SEOの検索順位別クリック率!1位〜10位の記事を解説

SEO対策

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SEO対策を日々行っていると、クリック率の改善に頭を悩ませる瞬間があるでしょう。しかし、どの程度のクリック率を目指せば良いのか、また目安のようなものはあるのか気になる方は多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、SEOの検索順位別のクリック率を解説するとともに、SEOとクリック率の関係性をご紹介します。また、SEOのクリック率を上げる方法も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事の執筆者

田中雄太

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アダムテクノロジーズ執行役員
SEOコンサルタント

株式会社アダムテクノロジーズ 執行役員。
ユーザーニーズと最も近いSEO対策で、あらゆるビジネスを加速させ、より良い社会の実現を目指す。
入社から5年間で100社以上のSEO対策に従事し、様々なジャンル・キーワードでの上位表示を実現。顧客目線での目標達成にコミットしたSEOコンサルティングが強み。

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SEOのクリック率(CTR)とは

前提として、SEOのクリック率(CTR)とはどのようなものでしょうか。SEOのクリック率とは、検索結果での表示回数に対して、何回クリックされたかを表す指標のことです。

Web用語として「CTR」とも呼ばれます。たとえば、検索結果での表示回数が10,000回に対して、クリック数が750回だとします。この場合のCTRは「10,000÷750」で7.5%になります。

当然ながら、CTRが高いほど検索結果からの流入数が増え、多くの集客が見込めます。仮に、表示回数が多いのにクリック率が低い場合は、タイトルタグを見直すなどの改善が必要です。

SEOの検索順位別クリック率

ここからは、2021 CTR Research Studyを参考に、SEOの検索順位別のクリック率をご紹介します。下記の表をご覧ください。

クリック率 検索順位
1位 13.94%
2位 7.52%
3位 4.68%
4位 3.91%
5位 2.98%
6位 2.42%
7位 2.06%
8位 1.78%
9位 1.46%
10位 1.32%

上記を見て分かるとおり、1位〜3位のクリック率は4位以降と比較して非常に高いです。特に、1位になると10%以上のクリックが見込めます。まずは、検索順位が高いほど高いクリック率が見込めることを理解しておきましょう。

SEOとクリック率の関係性

ここまで、クリック率の平均について解説をしてきました。ここからは、SEOとクリック率の関係性を解説します。

  • Googleは検索順位の指標とは明言していない
  • 実際にはクリック率はSEOに影響している

それぞれ順番に見ていきましょう。

Googleは検索順位の指標とは明言していない

はじめに、Googleはクリック率をSEOの指標とは明言していません。つまり、クリック率が高くても検索順位は向上せず、反対に悪くても検索順位は落ちないということです。実際に、Googleは2014年に「クリック率は検索順位に影響するか」という質問に対して、直接的には影響しないと答えました。

しかし、2019年に近しい質問をされた際は「Googleは、様々なランキングシグナルを用いている」と表現しています。

参考:Google’s CTR answer just what you’d expect, and this is why SEOs go bananas

ここから分かることは、「以前までは、CTRはランキング要因ではなかった」という事実だけです。

実際にはクリック率はSEOに影響している

日々SEOコンサルティングなどで検索結果を分析していますが、実際のところ、クリック率は検索順位に影響をもたらしていると思われます。

2017年頃からは、特にクリック率が少なからず検索順位に影響を与えているデータもあり、クリック率が高ければ、それだけ良い検索順になりやすいということです。

また、詳しくは後述しますが、クリック率の改善はそこまで工数のかかるものではありません。しかし、検索順位に与える影響は否定できないため、優先度高く取り組む施策として十分に検討するべきでしょう。

SEOのクリック率はキーワードによって異なる

ここまで、SEOとクリック率の関係性などを解説してきました。ここからは、Google Organic CTR Historyを参考に、SEOのクリック率はキーワードによって異なる旨をご紹介します。

ブランドキーワード

ブランドキーワードとは、会社名や個人名、サービス名で検索されるキーワードのことです。たとえば、会社名が「SEO会社」だった場合、「SEO会社」で検索されることをブランドキーワードと表現します。

ブランドキーワードとそれら以外のキーワードを比較した場合、ブランドキーワードのほうが圧倒的にクリック率が高いことが分かっています。

これは、ユーザーの検索意図に関係しています。ブランドキーワードで検索するユーザーは、すでにそのブランドのことを認知しており、より詳細な情報を求めているため、クリック率が高くなるのです。

