Google検索エンジンの歴史【SEO対策との関係性について解説】

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Google検索は過去、ユーザーにとってより有益な検索結果を提供するため、数え切れないほどのアルゴリズムアップデートを行ってきました。アップデートが行われるたびに、コンテンツの規約変更や対策するべき指標が異なるため、Google検索の歴史を紐解くことこそ、より良いサイト運営へと繋がるのではないでしょうか。そこでこの記事では、前提として検索エンジン自体の簡単な歴史をご紹介しつつ、後半ではGoogle検索の歴史について解説をします。

「SEOとは」については以下の記事にて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
>>【2021年版】SEOとは?その概要と仕組み・成果を出すために押さえるべきポイント

この記事の執筆者

田中雄太

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アダムテクノロジーズ執行役員
SEOコンサルタント

株式会社アダムテクノロジーズ 執行役員。
ユーザーニーズと最も近いSEO対策で、あらゆるビジネスを加速させ、より良い社会の実現を目指す。
入社から5年間で100社以上のSEO対策に従事し、様々なジャンル・キーワードでの上位表示を実現。顧客目線での目標達成にコミットしたSEOコンサルティングが強み。

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検索エンジンとは

検索エンジンは「情報を検索するシステム」を表しますが、狭義にはインターネット上に公開されている情報を検索するシステムのことを指します。
1945年頃から、データおよび考察のコレクション・既存レコードからの情報の抜粋・共有レコードへの新しい情報の追加が検索エンジンの目的とされており、これは現在のGoogleが目指す姿と重なります。

そこから1990年代に入り、初めて「Archie」と呼ばれる検索エンジンが開発され、「SEO」という考え方も同時に生まれることとなりました。

つまり、検索エンジン自体の考え方は1940年代から考案はされていましたが、実際に検索エンジンが誕生したのは1990年代ということになります。

アルゴリズムによって検索結果の順位が決定される

検索エンジンは、検索エンジンごとに異なるアルゴリズムが組まれており、そのアルゴリズムによって検索順位が決定される仕組みとなっています。
どのようなアルゴリズムが組まれているのかについてすべてが公開されることはありませんが、「よりユーザーニーズを満たしたコンテンツ」が上位表示されることはわかっています。

そのため、ユーザーニーズを満たしたコンテンツを作るためには、検索エンジンがどのような指標に基づき、アルゴリズムを決定しているのかなどを研究する必要もあるということです。

微動ながらアルゴリズムは毎日変更される

Googleの検索エンジンを例にすると、1年に2〜3回ほど、大規模なアルゴリズムアップデートが実装されます。
サイト運営者からすると、大規模なアルゴリズムアップデートばかり意識してしまうかもしれませんが、実は、微動ながら毎日アルゴリズムは変更されています。

そのため、アルゴリズムを完璧に理解するのは不可能だと言えるでしょう。
しかし、アルゴリズムが毎日変更されるからと言って、検索順位が毎日大きく変動するということはありません。
検索順位を毎日入れ替えてしまうと、ユーザーの混乱を招いてしまい、ユーザーにとって有益な検索結果を提供できなくなってしまうからです。

微動ながらもアルゴリズムは毎日変更されるため、キーワード順位や動向を毎日確認することが、サイト運営者ができる唯一の対策だと言えるでしょう。

Google検索とSEOの歴史について

Google検索とSEOの歴史について

ここからは、Google検索とSEOの歴史について解説をしていきます。
2020年現在、Googleの検索エンジンのシェア獲得率は70%を超えています。
そのため、Googleの検索エンジンの歴史とSEOの関係性を紐解くことで、より多くのユーザーニーズを満たしたコンテンツを制作できることに繋がります。
それでは、Googleの検索エンジンが開発された頃から、現在までの歴史を振り返っていきましょう。

1990年代の歴史

1997年9月に、初めて「Google.com」がドメイン名として認定されました。
Googleの検索エンジンが開発される以前にも、多くの検索エンジンの開発が繰り返されていたため、この時点では、Googleが最大の検索エンジンとなることは予想されていませんでした。

Googleと並んで日本最大級の検索エンジンである「Yahoo!」は、1994年にリリースされています。
そのため、実はGoogleよりも深い歴史があることも覚えておくべきでしょう。

