CDNとは?キャッシュサーバーとの関係性や仕組み・導入するべき事例

高速化

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Webサイトの運営やコンテンツを更新する中で、CDNという言葉を耳にする機会は非常に少ないかと思います。しかし、Webサイトやコンテンツはサーバーを利用してユーザーに届けている以上、サーバーの負荷をできる限り減らし、より高速に表示させることが必要不可欠です。端的に言えば、それらの高速化のために役立つのがCDNです。

本記事では、CDNの概要や仕組みを解説するとともに、CDNを利用するメリットデメリットをご紹介します。また、CDNを導入するべき事例も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事の執筆者

田中雄太

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アダムテクノロジーズ執行役員
SEOコンサルタント

株式会社アダムテクノロジーズ 執行役員。
ユーザーニーズと最も近いSEO対策で、あらゆるビジネスを加速させ、より良い社会の実現を目指す。
入社から5年間で100社以上のSEO対策に従事し、様々なジャンル・キーワードでの上位表示を実現。顧客目線での目標達成にコミットしたSEOコンサルティングが強み。

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Webサイトの運営やコンテンツを更新する中で、CDNという言葉を耳にする機会は非常に少ないかと思います。しかし、Webサイトやコンテンツはサーバーを利用してユーザーに届けている以上、サーバーの負荷をできる限り減らし、より高速に表示させることが必要不可欠です。端的に言えば、それらの高速化のために役立つのがCDNです。

本記事では、CDNの概要や仕組みを解説するとともに、CDNを利用するメリットデメリットをご紹介します。また、CDNを導入するべき事例も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

CDNとは?

まずは、CDNの概要からご説明します。CDNとは「Content Delivery Network(コンテンツデリバリーネットワーク)」の略で、Webサイトやコンテンツをより高速にユーザーに届けるためのネットワークのことです。

昨今、ユーザーはYouTube等の動画コンテンツの視聴や、iOS等のアップデートを日々行っています。しかし、それらの裏側では、サーバーやネットワークに想像以上の負荷がかかっていることも事実です。それらの負荷を軽減するための工夫がされているネットワークがCDNになります。CDNでは、様々なコンテンツにアクセスが集中したり、容量が大きくなったりしても、Webサイトやコンテンツを問題なく表示させることが可能です。

CDNの仕組み

CDNの概要をご説明したところで、ここからはCDNの具体的な仕組みをご紹介します。

  • まずはCDNを理解する
  • オリジンサーバーとキャッシュサーバーにて配信する

上記の手順に分けて1つずつご説明します。

まずはDNSを理解する

CDNを理解するにあたって、前提としてDNSを理解することが大切です。DNSには、Aレコードと呼ばれる、最も利用されている値が存在します。Aレコードとは、URL(ドメイン)のIPアドレスを指定するレコードのことです。Aレコードがあることによって、ドメインとサーバーを紐付けることができます。

上記に加えて、DNSには「CNAME」と呼ばれるリソースレコードが存在します。「Canonical NAME」の略のことで、特定のドメインを別のドメインに紐付けられます。つまり、ドメインAのURLとドメインBのURLを紐付けられるため、ドメインAのURLにアクセスしたまま、ドメインBを表示させることが可能になります。

301リダイレクト等をイメージする方も多いかもしれませんが、リダイレクトでは、ドメイン自体が別のWebサイトにユーザーを飛ばすことになります。しかし、CNAMEではリクエストを行ったURLのまま、別のURLのWebサイトを表示させられる違いがあります。

上記のCNAMEの仕組みを利用することによって、自社のドメインはそのままに、別のサーバーからコンテンツ(データ)を配信できるということです。

オリジンサーバーとキャッシュサーバー

次に、オリジンサーバーとキャッシュサーバーの2つを理解する必要があります。端的に言えば、オリジンサーバーは元データを保有しているサーバーのことで、キャッシュサーバーは配信を代わりに行うサーバーのことです。

CDNはDNSとオリジンサーバー、キャッシュサーバーの3つで成り立っており、下記の手順に沿って配信が行われます。

  • ユーザーがDNSを経由する
  • キャッシュサーバーへリクエストする
  • データをキャッシュサーバーからオリジンサーバーに取りに来る

具体的なCDNの設定としては、CNAMEに特定のドメインを指定し、オリジンサーバーのURLをCDNの管理画面から設定することになります。

CDNを利用するメリット・デメリット

ここまで、CDNの概要等を解説しました。ここからは、CDNを利用するメリット・デメリットをご紹介します。

  • メリット①:サーバー・ネットワークの負荷の軽減
  • メリット②:レスポンスの速度が向上する可能性がある
  • デメリット①:アクセスログの取得が困難なことがある
  • デメリット②:残ったキャッシュから個人情報が漏れる可能性がある
  • デメリット③:ファイルの更新が遅れることがある

