相互リンクとSEOの関係性【ペナルティや期待できる効果を解説】

SEO対策

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WebサイトのSEO対策をするにあたって、「被リンクが重要」という話を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。また、その被リンクを獲得するために相互リンクを検討しているものの、相互リンク=ペナルティの対象になると思ってしまっている方もいるでしょう。

この記事では、悪質と良質を分ける相互リンクの基準や、悪質な相互リンクの対象になる具体例を解説します。さらに、相互リンクのやり方と検索順位への影響もご説明しますので、ぜひ今後のSEO対策に役立ててみてください。

この記事の執筆者

田中雄太

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アダムテクノロジーズ執行役員
SEOコンサルタント

株式会社アダムテクノロジーズ 執行役員。
ユーザーニーズと最も近いSEO対策で、あらゆるビジネスを加速させ、より良い社会の実現を目指す。
入社から5年間で100社以上のSEO対策に従事し、様々なジャンル・キーワードでの上位表示を実現。顧客目線での目標達成にコミットしたSEOコンサルティングが強み。

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相互リンクとは?

相互リンクとは、Webサイト同士・オウンドメディア同士でリンクを送り合うことを指します。どちらのWebサイトにも「被リンク」が送られることになり、検索順位の上昇に期待ができるため、被リンクは昔から行われているSEO対策の1つです。

また、相互リンクをすることのメリットデメリットは下記のとおりです。

  • メリット①:外部からのアクセス増加に期待ができる
  • メリット②:検索順位が上がることに期待ができる
  • メリット③:適切なリンクはユーザーの利便性が向上する
  • デメリット:検索エンジンから「スパム」と認定される危険性がある

こういったメリットデメリットが相互リンクにはありますが、検索エンジンからスパムと認定されてしまうデメリットが気になる方も多いのではないでしょうか。この点の危険性について、以降でご説明します。

相互リンクのすべてが悪いわけではない

相互リンクは、適切に送り合うことで様々なメリットに期待ができるSEO対策です。そのため、すべての相互リンクが悪いわけではありません。では、検索エンジンからスパムと認定されてしまう相互リンクとはどのようなものでしょうか。その答えは、Google Search Consoleのリンクプログラムに記載があります。

過剰なリンク交換、または相互リンクのみを目的としてパートナーページを作成すること。 引用:Google Search Consoleリンクプログラム

上記のとおり、関連性のないWebサイト同士のリンク交換や、相互リンクのみを目的としたWebサイトの作成などがスパムの対象となります。これら以外にも細かなポイントがあるため、後ほど悪質な相互リンクの対象になる具体例をご説明します。

しかし裏を返せば、上記のスパムと認定されてしまう相互リンク以外であれば適切であると判断されるため、検索順位を上昇させるためにも取り組む価値は十分にあると言えるでしょう。

悪質と良質を分ける相互リンクの基準

ここからは、悪質と良質を分ける相互リンクの基準についてご説明します。まず、良質な相互リンクは上述したように、Webサイト同士の関連性が高く、ユーザーの利便性も高まるなどの基準が挙げられます。

Googleなどの検索エンジンの目的は、あくまで「ユーザーに取って価値のあるコンテンツ」を提供することですので、その目的と合致している相互リンクは質が高いと言えるでしょう。

次に、悪質な相互リンクの特徴や具体例を見ていきましょう。

悪質な相互リンクの対象になる具体例

悪質な相互リンクの特徴は、簡単に言えばユーザーにとって価値のないリンクです。具体例は下記のとおりです。

  • Webサイト同士の関連性がまったくない
  • 相互リンクのためだけに作成されたWebサイト
  • キーワードが詰め込まれた相互リンク

Webサイト同士の関連性がない・相互リンクのためだけに作られたWebサイトは、上述したGoogle Search Consoleの記事でも取り上げられています。加えて、Webサイト同士の関連性が高かったとしても、キーワードが必要以上に詰め込まれた相互リンクもペナルティの対象になります。

たとえば、「SEO対策 費用 会社 コンサルティング やり方」など、Webサイトで検索順位を上げたいキーワードのみが詰められた相互リンクです。ユーザー目線で考えればわかることですが、このような相互リンクはユーザーに疑問を抱かせてしまうことになるため、かえってSEOにおいてマイナスの評価を受けてしまいます。

