【完全版】サイトマップの作り方と設定ポイントを解説

SEO対策

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WebサイトのSEO対策をするにあたって「サイトマップが重要」とは聞いているけど、どのように作れば良いのかわからないといった悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。

本記事では、2種類のサイトマップの概要を解説するとともに、それぞれのサイトマップの作成方法をご紹介します。さらに、サイトマップを作る上で知っておくべきことも解説しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事の執筆者

田中雄太

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アダムテクノロジーズ執行役員
SEOコンサルタント

株式会社アダムテクノロジーズ 執行役員。
ユーザーニーズと最も近いSEO対策で、あらゆるビジネスを加速させ、より良い社会の実現を目指す。
入社から5年間で100社以上のSEO対策に従事し、様々なジャンル・キーワードでの上位表示を実現。顧客目線での目標達成にコミットしたSEOコンサルティングが強み。

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サイトマップとは

サイトマップは、Webサイト内にどのようなコンテンツが存在するのかを、一覧でわかりやすくまとめているページのことです。サイトマップがあることで、ユーザーと検索エンジンの、双方にWebサイト内の情報を伝えられます。

また、サイトマップには、ユーザーに認識させるサイトマップと、検索エンジンに認識させるサイトマップの、2種類が存在します。

XMLサイトマップ

XMLサイトマップとは、検索エンジンにWebサイト内のコンテンツを伝える役割のサイトマップです。XMLサイトマップがあることによって、下記2つのメリットを享受できます。

  • 新しいページの存在をクローラーが認識し、インデックス速度が速まる
  • 通常のクロールでは認識できないページを認識しやすくなる

つまり、クローラーが巡回しきれなかったページであっても、XMLサイトマップがあることによって、すべてのページを巡回しやすくなります。結果、インデックス漏れがあったページもインデックスされるようになり、インデックス速度も速まります。

HTMLサイトマップ

XMLサイトマップが検索エンジンに伝える役割であることに対して、HTMLサイトマップは「ユーザー」にコンテンツを認識してもらうサイトマップになります。Webサイト内のページが多くなると、ユーザーの回遊率が下がってしまい、目的とするページに辿り着きにくくなってしまいます。

ただ、HTMLサイトマップがあることによって、ユーザーが今いるページなどがわかるようになるため、ユーザービリティの向上に繋がるということです。

XMLサイトマップの作り方

ここからは、XMLサイトマップの作り方を解説します。XMLサイトマップを作る際は、下記3つの手順が必要です。

  • プラグインをインストール
  • プラグインの各種設定を行う
  • XMLサイトマップをGoogleに伝える

それぞれの手順を順番にご説明します。

プラグインをインストール

まずは、Google XML Sitemapsというプラグインをダウンロードします。

Google XML Sitemapsは、無料でXMLサイトマップを作成し、新規記事を公開した後、自動でサイトマップを送信してくれるプラグインです。また、検索エンジンに認識してほしいページを個別で指定することもできるため、インデックス漏れなどを防げるメリットがあります。

プラグインの各種設定を行う

次に、Google XML Sitemapsの各種設定を行います。設定できる項目は複数ありますが、下記4つの項目は最低限設定しておきましょう。

  • サイトマップの基本設定:通知の優先順位を指定
  • サイトマップの表示設定:サイトマップに掲載する内容を指定
  • 更新頻度の設定:クローラーが巡回する頻度を指定
  • 優先順位の指定:クローリングする記事の優先順位を指定

上記4つを設定することで、すべてのページにクローラーが巡回してくれるようになります。

XMLサイトマップをGoogleに伝える

最後に、XMLサイトマップを作成したことを、Googleに伝える必要があります。Google Search Consoleにログインをし、下記の手順に沿って進めていきましょう。

  • メニュー欄からサイトマップをクリック
  • 新しいサイトマップの追加に「sitemap.xml」と入力
  • クリックして送信
  • 送信されたサイトマップに「成功しました」と表示されたら完了

