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Webでの集客を増やすためには、SEO対策を実施して検索上位表示を狙うというものが従来の集客方法でした。しかし、検索エンジンでの検索上位表示を狙うことがSEOでの正解という考えは通用しなくなってくるかもしれません。
その理由として「serps」が大きく関係しています。serpsが変化していくことで、SEO対策の方法にも影響を及ぼす可能性があるため、柔軟に対応していかなければなりません。
しかし、「serps」という単語に聞き馴染みのない方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、serpsの概要や表示される情報、その6つの種類について詳しく解説していきます。
「SEOとは」については以下の記事にて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
>>【2021年版】SEOとは?その概要と仕組み・成果を出すために押さえるべきポイント
株式会社アダムテクノロジーズ 執行役員。
ユーザーニーズと最も近いSEO対策で、あらゆるビジネスを加速させ、より良い社会の実現を目指す。
入社から5年間で100社以上のSEO対策に従事し、様々なジャンル・キーワードでの上位表示を実現。顧客目線での目標達成にコミットしたSEOコンサルティングが強み。
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「serps」とは、Search Engine Result Pageの頭文字を取ったもので、「ユーザーが検索エンジンにてキーワードを入力した際に表示される検索結果」を意味しており、複数形として末尾に「s」が付きます。
検索結果であるserpsでの上位表示を狙うことを「SEO対策」と呼びます。serpsでは、ページのタイトルやページの概要文であるメタディスクリプションなどが表示されることが特徴です。
serpsで上位表示されることにより、検索結果の1ページ目に自身のWebサイトが表示されるため、結果多くのユーザーの目に留まります。そういったインプレッションの増加や売上を増加させられることへの期待から、多くの企業がSEO対策に力を入れています。
serpsに表示されているものは、検索結果のみではありません。改めて確認すると、検索結果画面には様々な項目が表示されています。また、この表示されている情報はユーザーにとっての利便性を考え、定期的にアップデートされています。
代表的な例を挙げると「広告」です。開発当初の検索エンジンには、シンプルに検索結果のみが表示されていました。しかし、2002年に「Google Adwords」のサービス提供を開始したことで、serpsには検索結果と広告が表示されるようになりました。
Google Adwordsとは、検索連動型広告のことです。検索されたキーワードに連動して関連コンテンツの広告を表示するサービスで、この広告で売上を伸ばしている企業や広告収入を得ているブロガーもいます。
このように、serpsには様々な情報が表示されています。そこで、ここからはserpsに表示される情報について解説していきます。
上記について、1つずつ詳しく見ていきましょう。
パーソナライズ検索とは、検索エンジンを利用したユーザーの検索履歴や属性を反映して検索結果に表示する機能です。パーソナライズド検索によって、ユーザーにとって知りたい情報を詳しく表示してくれます。
たとえば、東京在住の方が「病院」と検索した際、東京の病院が表示されるという仕組みです。所在地なども反映されるため、ローカルな地域情報まで表示されるなど、キーワードは同じでもユーザーごとに検索結果が変動します。
ユニバーサル検索とは、serpsの検索窓直下に表示されているWebサイト以外を指します。また、検索キーワードによってユニバーサル検索の表示も変動します。
2021年2月時点では、このような項目が表示されます。
また、Webサイトの検索結果とユニバーサル検索では、検索結果が変動します。Webサイト検索では1位を獲得していても、画像検索では30位まで下がってることもあるため、ユニバーサル検索に特化したSEO対策も存在することも特徴です。
強調スニペットとは、検索キーワードに関する解決策をWebサイトから引用して表示してくれる機能です。強調スニペットはserpsの最上部に表示されるため、ユーザーの悩み解決に役立っています。
また、強調スニペットは解決策となるテキスト以外にも、引用元のタイトルや画像・URLなども表示されます。サイト運営者にとっても、最上部に表示されることでアクセス増加を狙えるため、非常にメリットの多い機能だと言えるでしょう。
serpsには強調スニペットだけでなく、リッチスニペットも表示されます。リッチスニペットとは、通常のスニペットよりも可読性を高めたものです。リッチスニペットには、テキストだけに限らず画像が表示されることもあります。
通常、スニペット部分にはメタディスクリプションが表示されますが、リッチスニペットはテキストの可読性を高めた画像やQ&A・レビュー評価などが表示されるため、クリック率の向上が期待できます。
ナレッジパネルとは、作品や人物名を検索した際に表示される機能です。キーワードとしての検索結果ではない、作品・人物の詳細や背景などの情報を網羅した状態で表示してくれます。
日々進歩するGoogleのアルゴリズムにより、キーワードに対する情報収集の精度が上がったことでナレッジパネルが導入されました。ナレッジパネルにより、キーワードが作品なのか、場所なのか、人物なのかを判別しています。
たとえば、映画などの作品名を入力すると上記のような内容が表示されることが特徴です。これらの情報が通常の検索結果とは別枠で表示され、人物であれば生年月日や経歴、場所であれば現在地から目的地までの経路などが表示されます。