万が一ペナルティを受けたときの悪影響とは

ここまで、適切な相互リンクであれば、SEOでペナルティを受けることはないと解説してきました。しかし、運営者としては意図していないところで、万が一ペナルティを受けてしまったらどのような悪影響が生まれるのでしょうか。考えられるペナルティは下記のとおりです。

  • 相互リンクを貼っているページの検索順位が圏外になる
  • Webサイト全体の検索順位が下落する可能性がある

このように、ペナルティを受けてしまうと、特定ページのみならず、Webサイト全体の検索順位が下落してしまう可能性があります。万が一ペナルティ判定を受けてしまったら、即座にペナルティの原因となっている相互リンクを解除するようにしましょう。

相互リンクのやり方について

ここからは、相互リンクのやり方について解説をします。ポイントを押さえることで、相互リンクはSEO対策の強い味方となりますので、ここでそのやり方を見ていきましょう。

相互リンクのやり方

相互リンクのやり方は2ステップで、至ってシンプルです。まずは、自社のWebサイトと関連性の高いWebサイトを洗い出し、そのWebサイトのリンクを、自社のWebサイトに設置しましょう。

リンクを設置したら、次にWebサイトのお問合せフォームなどから「相互リンク設置のご依頼」のメールなどを送信し、後は自社のWebサイトにリンクを設置してもらうのを待つだけです。

当然、相手のWebサイトから、自社のWebサイトにリンクを設置する価値がないと思われたら設置してもらうことはできないため、ある程度のコンテンツ量やデザインなどは整えておくことが望ましいでしょう。

相互リンクと「rel=”no follow」の関係性

相互リンクに限った話ではありませんが、リンクの質を管理する方法として、リンクに「rel=”no follow」を含めるという方法があります。「rel=”no follow」は、SEOの評価を引き継がないようにできるSEO施策の1つです。

他社のWebサイトの質がなんらかの原因で低くなってしまった場合に、そのままリンクを送り続けていると、検索エンジンから「質の低いリンク」と判断され、ペナルティの対象になってしまう危険性があります。そういった際に、「rel=”no follow」をリンクに含めることで、相手側のWebサイトにSEO評価を渡さないようにすることができます

また、相手側のWebサイトに自社のWebサイトのリンクが貼られているはずですので、リンクの削除を依頼するか、「rel=”no follow」を含めるように依頼することも忘れないようにしましょう。

相互リンク募集サイトを利用する際の注意点

ここまで読んできた中で、相互リンク先のWebサイトを見つける作業が難しい・面倒に感じている方もいるのではないでしょうか。実は、相互リンクを募集しているWebサイトを簡単に見つけられる「相互リンク募集サイト」というものが存在します。

この相互リンク募集サイトを利用することによって、Webサイトのジャンルやページランクを絞り込み、関連性の高いWebサイトを見つけることができます。しかし、このような相互リンク募集サイトを利用するのは、あまりおすすめできる方法ではありません。

なぜなら、相互リンク募集サイトの中には、過去にペナルティを受けてしまったWebサイトが存在する可能性や、すでにコンテンツが更新されていないWebサイトも存在するためです。このようなWebサイトにリンクを送ってしまうと、当然ながらスパム認定やペナルティと判定されてしまう危険性が高まります。

また、相互リンク募集サイトで見つける・1から相互リンクができそうなWebサイトを見つけるのどちらの方法にせよ、事前に相互リンクをしても大丈夫かどうかを精査する工数は一緒です。

そのため、あえてペナルティを受けてしまう危険性のある相互リンク募集サイトを利用するよりも、1から関連性の高いWebサイトを見つける方法のほうが、中長期的に見て安全に相互リンクを獲得できる方法だと言えるでしょう。

まとめ:適切な相互リンクのみを活用しましょう

悪質と良質を分ける相互リンクの基準や、相互リンクのやり方について解説をしてきました。相互リンクはすべてが悪いわけではなく、適切に貼ることで、外部からのアクセス増加や、検索順位のアップに期待ができます。

まずは、この記事で紹介した相互リンクを設置する際の注意点を参考に、相互リンクができそうなWebサイトを探してみてはいかがでしょうか。

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