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SEO診断
SEOについて、仕組みや対策方法など、理解すべきことが多すぎて悩まれている方も多いのではないでしょうか。そもそもSEOとはどのようものなのか、どうして重要なのかなど、基礎的な部分が分からない方も多いかと思います。
そこで本記事では、SEOについて、基礎から成果を出すための応用にいたるまでを解説いたします。本記事を読むと、SEOの大枠部分をしっかり抑えた状態になれますので、ぜひ、参考にしてみてください。
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SEOとは「Search Engine Optimization」の頭文字をとった略称のことで、日本語訳すると「検索エンジン最適化」となります。具体的には、自社のWebサイトの内容を、GoogleやYahoo!などの検索エンジンに理解されやすいように最適化することです。 つまりSEOとは、GoogleとYahoo!の検索エンジンからの自然検索アクセスを増やすために、Webサイトの改善を行う施策のことを言います。
最適化し、検索エンジン上で上位表示できれば、自分のWebサイトにユーザーを集めることができます。 ユーザーを集めることができれば、自社の情報を伝えたり、商品を販売したりなど、利益もあげることができます。
したがって、Webでの集客において、SEOの理解が非常に重要となってきます。
SERPとは、Seach Engine Result Pageの頭文字をとった略称のことで、検索エンジンの検索結果のページを指します。例えば、GoogleのSERPには、下記のようなものがあります。
検索エンジンによってSERPは異なり、このSERPの使いやすさによってユーザーはどの検索エンジンを使うかを選ぶことになります。
当初の検索エンジンには自然検索(SEO)しかありませんでしたが、検索ユーザーのニーズに合わせてSERPは多様化してきており、今後もさまざまな検索機能が追加される可能性があります。
しかし、SERPの根幹には、情報提供元となるWebサイトが紐づいているため、SEOの対策をしておくことがSERP対策にも繋がると言えます。
「SERPとSEOについて」については以下の記事にて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
>>serpsとは?重要な6つの種類と掲載までの3ステップを解説
2018年頃から、Google検索ではスマートフォンの位置情報に基づいて検索結果が最適化される検索アルゴリズムが実装され始めました。 この検索ユーザーの位置情報に基づいて最適化して表示するSERPを「ローカライズ検索」と言います。
このローカライズ検索の導入によって、今まで位置情報関係なく自然検索でのアクセスを得ていた検索キーワードが所在地周辺でしか表示されなくなり、SEO順位は変わらないもののアクセスが減少したという事案が起きています。そのため、SEO対策を検索キーワード決める際は、
の2種類のどちらに当てはまるかを考慮する必要があります。
「ローカライズ検索のSEO」については以下の記事にて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
>>ローカルSEOの対策方法とランキング要因【MEOとの違いも解説】
よくSEOと比較される集客方法として、リスティングが挙げられます。 リスティングとは、検索エンジンの検索結果上にユーザーが検索したキーワード(検索語句)に連動して掲載される広告です。 つまり、SEOとリスティングは、下記のように明確な違いがあります。
基本的に短期運用向きなのがリスティング、長期運用向きなのがSEOです。 ただし、サイトへのアクセスを増やしたり、商品の販売に繋げたりといった目的自体は同じになります。SEOとリスティングの違いについては、下記の表も参考にしてください。
SEO | リスティング | |
平均クリック率 (1位表示の場合) | ◯ 18%程度 | △ 5%程度 |
費用 | ◯ 無料 | △ 有料 |
運用による資産性 | ◯ コンテンツや最適化された施策が資産として蓄積される | △ 掛け捨て |
持続性 | 基本的には持続する | 出稿を止めたら終わり |
即効性 | △ 数日〜数ヶ月かかる | ◯ 即日効果が出る |
表示結果のコントロール | △ 不可 | ◯ 可能 |
ユーザーの傾向 | 慎重タイプ 吟味したい、情報を調べたい | 稼働タイプ すぐに決めたい |
「SEOと検索連動型広告(リスティング)の違い」については以下の記事にて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
>>【正しい集客経路】SEOとリスティング広告の使い分けを解説
検索エンジンは、インターネットに存在する無数のWebページを、リンクを辿ることで収集し、収集した情報をデータベースに分類・登録しています。そして、この分類・登録した情報を、それぞれの検索キーワードに合わせて最も適切だと判断した順番に検索エンジン上に表示させています。
この分類・登録した情報を適切な表示順番に並べるための仕組みのことを「検索アルゴリズム」と言います。つまり、SEOとは、「検索アルゴリズムに最適化させる」ことを言います。
日本で使用されている検索エンジンは何があるのでしょうか。検索アルゴリズムはそれぞれの検索エンジンによって異なるため、どの検索エンジンに対してSEO対策を施すのかを考えなければなりません。 そのため、まずは日本でどの検索エンジンが使用されているのかを知っておく必要があります。日本における(2020年)の検索エンジンシェア率は下記のようになっています。
