WordPressの高速化プラグイン5選【サイト速度の計測方法も解説】
高速化
SEO担当者になったとき、SEOの知見があまりない状態では、どのような分析をして良いのか分からない方は多いかと思います。また、ある程度Webサイトに記事が溜まってきたときに、どのような優先順位で取り組むべきか悩むのではないでしょうか。
そこで本記事では、SEO分析における考え方を解説するとともに、SEO分析が重要な理由や、最低限見るべき項目を解説します。また、SEO分析を行った後にやるべきことや必須のツールもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
株式会社アダムテクノロジーズ 執行役員。
ユーザーニーズと最も近いSEO対策で、あらゆるビジネスを加速させ、より良い社会の実現を目指す。
入社から5年間で100社以上のSEO対策に従事し、様々なジャンル・キーワードでの上位表示を実現。顧客目線での目標達成にコミットしたSEOコンサルティングが強み。
目次
表示
閉じる
まずは、SEO分析における考え方を理解する必要があります。結論として、SEO分析を行う前に、自社の中でのSEOの立ち位置を明確にすることが大切です。SEO対策と一口に言っても、なぜSEOに取り組むのかは企業によって異なります。たとえば、自社商品を販売するためのリード獲得、自社の認知拡大などが挙げられます。
加えて、リード獲得の中にも、問い合わせフォームからの連絡なのか、セミナーのリストを獲得するのか、メールマガジンの登録など多岐にわたります。今後SEOの効果を最大化させるためにも、まずは自社の中でのSEOの目的を整理し、そこから逆算した改善をできるようにすることが大切です。
また、サービスページやLPのクリック率が高く、成約率が低い場合は、自社商品の価格に不安を感じていたり、競合他社と比較検討されていたりする可能性が考えられます。そのようなときにSEOの目的を明確にすることで、自社商品自体を改善することや、新しい商品をリリースすることも可能となるのです。
SEOを盤石な集客基盤にできるよう、まずは目的を整理することから始めましょう。
SEO分析は、SEOに取り組んでいる方であれば必ず行うべきです。それには、下記3つの理由が挙げられます。
それぞれ順番に解説します。
はじめに、SEOの分析なしに検索順位は上がらないためです。SEOで成功している企業は、必ずSEOを分析しています。同じジャンルや領域のSEOで勝負する場合、必ずSEOで成功している企業とも戦う必要があるため、当然ながら自社もそれ相応の分析をする必要があります。
また、SEOが上手くいっていない場合、必ずどこかの数字に原因があります。たとえば、滞在時間が短かったり、サービスページのクリック率が悪かったりすることなどが挙げられます。SEOでは、これら1つ1つの数字を改善することで成果は必ず上がるため、検索順位を上げるためにも分析が必ず重要です。
次に、SEOを分析することで、ユーザーニーズを紐解けるようになります。たとえば会社のホームページを例にすると、会社概要、サービスページ、料金ページ、資料請求ページなどが挙げられます。これらのページの中で、仮に料金ページの閲覧数が多いものの、アクセス数に対して問い合わせが少ない場合は、ユーザーが料金部分を懸念していることが考えられます。
これらを踏まえると、あえて料金ページをなくして、問い合わせ導線を資料請求のみに絞ったり、安価な料金プランのみを掲載したりするなどの改善を実行できます。あくまでこれらは一例であり、SEOを分析することでユーザーニーズを紐解けるため、より自社の売上や集客力を強化できます。
最後に、SEOを分析することで、競合の現状や売上を予測できます。仮に、競合が自社と比較して2倍のアクセス数を獲得しているとします。この場合、SEO経由での売上が、シンプルに2倍〜3倍程度あると考えられます。
当然ながら、売上に起因する数字は複数あるため一概には言えないものの、競合の数字を把握したい場合にもSEO分析は有効です。
ここまで、SEO分析を行うべき理由を解説しました。ここからは、SEO分析で最低限見るべき数字を解説しますので、ぜひ参考にしてください。なお、GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスを導入している前提でご説明しますので、導入前の方は、ひとまずこれら2つのツールを導入するようにしましょう。
