インハウス(内製化)SEOの方法|向いている企業と実行手順
コンテンツマーケティング
昨今のSEOにおいて、ページ表示速度の改善はより一層大切になってきました。
その根拠は、2021年6月に実施されたページエクスペリエンスアップデートで、コアウェブバイタル(Core Web Vitals)が検索ランキング要因に組み込まれるなどからも判断できます。
本記事では、ページ表示速度の高速化の中でも、フロントエンドの高速化について解説します。
株式会社アダムテクノロジーズ 執行役員。
ユーザーニーズと最も近いSEO対策で、あらゆるビジネスを加速させ、より良い社会の実現を目指す。
入社から5年間で100社以上のSEO対策に従事し、様々なジャンル・キーワードでの上位表示を実現。顧客目線での目標達成にコミットしたSEOコンサルティングが強み。
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フロントエンドとは、ユーザーがWebサービスなどを利用する時に目に見える表の部分です。
WebサービスやWebアプリケーションなどで、ユーザーがボタンを押したり入力をしたりする部分やソフトウェアなどと直接やり取りをする部分のことを指し、HTMLとCSSで作ることが多く、JavaScriptでアニメーションや複雑な処理を行います。
フロントエンドの高速化をするにはどうすればいいのでしょうか。
解説していきます。
フロントエンドにおけるスピードが遅い原因として最も多いのが画像とされています。
tinypngというweb上に無料で使用できる画像圧縮ツールがありますので、こちらを使用すると良いでしょう。
WebP(ウェッピー)とは、Googleが開発した次世代の画像フォーマット(ファイル形式)の一つです。
Squoosh(スクワッシュ)というGoogleが開発した画像データ変換サイトを使用する方法が一般的です。
しかし、一つずつアップロードする方法しかないので、非常に手間がかかります。
その場合、サルワカ道具箱というWEB上に無料で公開されているツールがありますので、こちらを使用すると良いでしょう。
また、使用しているCMSがWordPressの場合、EWWWというプラグインを使用することでWebPに変換することができます。
なお、WebPはIEなど一部のブラウザでは非対応となりますので、Squooshを使用した後に画像をアップロードする場合、条件分岐を使用して使い分けをする必要があるので注意しましょう。
リクエストとは、ブラウザからサーバーに対して送信される、データの提供や所定の処理などを要求するためのメッセージです。
Data URIスキームを使用し、画像データをimgタグに直接埋め込むことで、画像ファイルのリクエストをなくすことができます。
JavaScriptはページ内で動き出すと、その処理をしている間、ブラウザがユーザーの最初の動作に応答できなくなるというデメリットがあります。
そこで、先にブラウザに表示できるものを表示させて、あとからJavascriptの処理をさせるという順序にすれば、体感的にユーザーに遅さを感じさせないようにすることができます。
また、外部のライブラリはminify化されたものを利用するように心がける、jQueryプラグインを自前のコードで置き換えるといったことも大切です。
minifyとは、JavaScriptやCSSのコード内の不要な改行やインデントを削除して、動作はそのままの状態で、圧縮・軽量化することをいいます。
JavaScript・CSSのファイルをそれぞれ結合して、リクエスト数を減らすことも大切です。
Gruntというツールを使用することで、自動化することもできます。
ブラウザキャッシュとは、ブラウザが表示したウェブページのデータを一時的にコンピューターに保存する機能です。
次に同じページにアクセスしたときに、インターネット上のデータではなく、保存されたデータを参照するため、すばやく表示できます。
.htaccessに、対象ファイルとキャッシュ期間をサービスごとに適切に記述しましょう。
CDNとは、コンテンツデリバリーネットワークの略で、大容量のウェブコンテンツをインターネットで大量に発信できるように工夫されたネットワークのことです。
サーバーやネットワークの負担を軽減できる、サーバーのレスポンスを改善できる可能性があるといったメリットがあります。
一方で、設定を間違えた場合、会員サイトにあるような個人情報が掲載されたページをキャッシュした時に、それが他人に見られてしまうおそれがあるというデメリットも存在しますので、使用の際は十分に注意をしましょう。
今回は、フロントエンド高速化ついて解説してきました。
低下した原因を一つ一つ改善することで、ユーザーにとってさらに使いやすいWebサイトとなり、結果検索順位が上昇することにも期待ができます。
また、うまくページ速度が遅くなっているを分析し、改善を加えるのが難しいと考えるご担当者様もいらっしゃるかと思います。
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