日本の検索エンジンのシェア率からも分かる通り、GoogleとYahoo!のシェア率が合わせて96%を超えています。そのため、基本的にはGoogleとYahoo!に対してSEO対策を行えば問題ありません。ただし、Yahoo!の検索アルゴリズムは、Googleの検索アルゴリズムをベースとしているため、実質的にはGoogleに対してのみSEO対策をすればOKです。これにより、Googleに対してSEO対策を行えば、同時にYahoo!の検索アルゴリズムに対しても対策したことになります。
したがって、SEOでは、Googleの検索アルゴリズムに対して対策を行なっていきましょう。
日本ではマイナーかもしれませんが、Bingも検索エンジンの1つです。Bingは、Microsoft社の検索エンジンで、GoogleやYahoo!とは完全に別の検索アルゴリズムで動いています。
日本でのシェアは約3%ほどと低いため、基本的には、Googleの検索エンジンに対して、SEO対策を行っていきましょう。
他の検索エンジンに関してもシェア率的には非常に低いため、SEOで考慮する必要はないです。
「SEOと検索エンジンの仕組み」については以下の記事にて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
>>検索エンジンの種類について【Google・Yahoo・Bingとは】
>>Google検索エンジンの歴史【SEO対策との関係性について解説】
ここまで、SEOの概要について解説してきました。では、検索順位はどうやって決まっているのでしょうか?実は、その検索順位が決まるまでには、下記の4つの手順があります。
順番にご説明します。
ユーザーが検索順位に反映させたいコンテンツを公開したとします。しかし、コンテンツが公開されても、すぐに検索順位に反映されるわけではありません。なぜなら、検索順位に反映されるためには、Googleのデータベース上に登録されている必要があるからです。 公開直後はGoogleのデータベース上に作成したコンテンツは登録されていません。
Googleのデータベースに登録されるには、次のクロールとインデックスという手順が必要になります。
クロールとは、インターネット上にある情報を集めるロボットが、Webページ等を巡回することを言います。このロボットのことをクローラーと呼び、検索結果に表示させるには、クローラーに対象のWebページの情報をクロールしてもらう必要があります。 クローラーがクロールすることで、Webページの情報を読み取ってくれます。
インデックスとは、検索エンジンのデータベースに登録されることを言います。つまり、クロールによってWebページの情報を集め、インデックスされて初めて検索エンジンの結果上に表示されるようになるということです。
最後に、インデックスされているWebページ情報の中で、検索結果に表示させるページのランキング付けが行われます。ランキング付けは、200以上の検索アルゴリズムを用いて行われていると言われており、アルゴリズムの中身も公表されていません。そのため、SEO対策においては、過去に行なった対策の中で、「効果があった」とされているものを行なっていくことになります。
様々なSEO対策がありますが、検索エンジンが最も重要視していることは、閲覧したユーザーを満足させるコンテンツかどうかです。なぜなら、どれだけSEO対策を施しても、閲覧したユーザーが満足しなければ、その検索エンジンを今後利用してくれない可能性もあるためです。
たとえば「SEO」というキーワードで検索したのに、SEOに全く関係のない情報ばかりが出てきたら、その検索エンジンを利用することは今後ないでしょう。ユーザーに利用されなければ、検索エンジンを運営している会社も儲からないため、ユーザーに満足させるコンテンツを上位に表示させたいということです。
つまり、コンテンツを作る側は、「閲覧したユーザーを満足させること」を第一に考えて作成する必要があります。
なぜ、SEOは重要視されているのでしょうか。WebマーケティングやWebメディア運営などを学習していると、「SEO」という文字は必ず耳にすることと思います。そこでここでは、SEOが重要な理由について5つご紹介します。SEOが重要な理由は、主に下記の5つです。
順番にご説明します。
SEOで上位表示を獲得できれば、中長期的に安定した集客チャネルになります。なぜなら、人的リソースを割かなくても、検索エンジンが勝手に集客してくれるからです。
例えば、あなたが寝ていたとしても、検索エンジンで検索したユーザーがあなたのサイトに訪れてくれます。検索数が多いキーワードであれば、検索されない日はほとんど無いと言えるため、中長期的に安定して集客できるようになります。
顕在層とは、自分自身のニーズに既に気づいており、「こういう商品が欲しい」と自覚しているユーザーのことです。 例えば、「新宿 焼肉」などで検索するユーザーが当てはまります。 この場合、「新宿で美味しい焼肉が食べられるお店が知りたい」という自分自身のニーズに既に気づいているため、顕在層であると言えます。
反対に、潜在層とは、まだ自分自身のニーズに気づいていないユーザーのことです。 例えば、「新宿 夜ご飯」などで検索するユーザーが当てはまります。 この場合、「新宿で夜ご飯を食べたいけど、何を食べようかな」という「何を食べたいか」という自分自身のニーズにまだ気づいていないため、潜在層であると言えます。
SEOで獲得できるのは、顕在層だけではありません。SEOで上位を獲得できれば、当然、潜在層もサイトに訪れる可能性があります。潜在層は、作成したコンテンツ内で上手く教育できれば、顕在層に変わる可能性を秘めている層です。
例えば、「新宿 夜ご飯」と検索したユーザーに、「新宿のおすすめ夜ご飯10選」などのコンテンツを見せ、そこに焼肉店を載せておけば、「私は今日焼肉が食べたかったんだな」と気づかせることができますよね?