1990年代にSEOの基盤ができた

Googleが台頭する以前の検索結果は、いわゆる「ブラックハットSEO」と呼ばれる対策が横行していました。
この頃の検索エンジンでは、キーワードに対して検索結果を返すことができていたものの、サイト内で言及されているコンテンツに関しては、正確に読み解くことができませんでした。
そのため、無意味にキーワードを詰め込むサイトや、スパム的なバックリンクが貼られたサイトが目立っていたのです。

しかし、Googleが「ページランク」という指標を新たに持ち出したことで、初めてコンテンツの質が評価され始めるようになりました。
つまり、1990年代にGoogleの検索エンジンが開発されたことで、初めてSEOの基盤ができたということです。

2000年代の歴史

2000年代はGoogleの検索エンジンが大きく飛躍した期間だと言えるでしょう。
2003年に初のアルゴリズムアップデートである「フロリダ」が実装され、悪質なテクニックを使用しているサイトに「ペナルティ」を課すようになりました。

2005年1月には、Yahoo!とMSNと団結し、「Nofollow」属性が適用され、不適切なページにリンク評価を渡さない仕組みができあがりました。
これによって、スパム的なサイトやコメントが、徐々に淘汰されていくようになります。

また、同年の11月には「GoogleAnalytics」がローンチされ、サイト運営者がアクセス解析を行えるようになりました。
さらに、2009年には、アルゴリズムアップデートである「カフェイン」が実装され、インデックスの拡大、クロールの高速化が実現しました。
これによって、初めて検索結果に「ニュースサイト」などが公開されるようになります。

2000年代に検索エンジンの質が大きく向上した

2000年代は、検索エンジンの質が大きく向上した期間だと言えます。
フロリダやカフェインといった大規模なアルゴリズムアップデートも行われるようになり、ユーザーにとって有益な検索結果が提供され始めたと言えます。

2010年代〜現在にかけての歴史

2010年は、SNSコンテンツの重要性が増した年です。
Google、Bingがともに「ソーシャルシグナル」を導入し、SNSでより言及されているコンテンツ、サイトが検索結果で上位表示されるようになりました。

2011年には、リンクの質を判断する「パンダアップデート」が実装され、2012年にはWebサイトの質を判断する「ペンギンアップデート」が実装されました。
そして、2010年代で最も重要なSEOの指標となったのが、2015年に言及され始めた「レスポンシブデザイン」です。
モバイル検索が主要となっていたため、いち早くレスポンシブデザインへの言及を行ったGoogleは、2020年現在、モバイル検索のシェア獲得率が75%を超えています。

2020年5月には、過去最大級と言われるほどの、大規模なアルゴリズムアップデートが実装されました。
このアップデートでは、主に「個人」が運営しているメディアが大きな影響を受け、「企業ドメイン」で運営しているメディアが上位表示されるケースが目立つようになりました。

2010年代〜現代にかけてアップデートが頻繁に繰り返されるようになった

2010年以降、頻繁にアルゴリズムアップデートが繰り返されるようになっています。
理由としては、レスポンシブデザインやリンクの質、サイテーションなど、サイトの質を判断する指標が増えたからだと言われています。

また、2020年現在であっても、悪質なバックリンク施策が行われているサイトは少なくありません。
そのため、ユーザーにとって完璧な検索結果を提供したいGoogleからすれば、これから先もアップデートを繰り返していくことでしょう。

他にも、YMYL(Your Money Your Life)と呼ばれる、人のお金や健康に関して言及するWebサイトに関しては、規約が厳しくなり続けている特徴があります。
この先も、すべてのジャンルにおいてアップデートは繰り返されていくと予想できるため、運営者がより自信を持って言及できるコンテンツを制作することが大切になるでしょう。

SEO対策はアルゴリズムの裏側を読み解こう

SEO対策はアルゴリズムの裏側を読み解こう

検索エンジンや、Googleの検索アルゴリズムの歴史について解説をしてきました。
検索エンジンは様々な歴史があってこそアルゴリズムのアップデートを行っているため、歴史を紐解くことこそが、検索エンジンとユーザー双方にとってメリットのある運営ができることに繋がります。

近年、完璧なSEO対策を講じることは困難になりつつありますが、サイト運営者が取り組める施策は無限にあると言って良いでしょう。
しかし、施策が無限にあるからこそ、現状のサイトの状態を診断し、適切な施策を講じる必要があるということです。

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