AMPとは

高速化

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ここ最近、SEO担当者の間で話題になっている「AMP」というものがあります。アルファベット3文字のとても覚えやすい用語ではありますが、「一体何のことなんだろう?」という疑問を抱いていた方も多いのではないでしょうか。今回はそんなAMPについて詳しくご説明したいと思います。

この記事の執筆者

田中雄太

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アダムテクノロジーズ執行役員
SEOコンサルタント

株式会社アダムテクノロジーズ 執行役員。
ユーザーニーズと最も近いSEO対策で、あらゆるビジネスを加速させ、より良い社会の実現を目指す。
入社から5年間で100社以上のSEO対策に従事し、様々なジャンル・キーワードでの上位表示を実現。顧客目線での目標達成にコミットしたSEOコンサルティングが強み。

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AMPとは

AMPとは(Accelerated Mobile Pages)の略で、「アンプ」と読みます。 Google社とTwitter社が共同開発しているプロジェクトで、モバイル端末においてWebページを高速表示するための試みです。 また、最近ではそのプロジェクトチームによって発表されたフレームワーク『AMP HTML』を指す場合が多くなっています。 モバイル端末で検索をすると、検索結果のスニペットの部分に「⚡️(カミナリ)」のマークと「AMP」という文字が表示されるものがあるのはご存知でしょうか?これはAMP化しているページのスニペットに表示されるもので、これが表示されているページはモバイル端末での高速表示に対応したものとなっています。

なぜ高速表示されるの?

AMPを構成する要素には主に以下の3つがあります。
  • AMP HTML(HTML5)
  • AMP JS(JavaScript)
  • AMP CDN(CDN)
AMP化されたページは、AMP JS以外のJavaScriptを許可しなかったり、全外部リソースの縦幅を固定したりと、とても制約の多い仕様となっています。それによって読み込みや描画の負荷を極力減らし、ページを瞬時に表示させることができているのです。 また、AMPに対応する形で作成されたページはGoogleやTwitterにキャッシュとして保存されます。ユーザーが検索結果からAMPマークのついたページを選んでクリックすると、GoogleやTwitterのキャッシュから素早くページを表示させることができるのです。 従来のようにWebサイトへのアクセスの必要がなく、サイトを読み込む工程が省けるということも高速表示の理由になっています。

AMPに対応するコンテンツ

AMPは現在、記事要素のあるコンテンツと動画に対応しており、メディアによる記事やキュレーションメディアが発信するコンテンツなどが多く表示されています。 しかしながら、記事コンテンツや動画にしか関係のない話というわけではありません。一昨年には世界的に有名な大手ECサイト『eBay』がAMPの導入を発表し、話題になりました。例えばECサイトなどでは「買い物かごに入れる」などといった購入の動作には対応していませんが、ユーザーが商品を閲覧するのには十分に機能するものとなっています。ECサイトでも表示速度はとても大きな課題で、商品ページを開くのにいちいち時間がかかっていてはユーザーが離脱してしまう可能性が高くなってしまいます。そのためAMPは重要課題を解決するのに不可欠な要素なのです。

モバイルフレンドリーアップデートとの違い

AMPとよく混同してしまいがちなものとして「モバイルフレンドリーアップデート」があります。 モバイルフレンドリーアップデートとは、モバイル検索のユーザーの利用に最適化されたページの検索順位を引き上げるようにしたアップデートで、モバイルに対応したページはスニペットの部分に「スマホ対応」と表示されるようになりました。 AMP対応は広い目で見るとモバイルフレンドリー化の一環と言えます。 ここで注意すべきは、モバイルフレンドリー化に関しては検索順位に影響しますが、AMP化に関しては検索順位に影響しないということです。つまり、AMP化していなくても検索順位がそれによって落ちることはありませんが、モバイルフレンドリー化をしていなければ順位が落ちてしまう可能性があります。

AMPに正しく対応しているか確認する方法

Googleが公開している、Search Consoleの「AMPテスト」というツールにて、WebページがAMPに対応しているかどうかを確認することができます。 「AMPテスト」ページの「テストするUPLを入力」という項目に、確認したいページのURLを入力するだけで、簡単に確認することができます。 AMP化はユーザーの獲得に大きな影響を及ぼすこともあるため、対応しているかどうか分からないという方はぜひ確認を行ってみてください。

まとめ

AMPとはWebページをモバイル端末で高速表示させるためのプロジェクト、及びそのフレームワークのことでした。 記事コンテンツや動画、ECサイトなどにも対応し、これからますます対応の傾向は強まっていくでしょう。 モバイルフレンドリー化の波の中で、Web担当の皆様にはぜひAMPへの対応も急ぐことをおすすめします。

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