したがって、SEOで上位表示を獲得できれば、顕在層、潜在層の両方にアプローチできるため、それだけ見込み客を増やすことができる可能性があります。
正直なところ、Webサイト運営を初めて間もない頃は、SEOで上位表示を獲得するのは非常に難しいです。 労力に見合ったリターンはほとんど返ってこないと言って良いでしょう。しかし、中長期的に対策を継続し、SEOで上位を獲得できれば、それだけで幅広いユーザーに一気にリーチできるようになります。そのため、短期的にはマイナスですが、中長期的に続けていけば必ず費用対効果が見合ってきます。
SEOで集客できれば、広告にお金をかける必要はありません。なぜなら、検索エンジン経由で安定的に集客できるためです。また、一度コンテンツを作り、SEOで上位表示を獲得できれば、広告や集客に割くはずだった時間やお金もかかりません。そのため、よりコンテンツ制作の時間に当てることができるようになり、結果的に広告予算を削減しながら幅広いユーザーを集客し続けられます。
SEOで上手く自社のサイトを表示できれば、企業の露出度アップに繋がります。 露出度アップに繋がれば、認知度が低い企業や商品でもブランド価値を高めることができます。さらに、ブランド価値が高まれば、「〇〇を買うなら、この企業」と認知してもらえるようになるでしょう。
以上、5つの理由から、企業のSEO対策は非常に重要であると言えます。
SEO対策には非常に大きなメリットがある一方、デメリットが無いわけではありません。 そこでここでは、SEO対策を行うデメリットについて解説しておきます。SEO対策を行う主なデメリットは下記の4つです。
順番にご説明します。
基本的にSEOの成果が出るためには、3ヶ月〜6ヶ月くらいかかります。 そのため、最初の頃は、成果が出るまで根気強くコンテンツを作成していく必要があり、モチベーション的にも非常に辛いと言えるでしょう。 また、他の業務や仕事がある場合は、非常に重労働になってしまう可能性があります。
SEO対策は、基本的に片手間でできるような仕事ではありません。そのため、SEOで成果をあげていくためには、しっかりと人的リソースを割く必要があります。特に、SEOについて何の知識も無い状態で始める場合は、立ち上げに時間がかかるため、「SEO対策チーム」などの運営体制を整えた方が良いでしょう。
コンテンツ内容によって、検索上位に表示させるための難易度が全く異なります。たとえば、SEO対策関係のコンテンツを上位表示にさせるには、非常に難易度が高いと言えます。なぜなら、SEO対策について知見のある人々がSEO対策関係のコンテンツを運営しているからです。
反対に、工場製品系のコンテンツは難易度が低いと言えるでしょう。なぜなら、工場製品系のメディアはそもそも数が少なく、メディア運営している企業があったとしても、WebやSEOに強く無い人が運営している場合がほとんどだからです。このように、企業やコンテンツ内容によってはSEOで検索上位に表示させる難易度が異なってきます。
したがって、自社の業種や業界では、どのようなコンテンツが存在するのか、実際に検索エンジンを使って検索して確認してみましょう。
SEOは、一度検索上位をとったら終わりではありません。定期的に行われるGoogleの検索アルゴリズムの変更によっては、検索上位のコンテンツの順位が落ちてしまう可能性があります。順位が落ちてしまうと、また検索上位をとるためにリソースを割かなければなりません。このように、一度検索上位獲得に成功したら終わりというもので無いことも、SEO対策のデメリットと言えるでしょう。
基本的にSEO対策は、しっかりと時間のリソースを割く必要があります。しっかりとリソースを割き、SEO対策に成功すれば、メリットははるかに大きいです。
したがって、まずは1年ほどSEO対策にリソースを割いてみてはいかがでしょうか。
続いて、SEO対策を行う上で知っておくべき事前知識についてご説明します。まずは、SEO対策の種類についてです。SEO対策には、主に下記の2種類があります。
それぞれ順番にご説明します。
内部対策とは、Webページを構成するHTMLタグやテキスト文章、画像やリンクといった内部の要素を改善するSEO対策のことです。簡単に言うと、プログラミングコードをクローラーに認識されやすいように綺麗に書くことを言います。
クローラーに認識されやすいことで、クローラーが適切に情報を検索エンジンに持ち帰ってくれるため、結果的にSEO対策で上位を獲得しやすくなります。つまり、内部対策を実施し、内部のコードからSEOに最適化することは非常に重要です。
一方の外部対策とは、「自社のWebサイトが、他社のWebサイトからどの程度評価されているか」という検索順位決定の外部要因に対して行う施策のことです。簡単に言うと、「他社のWebサイトから、自社のWebサイトにリンクをもらうための対策」を言います。
たとえば、自社のWebサイトから他社のWebサイトにリンクを貼る際に、情報が薄いWebサイト等にはリンクを貼りたくないと誰もが考えるのではないでしょうか。そのため、検索エンジン側も、他社から貼られているリンクの数や質によって、「他社のWebサイトからどの程度評価されているか」を重要な指標として見ています。
つまり、内部対策はWebサイト内部、外部対策はWebサイト外部に向けてSEO対策をしていくことを意味しています。
SEO対策では、知っておくべきことがたくさんあります。 特に近年のSEO対策では、知っておくべき重要な項目が多くなっています。具体的には、下記の7つです。
こちらも順番にご説明します。
E-A-Tとは、下記3つの略語の頭文字を取った言葉です。
