年2月からは、PC版でもランキングシグナルにコアウェブバイタルが追加されます。
とはいえ、ページエクスペリエンスが実装されたものの、検索結果に大きな変動を与えたわけではありません。実装期間は通常のアップデートと比較して少々長期化したため、数日で大変動が起こるような通常のアップデートと比較して、軽視されていたことも事実です。
しかし、ページエクスペリエンスに限らず、ユーザー体験はCVR(成約率)に大きく関わってきます。そのため、WEBサイトの集客力をより強化したり、売上を伸ばしたりするためには、ユーザー体験におけるすべての要素を引き続き改善していく必要があると言えるでしょう。
ここまで、ページエクスペリエンスアップデートに関する情報を解説してきました。2021年には、他にも下記のようなアップデートが実装されました。
ここでは、上記のアルゴリズムアップデートの詳細な内容を解説します。
まず、Googleはアフィリエイトサイトなどで使われている製品レビュー(口コミ)の評価基準に関してアップデートを行いました。アフィリエイトサイト側で、公式サイトと内容に変わりのない自演の口コミの評価を下げ、その他のユーザーに対して有益な情報が掲載されている口コミの評価を高めるようになりました。
ただし、口コミの内容が薄いからと言って、サイト全体でペナルティを受けるわけではありません。あくまで、口コミ単体の評価基準が変わったのみである点に注意しましょう。
link spam update(リンクスパムアップデート)は、質の低いスパムリンクの評価を0にするためのアップデートです。スパムリンクにペナルティを与えない理由は、逆SEOと呼ばれる、他のWEBサイトに意図的にスパムリンクを送り、検索順位を下げる行為をなくすためです。スパムリンク単体にペナルティを与えてしまうと、逆SEOで狙われたWEBサイトのみがマイナスを被ることになり、誰も得しない状態となってしまいます。
したがって、現状健全なWEBサイトを運営しているのであれば、link spam updateに関しては特に気にする必要はないでしょう。
11月には、スパムアップデートも行われました。具体的な実装内容に関しては明言されていないものの、スパムを行っているWEBサイトへの恒常的な警告を目的にしていると考えられます。また、今回のスパムアップデートに限らず、今後の質の低い被リンクを大量に集めたり、自演リンクで構成したりするWEBサイトは不健全です。
そのため、常に被リンク元のWEBサイトの情報をGoogle Search Consoleで確認し、危険なWEBサイトからの被リンクはブロックすると良いでしょう。
2021年のSEOで大きなアップデートと言えば、6月〜7月にかけて行われたコアアルゴリズムアップデートです。検索順位の変動も大きく、評価の上がったWEBサイト、落ちたWEBサイトの特徴も顕著に現れました。特に、検索結果全体を通して下記の動きがあったことが特徴です。
それぞれ順番に見ていきましょう。
2021年6月のアップデートにより、E-A-Tがより重要視されるようになりました。E-A-Tは、Googleが重点を置いている指標の1つであり、下記3つの言葉の頭文字を取ったものです。
噛み砕いてご説明すると、誰が運営しているのか分からない、情報のソースが分からない、企業やWEBサイトの運営者の信頼性が低いなどのWEBサイトは、評価が落とされるということです。
E-A-Tを上げるためには、ドメインの運営期間を長くしたり、出典元を正確に記載したり、WEBサイトの運営者の経歴や名前、顔写真などを掲載する必要があります。また、質の高いコンテンツもE−A-Tを上げる1つの重要な要素であるため、当然ながらコンテンツの質も適宜改善することが大切です。
次に、ドメイン単位での情報量も重要になった動きが見られます。これは、記事コンテンツが100本入っているWEBサイトよりも、200本入っているWEBサイトのほうが評価されるといった簡単な話ではありません。記事コンテンツの本数も重要ではあるものの、更新頻度や情報の正確性、WEBサイト全体がフレッシュネスであるかなども見られています。
以前までのWEBサイト運営では、質の高いコンテンツは単体でも評価されていました。そのため、1本の収益を上げられる記事をメンテナンスしていれば、売上や問い合わせは継続的に獲得できていたのです。
ただし、2021年6月のアップデート以降は、WEBサイト全体の更新頻度やフレッシュネスが重要視されるようになり、サイト全体をメンテナンスしないと検索順位が落とされる傾向にあります。
したがって、より一層継続的にコンテンツを入れられる組織体制や、業務フローを確立することも重要になるでしょう。
Googleのガイドラインに関しても、2021年10月にアップデートされました。特に、事実や根拠に基づいていないコンテンツや、ソースが不明確な情報は表示しないといった項目が追加されたため、医療系やYMYLに関する領域のWEBサイトは注意が必要です。YMYLとは「Your Money Your Life」の略語で、人の命や健康、お金、人生に関わるジャンルのことを指します。
他にも、ジェンダーや人種差別など、ユーザーに対して悪影響を及ぼしかねないWEBサイトは表示しないなどの項目も追加されました。