上記の手順を完了させることで、以降新規記事を公開するごとに、クローラーが自動で記事を認識してくれるようになります。

HTMLサイトマップの作り方

続いて、HTMLサイトマップの作り方を解説します。HTMLサイトマップの作り方は2種類あり、それが下記のとおりです。

  • プラグインを使用して作る方法
  • 手動で作る方法

それぞれの方法を順番にご説明します。

プラグインを使用してHTMLサイトマップを作る方法

1つ目は「PS Auto Sitemap」というプラグインを使用してHTMLサイトマップを作る方法です。PS Auto SitemapはHTMLサイトマップを自動で作成し、新規記事を公開するごとに、自動でHTMLサイトマップを更新してくれます。

PS Auto Sitemapをインストールし、各種設定を行うことで完了です。後述する手動の方法と比較して、すべての作業を自動化できるため、プラグインでHTMLサイトマップを作成する方法をおすすめします。

手動でHTMLサイトマップを作る方法

手動でHTMLサイトマップを作成する際は、Webサイトのフッター付近にHTMLサイトマップを設置します。時間はかかってしまいますが、下記の4手順に従って進めていきましょう。

  • カテゴリー別にリンクを作成
  • カテゴリーに含まれる記事のリンクを作成
  • リンクの抜け漏れがないかチェック
  • 新規記事を公開するごとに、リンクを追加

プラグインで作成する方法と比較して、手間が多いことは事実です。また、リンクを記載する際は、必ず「アンカーテキスト」を設定することも忘れないようにしましょう。

サイトマップを作る上で知っておくべき3つのこと

サイトマップを作る上で知っておくべき3つのこと

ここからは、サイトマップを作る上で知っておくべき、3つのポイントを解説します。

  • コンテンツが多いほどサイトマップは有効になる
  • 掲載する必要のある情報は網羅する
  • 動線やデザインを必ず意識すること

それぞれのポイントを順番に見ていきましょう。

コンテンツが多いほどサイトマップは有効になる

1つ目のポイントは、コンテンツが多いほどサイトマップは有効になるということです。コンテンツ数が増えるほど、特定のページに辿り着くことが困難になり、結果ユーザーの離脱率も高くなってしまいます。

しかし、サイトマップがあることによって、ユーザーが今いるページを認識できるようになり、特定のページに辿り着きやすくなるメリットがあります。

また、検索エンジンにも同様のことが言えるでしょう。Webサイト内の動線がうまく機能していないと、クローラーはすべてのページを適切にクローリングすることができません。

しかし、サイトマップがあることによって、Webサイト内の情報を正確に把握し、抜け漏れがないようにクローリングをしてくれるようになります。

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掲載する必要のある情報は網羅する

サイトマップを作成する際の2つ目のポイントは、掲載する必要のある情報は必ず網羅することです。せっかくサイトマップを作成しても、サイトマップの情報に抜け漏れがあった場合、検索エンジンにもユーザーにも、適切な情報を伝えることはできません。

自動でサイトマップの更新を行ってくれるプラグインを使用する場合でも、記事の公開後にサイトマップが更新されているのかなど、細かいチェックを怠らないよう心がけましょう。

動線やデザインを必ず意識すること

最後に、動線やデザインを意識することが大切です。特に、HTMLサイトマップは「ユーザーが目にするサイトマップ」であるため、デザイン性に欠けてしまうのは望ましくありません。

また、サイトマップは今いるページ・辿り着きたいページの情報を明確に伝えてくれる役割であるため、これらの役割を最大限に活かせるように動線を作りましょう。

XML・HTMLサイトマップの作り方:まとめ

XML・HTMLサイトマップの作り方:まとめ

XML・HTMLサイトマップの作り方を解説してきました。XMLサイトマップは検索エンジンにページを認識させるためのサイトマップであり、HTMLサイトマップは、ユーザーに認識させるためのサイトマップです。

それぞれのサイトマップがあることによって、クローリングやユーザービリティが向上し、結果SEOに良い影響をもたらしてくれることに期待ができます。

まずは、サイトマップの作成に必要なプラグインのインストールから始めてみてはいかがでしょうか。

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