Googleでは、上記のExpertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)のE-A-Tを満たしたユーザーが制作したコンテンツや発言をより評価すると明言しています。たとえば、虫歯については、知見のない素人がまとめたコンテンツよりも、歯科医師が書いたコンテンツの方が検索上位に表示されやすいイメージです。
したがって、コンテンツは必ず上記のE-A-Tを満たした上で作成するようにしましょう。
コンテンツを作成した専門家の経歴や受賞歴、顔写真、SNS情報などをコンテンツ内に記述すると非常に有効です。逆に、E-A-Tを満たしていないコンテンツは評価されないため、自分の専門分野や監修等が記載できないコンテンツは作成しないようにしましょう。
「E-A-T」については以下の記事にて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
>>E-A-TとYMYLのSEO対策方法【具体的な5つのポイントを解説】
モバイルファーストインデックスとは、GoogleがWebサイトのインデックス登録や検索順位決定を行う際に、PCサイトではなくスマホサイトを基準に評価を行う方針のことです。
そのため、PCサイトでの表示が綺麗でも、スマホサイトでの表示が乱れている場合などはGoogleアルゴリズムでの評価が低くなってしまいます。
コンテンツを作成した際は、まずはスマホサイトで綺麗に表示されているかを確認しましょう。
「モバイルファーストインデックス」については以下の記事にて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
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ページスピードとは、その名の通り、ユーザーが特定のWebページのURLにアクセスしてからそのページのコンテンツが表示されるまでの時間のことを言います。Googleでは、SEOにおいてページスピードも非常に重要視しています。なぜなら、ページスピードが遅いWebサイトはユーザーにストレスを与えてしまい、離脱に繋がってしまうからです。
そのため、自社サイトのページスピードは常に確認するようにしましょう。また、スマホでのページスピードもモバイルファーストインデックスにおいて重要項目です。 そのため、PCだけでなく、スマホでのページスピードも忘れず確認するようにしましょう。
ページスピードは、Googleが提供している「PageSpeed Insights」でチェックできます。
YMYLとは「Your Money or Your Life」の略で、直訳すると「あなたのお金と人生」に関わることを意味します。具体例としては、将来の幸福、 健康、金融など、人々のお金や人生に影響を与えるページを指しています。YMYL領域は、Googleが特に評価を厳格にしています。 なぜなら、万が一YMYL領域で間違った情報や悪意のある情報が表示されてしまうと、ユーザーの生活の質を著しく下げるなどして、健康に悪影響を与えてしまう可能性があるためです。
また、評価が厳格な分、SEOで上位を獲得するのも難易度が高くなっています。したがって、YMYL領域に触れるようなコンテンツを作成することは、専門性の高い知識を持つ場合を除いておすすめしません。
被リンクとは、他社のWebサイトから自社のWebサイトに向けられたリンクのことです。検索エンジンのアルゴリズムでは、この被リンクの質と量を重視しており、ページに良質な被リンクが増えると、検索エンジンからの評価が上がり、上位表示される可能性も高くなります。
サイテーションとは、被リンクではない、他サイトからの引用・言及のことです。簡単に言うと「オンライン上でどれだけ対象について語られているか」です。検索エンジンがサイテーションとして認識する要素には、次の3つがあります。
Googleからの明確な発表はないものの、サイテーションは被リンクと同じようにSEOに効果があると考えられています。
「被リンク」については以下の記事にて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
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コンテンツの質はSEO対策において最重要です。どれだけSEO対策を施したとしても、コンテンツの質が低ければ、SEOで上位獲得は難しいでしょう。なぜなら、コンテンツの質が低いと、ユーザーを満足させることができないからです。
Googleは「ユーザーを満足させれば、結果は後から付いてくる」と明言しています。 そのため、まずはしっかりとコンテンツの質を担保しましょう。
「SEO対策の種類」については以下の記事にて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
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コンテンツSEOとは、ユーザーの検索意図に沿った良質なコンテンツを継続的に発信し、自然検索からの集客の増加を目指すSEOの1つです。ユーザーの検索意図(ニーズ)を分析し、キーワードや共起後の選定などを行って、ユーザーの疑問に答えるコンテンツを作成します。
良質なコンテンツには、下記4つのメリットがあります。
ただし繰り返しにはなりますが、これらのメリットを享受するためには、良質なコンテンツを作成することから始まります。ユーザーの悩みを洗い出し、その悩みに答えるコンテンツを作成しましょう。
コンテンツSEOを成功させるためには、下記7つのポイントが重要です。
それぞれ順番に見ていきましょう。
まずは、検索(対策)キーワードを洗い出しましょう。検索(対策)キーワードとは、実際にユーザーが検索エンジン上で入力するであろうキーワードのことです。実際に、どのキーワードで検索したユーザーに向けてコンテンツを作成するかを決めます。
