ドメインとSEOの関係性【選び方に失敗しないためのポイント】
SEO対策
SEO対策をしていると、「ドメインオーソリティ」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
ドメインオーソリティを重要視しているSEO担当者も多く、その重要性に関しては様々なことが言われていますが、実際のところドメインオーソリティはどのように考えるべきなのでしょうか。
ここでは言葉の意味やページランクとの関係、また対策の必要性などについて詳しく見ていきましょう。
株式会社アダムテクノロジーズ 執行役員。
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入社から5年間で100社以上のSEO対策に従事し、様々なジャンル・キーワードでの上位表示を実現。顧客目線での目標達成にコミットしたSEOコンサルティングが強み。
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ドメインオーソリティ(Domain authority)、直訳すると「ドメインの権威」となります。
つまりSEO的に意訳すると「外部からの信頼を多く得ているサイト」ということになりますね。
ドメインオーソリティは、Moz社が提供する「Open Site Explorer」というツールで出している数値で、あるWebサイトが検索エンジンからの評価という点でどれだけの力を持っているかという一つの指標とされています。
数値は主に外部リンクの数や価値、信頼性、また単純なリンク数だけでなくリンク元のドメイン数など、150を超える基準をもとに計算され、0〜100の数字で表されます。
主な評価基準から、Googleが用いている指標「ページランク」と比較されることが多いです。
かつてGoogleのページランクが「Googleツールバー」で見ることができていた頃には、Googleからのサイトの評価というのはページランクによって確実に確認することができていました。
しかし近年、Googleツールバーでページランクを確認することができなくなってからは、SEO対策においてサイト評価を確認できる方法というのがMozのドメインオーソリティしかなくなってしまったのです。
そのため、現在ではドメインオーソリティをページランクの代わりとして目安にしているSEO担当者もいます。
Googleのページランクに代わる指標として用いられることの多いドメインオーソリティですが、実はGoogleはドメインオーソリティの数値とGoogle検索の順位との関係性を否定しています。
Googleのジョン・ミューラー氏によると、MozのドメインオーソリティはあくまでMozが独自にやっていることに過ぎず、Googleは全く使っていないようです。そのためドメインオーソリティが低くても順位に影響することはないとのことです。
ドメインオーソリティはページランクと類似した指標とされていますが、Googleではページランクを現在でも使っていることは明らかになっています。そのため上に書いたジョン・ミューラー氏の発言のとおりグーグルがわざわざMozの打ち出す指標を利用するとは考えにくいです。
しかしながらドメインオーソリティを上げる対策というのは、今となっては見えざるページランクを上げることにも通じてきます。
よって、ドメインオーソリティの数値自体はあまり気にせず参考程度に見ておき、あくまでページランクをあげるという目的で外部対策を抜かりなく行なっておくのが良いでしょう。
ページランクとは?SEOにもたらす効果を解説!関連性および質の高い外部サイトからのリンクを集める。
SEOにおいて外部リンク(被リンク)というのは現在も重要な要素です。ただしその評価基準は数より質に変わってきています。
関連性が高く、なおかつ信頼されているサイトからのリンクはドメインオーソリティや検索順位を上げる要因となります。
コンテンツの質という点は、近年その重要度を増してきています。
確認すべき項目は、オリジナルコンテンツか、ユーザーが求めるものか、事実だけでなくそれに付随する情報があるか、などが挙げられます。
Googleがユーザーに対して利のあるサイトを上位表示しようという姿勢であるため、SEOにおいてもあくまでコンテンツはユーザー第一に考えることが望ましいと思われます。
良質なコンテンツとはドメインオーソリティはMozが独自に打ち出している数値のため、検索順位に直結するということはないようです。
しかしながらドメインオーソリティを上げる対策はSEO的に意味のあるものではあるため、ドメインオーソリティはあくまで参考としながらページランク対策として考えると良いでしょう。