それぞれ順番に見ていきましょう。

メリット①:サーバー・ネットワークの負荷の軽減

1つ目のメリットは、サーバーやネットワークの負荷が軽減することです。CDNでは、オリジンサーバーのみならず、オリジンサーバーからの情報を取得したキャッシュサーバーがリクエストを受け付けることになります。したがって、オリジンサーバー自体はもちろん、オリジンサーバーと繋がるネットワークの負荷が軽減されることに繋がります。

メリット②:レスポンスの速度が向上する可能性がある

CDNでは、オリジンサーバーに代わり、世界中のキャッシュサーバーに対して負荷が分散される仕組みとなっています。そのため、サーバーのレスポンスが向上することに期待ができるメリットがあります。

デメリット①:アクセスログの取得が困難なことがある

CDNサービスは、数多く存在します。そのサービスの中には、アクセスログをキャッシュサーバーに対して提供していない場合があります。その場合、アクセスログの取得が困難になるデメリットが生まれるでしょう。

デメリット②:残ったキャッシュから個人情報が漏れる可能性がある

本記事でも解説しているとおり、CDNはキャッシュサーバーがリクエストを受け付けます。そのため、会員ページや特定のプライバシーページに個人情報のキャッシュが残っていると、個人情報が漏れる危険性があるデメリットがあります。これが「キャッシュ事故」です。

これらを防ぐためには、キャッシュするWebサイトやコンテンツが適切な対象になっているかを随時確認することが大切です。

デメリット③:ファイルの更新が遅れることがある

残っているキャッシュの情報が古いと、最新の情報が配信されません。したがって、キャッシュサーバーが適切に最新の情報を取得しているか、キャッシュを保持する期間は適切であるかを確認しましょう。

CDNを導入するべき事例とは

CDNを導入するべき事例とは

ここまで、CDNを利用するメリット・デメリット等を解説しました。最後に、CDNを導入するべき事例を3つご紹介します。

  • 動画データを日常的に利用する
  • WordPressの高速化
  • ライブラリーを多く使用したWebサイトを運営している

それぞれ順番に見ていきましょう。

動画データを日常的に利用する

画像やHTMLでのコンテンツと比較して、動画データは非常に容量が大きいです。そのため、サーバーにかかる負担も大きくなり、ユーザーが動画をクリックしても再生までに時間がかかったり、視聴途中で動画が止まったりすることに繋がります。これらは、ユーザー目線からすると最悪に近いデメリットだと言えるでしょう。

しかし、CDNを利用することでオリジンサーバーの負担が軽減されるため、動画配信を高品質かつ安定的に行なえます。結果的に、ユーザー満足度も向上することに期待できるでしょう。

WordPressの高速化

多くのホームページやWebサイトで利用されているWordPressですが、実はサーバーの負担が大きいことも事実です。その結果、ページの表示速度が遅延するケースも増えています。

WordPressは、リクエストされるごとにHTMLファイルを生成する「動的コンテンツ」であるため、サーバーに予めファイルが入っている「静的コンテンツ」とは異なります。しかし、CDNではキャッシュサーバーを利用するため、都度HTMLファイルを生成する必要がなく、その分だけWordPressを高速化させることが可能です。

ライブラリーを多く使用したWebサイトを運営している

最後に、JavaScriptを簡単に記述できるようにするjQuery等の、ライブラリーを多く使用したWebサイトを運営している場合にもCDNは有用です。jQueryはインターネット上に保管されており、それらを取り出して使うことでJavaScriptの記述を簡単に行なえます。

そのため、CDNでjQueryのデータをキャッシュサーバーに残しておくことで、オリジンサーバーの負荷が軽減され、Webサイトの表示速度が向上することにも繋がります。

まとめ:CDNを適切に利用して高速化を図りましょう

CDNを適切に利用して高速化を図りましょう

本記事では、CDNの概要や利用するメリット・デメリット等を解説しました。CDNにはサーバーやネットワークの負荷を軽減できるメリットがあるため、WordPressの高速化や動画コンテンツを多く配信している場合に非常に役立ちます。

まずはCDNの概要を理解し、必要であると判断した場合は、CDNサービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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