キーワードを決めたら、「そのキーワードで検索するユーザーがどんなニーズを抱えているのか」を洗い出しましょう。ニーズには、下記の2種類があります。
顕在ニーズはもちろんのこと、潜在ニーズまで洗い出すことで、より良質なコンテンツ作成に繋がります。
ニーズが把握できたら、関連するような自社の強みを明確化しましょう。自社の強みを明確化できれば、コンテンツ内でユーザーにアプローチできます。特に、ユーザーのニーズを満たすような強みであることが重要です。
自社の強みを明確化できたら、記事構成の作成・執筆に取り掛かりましょう。まずは構成を作成し、記事の流れがおかしくないか、ユーザーのニーズを満たせているか等を確認しましょう。
構成の作成が完了後、実際に執筆に取り掛かれば、ユーザーニーズから大幅に逸れてしまったコンテンツになることはまずないでしょう。
記事を執筆した後は、さっそく公開しましょう。また、SNS上でも公開したコンテンツを発信、拡散することで、アクセスの獲得に繋がります。仮に公開した記事が半年ほど経っても検索上位に表示されない場合は、ユーザーのニーズが満たせていない可能性があります。
その際はリライトを実施し、ユーザーのニーズを満たすようなコンテンツに近づけていきましょう。
先述の通り、被リンクの獲得はSEOにプラスに働きます。コンテンツSEOの良い点は、被リンク獲得に繋がりやすい点です。なぜなら、良質なコンテンツには自然とリンクが集まりやすいためです。
そのため、被リンクの獲得戦略という意味でも、ユーザーのニーズをしっかり満たすような良質なコンテンツを作成しましょう。
記事公開後、半年経ってもSEOで上位表示できない場合は、リライトを実施しましょう。 リライトとは、記事を書き直す、追記することを意味します。記事公開後に上位表示されないということは、記事内でユーザーのニーズが満たされていない部分があるということです。
そのため、リライトを実施し、情報を追記することで足りない情報を補ってあげましょう。 また、Googleは出来るだけ新しい情報を好むため、そういった面でもリライトは非常に有効です。
続いて、実際に初めてコンテンツを作成する際に気をつけるべきポイントを10つ解説します。
それぞれ順番にご説明します。
titleタグとは、その名の通り、記事のタイトルのことです。h1タグと呼ばれることもあります。基本的に、titleタグは32文字前後で設定しましょう。なぜなら、検索エンジン上で表示した際に、32文字以降は「…」と表示されてしまうことが多いためです。
「…」と表示されていると、ユーザーはその先のタイトルが読めないため、クリックしない可能性が高くなります。せっかくSEOで上位表示されてもクリックされなければ意味がないため、titleタグは32文字で設定しましょう。
見出しには、h1〜h6タグまであります。基本的にh1タグはタイトルタグなので、一度のみ用いるようにしましょう。その他のh2〜h6までのタグについては、階層に応じて正しく設置するようにしましょう。
たとえば、h2タグの下にh3タグ、h3タグの下にh4タグ…というようなイメージです。 見出しの階層が深くなるほど、hタグの文字も大きくなっていくように設定しましょう。
descriptionとは、メタディスクリプション(meta description)ともいい、ページの概要や要約を記したHTML形式のテキストで、検索結果のタイトルの下部分に出てくるテキストのことを指します。
基本的に、descriptionタグは70文字〜120文字前後で設定しておきましょう。なぜなら、検索結果に表示されるテキストが70文字〜120文字前後だからです。descriptionタグを見てクリックしてくれるユーザーもいるため、しっかり設定しておきましょう。
内部リンクとは、自社のコンテンツから他の自社のコンテンツへのリンクのことです。関連するコンテンツは、内部リンクで相互に繋いでおくと、SEO的にプラスに働きます。なぜなら検索エンジンのクローラーは、リンクを辿りながら情報をクロールし、インデックスしていくためです。
そのため、クローラーが巡回しやすい構造に内部リンクを最適化することは、サイトの評価アップに繋がりやすいということです。
記事を書く際は、1記事1キーワードを徹底しましょう。なぜなら、同じキーワードで複数の記事を書くと、重複コンテンツとみなされ、SEO的にマイナスに働くためです。
例え同じキーワードで書いた2つの記事の中身が違っても、コンテンツを見るユーザーからすると2つの記事を見ないといけなくなり、非常に不便です。
そのため、同じキーワードで別の記事を書きたい場合は、既存記事をリライトし、ボリュームを増やすことで対応しましょう。
サイトマップとは、Webサイト内にどういったページが存在するのかといった情報をユーザーやクローラーに伝えるためのものです。サイトマップを送信することで、Webサイト内にページを追加した際やインデックスされていないページがあった際に、ページ情報をGoogleへ伝えることができます。 Googleにページ情報が伝わっていないと、検索エンジン上に表示されることはないため、必ずサイトマップを送信しておきましょう。
先述の通り、ページスピードは非常に重要です。「PageSpeed Insights」でページスピードを計測し、改善項目は改善するようにしましょう。
なお、PageSpeed Insightsは、PC・スマートフォンともに表示スピードを調査してくれます。最低でも、PC・スマートフォンともに70点以上は目指すことが望ましいです。
SEOに取り組む際、「1コンテンツあたりどのくらいの文字数で書けば良いのだろう」と悩んだことはないでしょうか。結論から申し上げると、「このくらいの文字数で書いた方がSEO的に良い」という決まりはありません。
