jQueryと表示スピード高速化の関係
jQueryバージョンアップは表示スピードの高速化に「直接的」な関係性はありませんが、
Wordpress5.7以降のバージョンアップを行うと、jQuery3.x系が読み込まれます。
使用しているテーマによって1.x系や2.x系の古いjQueryを実装している場合があるため、更新が必要です。
jQueryは新しいバージョンの方が高速に動作すると言われており、可能な限りバージョンアップするのが望ましいでしょう。
ただし、他の高速化施策よりも効果は低いので優先度は低く、あくまでもWebサイトを正常に動作させるために必要だと認識しておいてください。
jQueryバージョンアップする手順
functions.phpにコードを記述する
Wordpressの場合、functions.phpに簡単なコードを記述することで、jQueryのバージョン変更が可能です。
まずWordpress側(テーマ)で読み込まれているjQueryを、functions.phpに以下のコードを記述します。
// WordPressのjQueryの読み込みを停止 wp_deregister_script('jquery');
上記の記述をすることでテーマ側で設定されているjQueryの読み込みが停止されます。
最新バージョンのjQueryを読み込む
次にWordperssの最新のjQuery3.6.0を読み込みます。
以下のコードをfunctions.phpに追加してください。
// 既存のjQueryの読込停止 wp_deregister_script('jquery'); // 新しいjQuery読込 wp_enqueue_script('jquery', '//ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.6.0/jquery.min.js', array(), '3.6.0', true);
WordPressにjQuery Migrateを読み込む
次にjQuery Migrateの読み込み設定を行います。
jQuery Migrateは簡単にいうと、最新のjQueryバージョンで動作しないものを、動作するようにするプラグインです。
WordPressではjQueryとともにMigrateも読み込んでいます。
wp_deregister_script('jquery');
上記の記述でjQueryの読み込みを停止すると、Migrateの読み込みも停止していますので、下記の記述をfunctions.phpに行いましょう。
// Migrateの読み込み wp_enqueue_script('jquery', '//code.jquery.com/jquery-migrate-3.3.2.min.js', array(), '3.3.2', true);