2021年には、画像検索のアルゴリズムも変更されました。具体的には、絞り込みキーワードと重複画像の改善です。絞り込みキーワードに関しては、同一の語句で複数の意味が含まれる言葉に関して、以前までは検索意図(ボリューム)の大きいキーワードのみが偏って表示されていました。
たとえば「ワンピース」という言葉には、漫画の意味と洋服の意味の2つが含まれています。改善前までは漫画の検索意図に対して絞り込みキーワードが偏っていましたが、改善後は洋服のワンピースまで絞り込みキーワードが含まれるようになっています。
次に重複画像に関しては、以前までは一致(類似)している画像が少ない場合に、重複した画像も表示されることが多々ありました。改善後には、類似した画像、もしくは視覚的に区別できる画像が表示されるようになったことが大きな変化です。
2021年には、GoogleはMUM(Multitask Unified Model)も発表しました。MUMとは、ユーザーのキーワード(語句)に対する表面的な意味ではなく、質問の意図自体を読み取って検索結果を表示させるアルゴリズムのことです。現在、アルゴリズムには部分的に導入されています。
MUMが実装されることで、日本語で検索されたキーワードであっても、最適なものがなければ英語やフランス語など、海外の言葉で表示されることもあります。よりユーザーに有益な検索結果を表示するための、重要なアルゴリズムの発表だと言えるでしょう。
ここまで、2021年に起きたSEOニュースをまとめてきましたが、他にも細かなニュースが多くありました。
それぞれ順番にご紹介します。
Search Console Insightsは、簡易的なアクセス解析ができるGoogle Search Consoleの新しい機能です。多くの企業は、WEB集客に取り組んではいるものの、専門的な知見を持った担当者を配置できず、アクセス解析ができずに悩んでいるケースも多くなっています。そこで役立つのがSearch Console Insightsです。
アナリティクスやサーチコンソールのように、深い部分までは解析できないものの、初心者の方でも現状を分かりやすく調査できるようになっています。そのため、まずはSearch Console Insightsから分析し、その後にアナリティクスやサーチコンソールでのアクセス解析に取り組んでみると良いでしょう。
2021年は、10年ぶりにGoogle検索のインデントが再実装されました。インデントとは、1つのクエリ(キーワード)に対して検索結果に同一のドメインが表示される場合、下に表示される2つ目のページは、上のページから少々右にずれて表示される機能のことです。なお、下のページに関しては検索順位は付きません。また、リッチスニペットも上のページのみに表示されます。
元々は、2021年からCookieが廃止されると発表されていました。しかし、Cookieの廃止に関しては2023年に延期されました。多くの企業がCookie廃止に対して対応できておらず、より時間をかける必要があると判断したためです。この点に関しては、SEO対策のみを行っているのであればあまり意識する必要はありませんが、広告を運用している場合は最新情報を適宜キャッチアップしましょう。
Googleは、WEBサイト運営者側で設定していたtitleタグを、意図的に改変するケースがあります。2021年は、このGoogle側の改変の評判が悪かった年でした。具体的には、CSSや見出し、h1タグの要素を抜き出してtitleタグに設定していたため、WEBサイト運営者側からすれば少々納得がいないケースも多かったようです。
ここに関しては、Googleが設定したtitleタグを運営者側では変更できないので、従来通り32文字前後でキーワードを含めて設定するしかありません。
Googleマイビジネスは、2021年に「Googleビジネスプロフィール」に名称が変更されました。過去にも何度か名称が変更されており、今回もその一環です。SEOのみならず、MEO領域もアップデートが繰り返されているため、ローカルSEO対策の強化もより重要性を増すでしょう。
最後に、海外で実装されていたPAA(People Also Ask)も、日本での検索結果に実装されるようになりました。PAAとは、他のユーザーが検索した質問を、検索結果にプルダウンメニューで表示させる機能のことです。
プルダウンメニューには、質問、質問の回答が用意されているリンク、該当箇所の3つが表示されます。ユーザーからすれば、都度ページ内に入って質問の回答を探す手間が省けるため、利便性が増したと言えます。また、PAAは、主に「〜とは」のKnow系クエリで実装されています。
本記事では、2021年に起きた重要度の高いSEOニュースを解説しました。特に、ページエクスペリエンスアップデートに関してはコアウェブバイタルが追加され、2022年2月からはPC版でもランキング要因に組み込まれます。他にも、アルゴリズムアップデートによってE-A-Tがより重要視されるようになり、ドメイン単位での情報量も必要になりました。
このように、Googleのトレンドや重要視されている項目は日々移り変わります。Googleは、検索結果をより有益なものにしたいと考えてアップデートを行っているため、まずはGoogleに最適に評価されるWEBサイトでなければなりません。
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