なぜなら、文字数ではなく検索ユーザーのニーズを満たすコンテンツであることが重要だからです。たとえば、あなたが検索ユーザーだった場合、長文で文字量が多いコンテンツより、自分の知りたいこと、ニーズに的確に答えてくれるコンテンツの方が嬉しいはずです。
「でも、SEOで検索上位をとっているコンテンツはどれも文字数が多いように見える」という意見もあるかもしれません。しかし、それは単に文字数が多いから検索上位に表示されているのではなく、「ユーザーのニーズに応えるためのコンテンツにするためにはそれだけの文字数が必要だった」と考えるべきです。
そのため、コンテンツを作成する際は、文字数ではなく、ユーザーのニーズを満たすことを第一に考えましょう。
ウェブマスター向けガイドラインとは、Webサイトを運営するウェブマスター向けに、Googleが公式にWeb上で提供しているSEOの教科書とも言えるものです。Webサイトを作る上での基本的な方針が書かれており、この方針に従っていないWebサイトは、検索エンジンに適切な評価をしてもらえません。 ウェブマスター向けガイドラインの要点を簡単にまとめておくと、下記のようになります。
上記の他にも様々なガイドラインが設定されているため、Googleのウェブマスター向けガイドラインはしっかり読み込んでおきましょう。
Googleは会社の理念として、「Googleが掲げる10の事実」という10個の理念を掲げています。下記の通りです。
基本的に会社は理念に沿って経営しているため、Googleという会社がどのように考えているのかを理解する上で非常に重要な指標です。また、検索アルゴリズム自体も理念に沿って運用しているはずなので、SEO対策の際は、この理念に沿ったコンテンツを作成する必要があります。
ここまで、SEO対策の概要等を解説してきました。ここでは、SEO対策を行う上で事前に知っておくべき注意点について5つ解説します。
それぞれ順番に見ていきましょう。
残念ながら、SEOは結果がすぐに出るわけではありません。なぜなら、検索順位や検索流入の効果が出るまでの期間は、コンテンツSEOを始めてから3〜6ヶ月ほどかかると言われているためです。特に、新規ドメインや競合性の高いジャンルに取り組んでいる場合は、さらに期間がかかります。
そのため、短期で結果を出そうと考えるのではなく、最初から長期目線で結果を出すことを考えておきましょう。
繰り返しにはなってしまいますが、Googleが一番評価するのは「良質なコンテンツであること」です。質が低いコンテンツはSEO的にマイナスであり、ユーザーも早期に離脱してしまうため、誰のためにもならないコンテンツになってしまいます。
良質なコンテンツを作成することこそ、どのようなSEO対策よりも効果がありますので、質を下げないように工夫することが重要です。
また更新頻度も重要です。なぜなら、Googleは更新頻度が高いWebサイトを優遇するためです。検索エンジン上で古い内容のコンテンツばかり溢れてしまったら、ユーザーのためにならない検索エンジンとなってしまうでしょう。したがって、良質なコンテンツを定期的に更新し続けるようにしましょう。
ブラックハットSEOとは、検索エンジンのアルゴリズムの穴を突き、本来のコンテンツのクオリティに見合わない検索順位を不正な方法によって獲得するテクニックのことです。基本的には、ブラックハットSEOに手を出してはいけません。
検索エンジンのアルゴリズムは、年間500回も修正されていると言われるほど常に改善されています。そのため、ブラックハットSEOで一時的に検索順位を上げることができたとしても、すぐに対策され、本来の順位に戻されてしまいます。また、質が低いコンテンツをいくら上位に表示させたところで意味はありません。
しっかりとした良質なコンテンツを作り込み、適切な方法で検索アルゴリズムに評価してもらうようにしましょう。
アルゴリズムアップデートとは、検索エンジンのアルゴリズムが大幅にアップデートされることです。大幅にアップデートされると、当然SEOの評価基準が変わってくるため、既存の順位が変更します。実際に、過去には下記のようなアップデートなどがあり、検索順位が大きく変動しました。
今後も、アルゴリズムアップデートによって既存コンテンツの評価が落ちる可能性があることは事前に理解しておきましょう。
直近では、2021年6月に第1部、2021年7月に第2部と2部構成でアルゴリズムのアップデートが実施されました。
アルゴリズムがアップデートされる際は、Googleの公式Twitterでアナウンスしてくれます。
Later today, we are releasing a broad core algorithm update, as we do several times per year. It is called the May 2020 Core Update. Our guidance about such updates remains as we’ve covered before. Please see this blog post for more about that:https://t.co/e5ZQUAlt0G
— Google SearchLiaison (@searchliaison) May 4, 2020
当たり前ですがGoogleは、検索アルゴリズムの詳細な評価基準やアップデートの内容については教えてくれません。
なぜなら、詳細に評価基準を教えてしまうと、SEO対策しただけの質が低いコンテンツが上位に表示される可能性があるからです。そのため、アルゴリズムがアップデートされた際も何がどのように変化したのかをキーワードやジャンル別の順位変動状況から判断する必要があります。