ナレッジパネルで表示できる内容【申請と通過方法も解説】Google Discoverとは、2018年9月より「Google公式アプリ」や「Google chrome」などのGoogleアプリを立ち上げると、自然におすすめが表示される機能のことです。表示されるコンテンツは、ユーザーが興味のあるコンテンツが表示されます。
おすすめが表示される理由は、過去の検索履歴やアクセスするサイトの傾向、フォローしているアカウントなどをAIが判別し、ユーザーにとって興味・関心のあるコンテンツを提供してくれるという仕組みです。
Google Discoverに表示されることで、検索順位に関係なく多くのユーザーからのアクセスに期待ができるため、一気にインプレッションが増加することに繋がります。
serpsについて解説しましたが、実際にserpsに情報が掲載されるためにはどのような手順が必要なのか、掲載までの流れについて解説します。Webサイトが検索結果に表示されるまでの基本の流れとなるので、さらに理解を深めていきましょう。
検索結果に表示されるためには、検索エンジンにWebサイトの存在を認識させる必要があります。どれだけ有益なWebサイトを立ち上げても、検索エンジンに認識されない限りは、検索結果に表示されることはありません。
まず、検索エンジンがWebサイトの存在を認識するための行動を「クローリング」と呼びます。クローリングでは、Webサイト内のHTMLタグやリンクを辿ってコンテンツの内容を把握していますが、クローリングの段階では検索結果に表示されていません。
クローラーとはインデックスとは、集めたデータを確認し、クローリングによって収集したデータを検索エンジン内で保存していくことを指します。また、クローリングではすべての情報を収集するため、不要なデータを排除する役割もあります。
インデックスによりデータを整理して保存され、このタイミングで検索結果に反映されます。Googleアルゴリズムが認識して、処理しやすい形式に変換する機能もインデックスは兼ね備えています。
インデックスとはランキングとは、検索結果に表示される順位のことを指します。インデックスされたWebサイトを、検索結果のどの位置に配置するかを決めていく仕組みです。また、このランキングの審査には200以上の細かい基準が設けられています。
このランキングで上位を狙うための施策が、いわゆる「SEO対策」になります。インデックスされた記事であっても、検索順位が100位では、閲覧されることはまずありません。そのため、多くのアクセスを集められる検索上位を狙うためには、200以上の審査基準を1つずつクリアしていく必要があります。
また、インデックスされている場合でも検索順位が圏外の場合は、検索順位に反映されません。多くの場合、検索順位100位以内に入ることで順位が表示されることが特徴です。
検索結果に情報が掲載されるまでの流れについて解説しましたが、実際に掲載されているかを確認しておく必要があります。何かしらのエラーによりインデックスされず、検索結果に表示されていなかったというのは良くある話です。
ここからは、検索結果に情報が反映されているかどうかを確認する方法について解説していきます。インデックスまで進んでもエラーが出る可能性もあるため、確認はしっかりと行っておきましょう。
検索結果に情報が反映されているかを確認するには「Google Search Console」を利用します。Google Search Console上部に検索窓があるため、その検索窓にインデックスさせたいURLを入力するだけで状況を確認できます。
また、インデックスされていない記事の場合、同様の手順でGoogle Search Console上部の検索窓にURLを入力することで、インデックスを促すことも可能です。
インデックスされているかを確認した際、「インデックスできません」のようなエラーが出ていることがあります。インデックスエラーの原因は情報が少ないことによるクローリングエラーか、ガイドライン違反がほとんどです。
原因を見つけて、的確に解決することでインデックスされるようになります。改めてインデックスしたい場合は、Google Search Consoleの検索窓にURLを入力してインデックスを促すことをおすすめします。
Googleサーチコンソールの使い方と重要機能【使い方を解説】Google Search Consoleでインデックス状況を確認する以外にも、検索順位チェックツールを活用してランキングを確認することで、検索結果に情報が反映されているかをチェックすることも可能です。
自然流入を狙う場合、検索順位の動向は気になるところです。Google Search Consoleでも検索順位の確認はできますが、少し手間がかかることは事実であるため、検索順位チェックツールの利用をおすすめします。
なお、主な検索順位チェックツールは以下の4つです。
これらの検索順位チェックツールを活用することで、検索順位の動向までチェックできます。SEO対策の効果を測定するためにも、検索順位チェックツールで順位を確認しておきましょう。
検索順位の向上を狙ったリライトなどを行った際は、検索順位チェックツールにて、リライト前とリライト後の検索順位の動向をチェックしておきましょう。
検索順位が向上した場合は「リライトが成功した」ことの証明になるため、今後の改善の指標にもなります。
本記事では、serpsの概要や、serpsに表示される種類などについて詳しく解説しました。serpsの概要や、表示されるまでの流れを理解しておくことで、SEO対策の方法も変わってきます。
Googleは、日々微動ながらも、検索結果を変動させています。また、Googleのアルゴリズムは運営当初から一貫して「ユーザーの検索意図を満たし、検索体験を充実させる」ことを念頭においています。
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