今後、Webサイト全体のクリック率を高めたい場合は、ブランドキーワードでの流入を増やすことも重要です。

購買系キーワード

購買系のキーワードは、検索1位のクリック率が高いことが分かっています。購買系のキーワードは「buyクエリ」と呼ばれ、商品の購入を検討していたり、サービスの導入を考えていたりするキーワードです。

たとえば「東京 制作会社 比較」「iPhone 14 購入」などのキーワードが挙げられます。これらのキーワードの1位のクリック率は30%を超えるため、検索順位を上げることが非常に重要となります。

ロングテールキーワード

ロングテールキーワードは「格安SIM 比較 安い」などのように、3単語以上で検索されるキーワードのことです。一部、2語以上のキーワードをロングテールと表現することもあります。

ロングテールキーワードは、3単語にわたってユーザーが検索している分、悩みが具体化しているケースが多いです。そこで、検索結果に的を得たタイトルやディスクリプションが用意されていれば、そのままクリックする可能性が高くなります。

対策ジャンル

最後に、対策ジャンルによってもクリック率は大きく変わります。たとえば、ビジネス系のジャンルの場合、1位のクリック率は25%程度です。一方で教育系ジャンルの場合、1位のクリック率は35%前後あり、両者に10%の開きがあることが分かります。

したがって、クリック率を改善する際の目安は、同じジャンルの競合と比較してどうなっているかを参考にするべきです。誤って別のジャンルを参考にした場合、クリック率の目安がおかしくなってしまうため、一向に改善できない恐れがあります。

SEOのクリック率を上げるためには

ここからは、SEOのクリック率を上げる3つの方法を解説します。

  • タイトルの最適化
  • メタディスクリプションの最適化
  • URLの設定

それぞれ順番に見ていきましょう。

タイトルの最適化

まずは、タイトル(titleタグ)の最適化です。タイトルはクリック率に最も影響する要素であり、下記2つの点に留意する必要があります。

  • 検索意図を満たす
  • Googleサーチコンソールのクエリを確認する

それぞれ簡易的にご説明します。

検索意図を満たす

検索意図とは、ユーザーがどのような意図を持って検索しているかを表すものです。ユーザーの検索意図を適切にタイトルに含めることができれば、ユーザーに「この記事なら自分の悩みを解決できる」と思わせることができ、クリック率を高められます

Googleサーチコンソールのクエリを確認する

次に、Googleサーチコンソールのクエリを確認することも重要です。

クエリとは、実際にユーザーが検索したキーワードのことを指します。たとえば「SEOコンサル 安い」というキーワードを狙って記事を書いても、実際は「SEOコンサル 格安」「SEOコンサル 高い」というキーワードで流入している可能性があります。つまり、これらがユーザーの本質的な検索意図になります。

サーチコンソールを使ってクエリを確認し、最も流入が見込まれるクエリをタイトルに含めるようにしましょう

メタディスクリプションの最適化

メタディスクリプションは、検索結果のタイトルの下に表示される説明文です。メタディスクリプションのキーワードを含めれば、検索結果に太字として表示されるため、クリック率の改善を図ることができます。

クリック率が悪い場合は、メタディスクリプションの改善も優先的に取り組むようにしてください。

URLの設定も非常に重要

最後に、URLの設定も非常に重要であり、URLはパーマリンクのことを指します。URLは、できる限り短いほうがクリック率が上がることがデータとして出ており、同時に対策キーワードを含めることも重要だとされています。たとえば「SEOコンサルティング」というキーワードを狙って記事を書く場合、下記のようなURLに設定しましょう。

https://example.com/category/seo-consulting/

まとめ

本記事では、SEOとクリック率の関係性を解説してきました。基本的には、検索順位が高いほどSEOのクリック率は高くなり、ジャンルや検索意図、キーワードの種類によってもクリック率は変わってきます。まずは、タイトル、メタディスクリプション、URLの最適化は必ず行うようにしましょう。

弊社アダムテクノロジーズでは、上位表示率85%を超えるSEOノウハウを武器に、キーワード選定から記事作成まで一貫して行うSEOコンサルティングを提供しております。過去4,000キーワード以上で対策してきた実績がありますので、SEOから最大限の集客を図りたい場合は、ぜひ一度無料相談をご活用ください。

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