SEO対策をしていると、意図していないにも関わらず、ペナルティを受けてしまう場合があります。ペナルティを受けると、検索順位が大きく下がってしまいます。 そのため、どういったことを行うと、Googleのアルゴリズムにペナルティを受けるのかを知っておきましょう。以下を行うと、ペナルティの対象になります。
特に、気づかずに不自然なサイトから被リンクを受けている場合があります。そのため、後述するGoogle Search Console(グーグルサーチコンソール)を用いて、定期的に不自然なサイトから被リンクされていないか確認しましょう。
また、万が一ペナルティを受けた場合でも、ペナルティを受けた部分を改善すれば、再びちゃんと評価してくれるようになります。
ペナルティに触れないようにすることはもちろんですが、触れてしまった場合でも落ち着いて対処することを心がけましょう。
SEOは非常に奥が深く、覚えることが多いのも事実です。しかし、情報収集源さえしっかりと確保しておけば、SEO業者と同等、もしくはそれ以上の知識をつけることもできます。SEOの情報収集のポイントとしては、下記の3つがあります。
実際に弊社でおすすめしているサイトは、下記の5つです。
結論としては、「外注」と「自社内」の両輪がおすすめです。理想を言うと、外注コストの削減や、SEO知識の蓄積という観点で、自社内でやる方が望ましいです。しかし、「自社内」で完全にSEO対策を行えている企業は、現状としては大手の一部の企業に限られています。
理由としては、そもそもSEOに関する知識を蓄積する仕組みや体制を作る必要がある点と、SEO対策を実施するための作業リソースを確保する必要があることが挙げられます。
中長期的な投資が必要になるため、資金面の余裕とチームマネジメントが重要になります。 一方で、外注してSEO対策を丸投げというのもリスクがあります。SEO関係のサービスを提供する企業は日本だけでも数百社以上ありますが、それぞれ対策の方針や見解が異なり、上位表示成功率が100%のSEO企業は存在しません。企業によっては作業内容が不透明であったり、最新のGoogleアルゴリズムを理解していなかったりする業者も存在します。SEO対策は、仮説と検証の繰り返しで徐々に成功に繋がっていきます。
したがって、可能であれば複数のSEO企業からそれぞれの見解を聞き、最終的な判断、ハンドリングは発注する側が持てるように、Web担当者はいずれにしろSEOに関する知識をつけておく必要があるでしょう。
社内でのリソースがどうしても足りず、外注する場合もあるでしょう。その際は、下記の3点をチェックして外注先を選ぶようにしましょう。
まず第一に会社の実績を確認しておきましょう。会社の実績に関しては、最適でも下記項目については確認しておきましょう。
また、SEO対策としてどこまでやってくれるのかも確認しておきましょう。会社によっては、新規コンテンツの制作代とメディアの運用代を別に請求してくる会社もあります。 そのため、どこまでやってくれて、どこまでを自分たちでやらなければいけないか把握しておきましょう。
さらに、外注しなくてもツールで一発でできないかも検証する必要があります。近年のSEO対策ツールは非常に優秀で、ほとんどの分析ができてしまいます。したがって、本当に外注する必要があるか、ツールで代替できないかを確認しましょう。
「SEOは外注と自社内でやるのどちらが良いか?」については以下の記事にて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
>>SEO対策の基本ポイント15選と重要視するべき考え方
続いて、SEOを行う上で導入するべきツール4つをご紹介しておきます。
順番にご説明します。
Googleキーワードプランナーは、Google広告の利用者向けツール機能の1つです。Googleキーワードプランナーを使用すると、「キーワードの月間検索ボリューム」を調べれます。
キーワードの月間検索ボリュームとは、対象のキーワードが月にどのくらいの回数検索されているかという指標です。
たとえば、「SEO 対策」というキーワードの月間検索ボリュームが5,000だった場合、「SEO 対策」というキーワードは、月に5,000回検索エンジンで検索されていることを表します。月間検索ボリュームを調べることで、どのくらいその検索キーワードにニーズがあるかを確認できます。
単純に、月間検索ボリュームが多いキーワードで検索上位を取れれば、それだけアクセスが集まりやすくなります。したがって、対象キーワードにどのくらいニーズがあるかを知るためにも、Googleキーワードプランナーを利用しましょう。
Google Analytics(グーグルアナリティクス)とは、Googleが無料で提供しているアクセス解析ツールです。Google Analytics(グーグルアナリティクス)では、登録したWebサイトに訪れたユーザーデータを把握できます。
たとえば、上記などのデータを計測できます。もちろん、上記以外にも様々なデータが計測できるため、Webサイト運営者であれば導入は必須のツールです。
Google Search Console(グーグルサーチコンソール)は、Google Analytics(グーグルアナリティクス)とは異なり、ユーザーがどのキーワードで検索したときに、結果としてどのように表示されたかなど、サイトのアクセス前のデータを取得できるのが特徴です。Google Search Console(グーグルサーチコンソール)もGoogleが無料で提供してくれています。
たとえば、上記などを調査できます。基本的に、Google Analytics(グーグルアナリティクス)とGoogle Search Console(グーグルサーチコンソール)で見れるデータが異なるため、両方のツールを使いましょう。