インプレッション数(表示回数)は、自社のリンクが、ユーザーの検索画面に表示された回数のことです。ユーザーの目に触れたかどうかは関係なく、あくまで表示された時点で1カウントが行われます。
表示回数が低い場合、記事やWebサイトをそもそもクリックしてもらえないため、SEOで最も最初に改善するべき数字です。多くのインプレッション数が少ないケースでは、検索順位が2ページ目以降であったり、対策キーワードが少なかったりします。
Googleサーチコンソールを開いてインプレッション数が少ない場合は、改善が急務だと言えるでしょう。
PV数(閲覧数)は、記事を読まれた回数のことです。1人のユーザーが2ページ読んだ場合、PV数は2としてカウントされます。なお、混同されやすい指標として「セッション数」が挙げられますが、これは1人のユーザーがWebサイト内での行動を終えるまでの数字なので、どれだけページを遷移してもセッション数は1となります。
PV数が増えることは、Webサイトを閲覧するユーザー数が増えることとほぼ同義であるため、問い合わせや資料請求といった売上に繋がりやすくなることが特徴です。
CTR(クリック率)は、検索結果にWebサイトが表示された場合に、クリックされた割合のことを指します。また、記事の中に設置している内部リンクにもクリック率は存在します。
記事の中で設置した内部リンクやサービスページへのリンクがクリックされない場合、商品がどれだけ魅力的でも問い合わせは発生しません。一方で、クリック率が良ければ一定数以上の問い合わせは見込めるため、売上を増やすためには必ず見るべき指標です。
CVR(成約率)は、クリック数に対して、どれだけの問い合わせが発生しているかを表す指標です。CVRが2倍に改善すれば、売上が4倍以上に変わるケースも珍しくありません。
CVRが悪い場合、サービスページやLPの質が低いと判断でき、多くの見込み客を損失してしまいます。そのため、売上や問い合わせに最も直結する指標がCVRだと言えるでしょう。
SEO分析では、解説した4つの指標に優先順位を付け、自社の課題に合わせて適切に改善を進めることが大切です。
ここからは、SEO分析を行った後に、具体的に改善としてやるべきことをご紹介します。
それぞれ順番に見ていきましょう。
まずは、既存記事の内部リンク構造を見直しましょう。ユーザビリティの高い内部リンク構造になっていないと、閲覧してほしいページにユーザーが遷移せず、CVRやWebサイト全体の検索順位が下がってしまいます。
前提としてサイト設計の段階でやっておくべきことではあるものの、関連キーワード同士が繋がっているかは確認しましょう。また、サービスページやLPのCVRが悪い場合は、サービスページに飛ばす前に内容を補足するページに遷移させ、その上でサービスページに遷移させるなどの改善策も考えられます。
ひとまず、Webサイト全体の内部リンク構造が適切であるかを見直してみましょう。
次に、新規のキーワードも対策しましょう。Webサイト全体のPV数や表示回数が少ない場合、根本的に対策しているキーワード数が足りないケースも多いです。対策するキーワード数が増えれば、Webサイト全体の評価も高まる傾向にあるので、PV数や表示回数も増えていきます。
また、既存記事の内部リンク先の記事が足りていない場合も、新規のキーワードでの対策を強化することを推奨します。Googleは、相互に結びついている記事を評価するので、こちらもWebサイト全体の検索順位を高めることに繋がります。
次に、コンテンツのリライトも進めましょう。特に表示回数が少ない場合は、リライトすることで検索順位が上がり、表示回数を増やすことが可能です。また、滞在時間が短い場合や直帰率が悪い場合でも、リライトすることで記事の内容が改善されます。
リライトをする場合は、Googleサーチコンソールを開いて、ひとまず「検索クエリ」を確認しましょう。次に、その検索クエリを、記事の中で対策しているかを確認します。
対策していない場合、その検索クエリで流入してきたユーザーの検索意図を満たしていないことが考えられるので、見込み客を取りこぼしている可能性が高いです。そのため、既存記事に検索クエリを見出しとして追加することで、その記事の検索順位が上がったり、滞在時間が増えたりするでしょう。