検索順位チェックツールとは、自分の作成したコンテンツの検索キーワードとその検索順位をチェックできるツールのことです。順位チェックツールには、下記のようなツールがあります。
基本的にどのツールも有料ですが、手動で1つ1つ検索キーワードを打ち込み、自分のコンテンツの検索順位を確認するのは非常に時間がかかるため、ある程度コンテンツ量が増えてきたら導入を検討しても良いでしょう。
目安としては、100記事ほどコンテンツを作成してから導入を検討しましょう。Google Search Console(グーグルサーチコンソール)でも簡易的に自分のコンテンツの検索順位をチェックできるため、100記事作成するまではそちらを使うことをおすすめします。
最後に、SEO対策の歴史とこれからのSEOについてお伝えして終わりたいと思います。過去のSEOについて知ることで、現在の検索アルゴリズムがなぜこのような評価基準になっているのか、未来の評価基準はどうなっていくのかを知ることができます。
現在でこそ、質の高いコンテンツが検索エンジンの上位に表示されるようになりましたが、最初からこのようになっていたわけではなりません。過去には、「検索アルゴリズムの穴をつき、質が高くないコンテンツが上位に表示される」ということが度々起こっていました。いわゆるブラックハットSEOです。
ブラックハットSEOで有名なのが、「悪質リンクの購入」です。SEO業者に依頼して、自社サイトに対して、別サイトから大量にリンクを貼ってもらうことで検索順位を上げるという手法です。まだ、検索アルゴリズムが被リンクの本数を今よりさらに重要視していたため、外部リンクを貼るためだけに作成した意味のないサイトからリンクを送ることで簡単に順位を上げることができていました。
検索アルゴリズムの大幅なアップデートを経て、このような悪質リンクによるブラックハットSEOは通用しなくなりました。続いては、現在のSEO対策がどのようになっているかご紹介します。
Googleは検索アルゴリズムのアップデートを繰り返し、現在のように「ユーザーにとって価値のあるコンテンツ」を評価できるようになりました。
そこで生まれた考えが「コンテンツSEO」という新たな考え方です。「コンテンツSEO」は、ユーザーが求める価値のあるコンテンツを発信し、サイトへのアクセスを増やすというSEOの手法です。
この方法が現在では主流になっており、実際に結果も出るSEO対策には欠かせない手法として定着しています。本記事で何度も「ユーザーのニーズを満たす良質なコンテンツを作成する必要がある」と言っているのはそのためです。
ユーザーにとって価値のあるコンテンツを作成することで、結果的にGoogleでの評価も高くなるというのが、現在のSEO対策の考え方です。
「現在のSEO対策」については以下の記事にて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
>>コアウェブバイタル(Core Web Vitals)とは?SEOに与える影響と対策方法についてわかりやすく解説します!
過去と現在でSEO対策に対する考え方が大きく変わっていることがお分かりになったかと思います。では、これからのSEO対策はどうなっていくのでしょうか。結論から言うと、現在の「ユーザーファースト」すなわち「ユーザーにとって価値のあるコンテンツ」を上位表示されるという考え方はさらに強くなっていくでしょう。
実際に2018年のスピードアップデートはまさにユーザーファーストの考えが反映された結果と言えるでしょう。スピードアップデートについて簡単に説明しておくと、下記の内容になっています。
このことからも、今後もSEO対策をする際は、「ユーザーにとって価値のあるコンテンツなのか?」が重要視されると言えるでしょう。
「SEO対策の歴史」については以下の記事にて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
>>パンダアップデートとは【SEOに与えた影響と取るべき施策について】
ハミングバードアップデートとは【概要やSEOへの影響について】
本記事では、SEOの概要と仕組み・成果を出すために押さえるべきポイントについて解説してきました。最新のSEO対策は、昔のように「これをすれば上がる」といったピンポイントの対策ではなく、サイト全体の設計の領域にまで範囲が及んでいます。HTMLやCSSを理解していることはもちろん、Java ScriptやPHP、CMS、またUIや表示スピード等のユーザーエクスペリエンスまで、多岐にわたり改善タスクが見えなくてはいけません。
最も大事したいSEOの考え方としては、GoogleのためのSEOではなく、「ユーザーのためのSEOであること」です。 今後、Googleがどのようにアルゴリズムを更新しようとも、この考えに則って運用と改善をしていれば、SEOで大きな機会損失をすることはないでしょう。
SEO対策をしっかりと行い、適切なコンテンツを作り込んでいけば、新規顧客の獲得に繋げられます。また、作成したコンテンツが検索エンジンから集客してくれれば、営業や広告運用に時間もお金もかけなくて済むようになります。
したがって、まずはSEOの概要と仕組みを抑え、良質なコンテンツを作成することから始めてみてはいかがでしょうか。
参考サイト
「How Search Works」株式会社アダムテクノロジーズ 執行役員。
ユーザーニーズと最も近いSEO対策で、あらゆるビジネスを加速させ、より良い社会の実現を目指す。
入社から5年間で100社以上のSEO対策に従事し、様々なジャンル・キーワードでの上位表示を実現。顧客目線での目標達成にコミットしたSEOコンサルティングが強み。