ページタイトルの改善は、PV数とCTR改善に役立ちます。検索結果での表示回数が増えたとしても、タイトルが魅力的でなければクリックされません。結果的に、PV数とCTRが落ちることに繋がります。また、ページタイトル(titleタグ)はGoogleが重要視している項目の1つであるため、CTRが高まれば検索順位もさらに上がる可能性が高いです。
最後に、E-A-Tを上げることも重要です。E-A-Tとは、専門性、権威性、信頼性の3つの英単語の頭文字を取った言葉のことを指します。Googleは、E-A-Tが担保されているかどうかの重要度を高めており、E-A-Tが低いWebサイトや記事は評価が落ちてしまう傾向にあります。
E-A-Tを上げるためには、会社概要ページを適切に作成したり、自社が保有している資格を掲載したり、セミナーの登壇経験などを発信する必要があります。E-A-Tが担保されていれば、上位表示できる可能性も高まるため、SEO分析と合わせてE-A-Tを高める施策も打つようにしましょう。
ここまで、SEO分析の具体的な方法などを解説してきました。ここからは、SEO対策に利用必須のツールをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
Googleアナリティクスは、Googleが提供している公式のアクセス解析ツールです。ユーザーがWebサイトに訪問した後のデータを分析でき、たとえば滞在時間や直帰率、離脱率などの指標が挙げられます。
また、Googleアナリティクスでは行動フローを分析することも可能です。Aの記事からBの記事に遷移しているユーザー数などを分析できるため、設置している内部リンクが適切であるかの判断もできるようになります。
Googleサーチコンソールは、Googleアナリティクスと同様に、Googleが提供しているアクセス解析ツールです。ユーザーがWebサイトに訪問する前のデータを分析できます。たとえば、ユーザーの検索クエリや表示回数、クリック率などの指標が挙げられます。
また、Googleサーチコンソールでは被リンクを拒否したり、インデックスリクエストを送ったりできます。自社の検索結果を改善する際に役立つので、表示回数やPV数を増やしたい場合は、必ずGoogleサーチコンソールを活用しましょう。
Ahrefs(エイチレフス)は、SEOの総合的なアクセス解析ツールです。月額10,000円程度の有料ツールではあるものの、競合サイトが獲得している被リンク元を調べたり、獲得しているキーワードを調査できたりします。
そのため、自社のベンチマークしている企業が獲得しているキーワードやSEO戦略を分析したい場合は、Ahrefsが非常に便利です。おすすめの有料ツールを探している場合は、Ahrefsを優先的に検討してみると良いでしょう。
Googleキーワードプランナーは、軸となるキーワードで検索した際に、その関連キーワードを洗い出してくれるツールです。また、それらのキーワードの検索ボリュームを調べたり、リスティング広告におけるCPC(クリック単価)も調べたりできます。
新しいコンテンツを作成する際は、必ず特定のキーワードを狙って対策する必要があります。そのため、新規記事作成に力を入れる場合は、必ずキーワードプランナーを活用しましょう。
検索順位チェックツールは、特定のキーワードの検索順位をチェックできるツールです。非常に多くの検索順位チェックツールが存在しており、GRCやBull、その他様々なツールが挙げられます。
それぞれの検索順位チェックツールでできることの幅は大差ないので、料金などを優先して自社に合ったものを利用する形で問題ありません。
本記事では、SEOの分析方法について解説をしてきました。SEO分析においては、前提として、自社の中でのSEOの立ち位置を明確にすることが大切です。どのような目的を持ってSEOに取り組むかによって、今後対策するべきキーワードや、優先度高く改善するべき数字が変わってきます。
まずは、インプレッション数、PV数、CTR、CVRの4つの数字は、最低限見るようにしましょう。また、弊社株式会社アダムテクノロジーズでは、過去4,000キーワード以上を対策してきた実績を基に、記事作成までを一貫して行うSEOコンサルティングをご提供しています。上位表示率85%を超えるノウハウを軸に、集客や売上増加を支援しますので、気になる方は一度無料でお問い合わせください。